『izumi』へ寄せられた、感想、意見など……。
★小川哲さんのインタビュー(「座・対談」)が印象に残りました。現実のなかの余白の部分に解釈の自由さ、そして喜びをみつける小川さんの作家としてのあり方に素敵だなと感じました。
★最近読書から離れていましたが、この『読書のいずみ』を読んでまた本を読みたいと思えました。特に、興味があった作家の小川哲さんの「座・対談」が興味深かったです。
★「座・対談」の小川哲さんのお話の中で、歴史の資料と小説の話がとてもおもしろかったです。年月日と歴史的事実は資料に残っているけれど、その人の好きな食べ物とか友達との会話とかの資料は残っていないから、小説で想像しながら埋めていく。このことが、最近博物館の授業で聞いたことと繋がっていたので印象に残りました。負の遺産を次の世代(体験者がいない世代)に伝えていくときに、博物館では単なる事実の展示ではなくて、一人一人の記憶や感情(変化していく)を集めて物語として展示していくことが共感をしてもらうにはいいという授業でした。こうした博物館の仕事はある意味小説家と似ていて、どちらもその人物が人として見えてくるように表現しているのだと思いました。
★夏川草介さんのインタビュー記事を興味深く拝読しました。医療従事者が抱える心の葛藤は、我々の別れや災害後の心理にも通ずるものがあると思いました。死者を意識し、思いやることで自分の思考、今後の行動を変えていくことの重要さを感じました。
声を発することのできない死者と向き合う際、心のバランスをとるために文章という形で表されたものを頼りにするということ。せわしない日常を生きていかなければならない私たちにとって、今や不確かになった存在との思い出や対話は色褪せていってしまいます。しかし、書き記すことは、生きている自分の気持ちを確かめたり、記憶を新鮮な印象へと変化させる助けとなります。暗い出来事の前にためらいもありますが、どうしても忘れ去りたくないという純粋な願いをまず表してみることが、一つの段階としてあるのだと考えました。
★小川哲さんの「座・対談」と夏川草介さんの「話題の著者に訊く!」のお話が印象に残っている。夏川さんの著書『神様のカルテ』は大学の授業で耳にしたことがあり、また、最近医師の労働時間についてのニュースをよく見聞きするので興味深かった。そして、小川さんの記事を読みたいと思ったらちょうど今回『読書のいずみ』で読めてとてもうれしかったです。
★小川哲さんの「座・対談」と夏川草介さんの「話題の著者に訊く!」が興味深いです。夏川草介さんの『スピノザの診察室』を読んでみたくなりました。
★「読書マラソン二十選!」で『姑獲鳥の夏』(京極夏彦)が紹介されていて、私も好きな本なのテンションが上がりました。好きな人に届いてほしい作品です。
★正月から能登の天災で家の壁が壊れ大変ですが、今を乗り越えたいです。
★以前まで本を読むことが少なかったため,『読書のいずみ』のような本の紹介やインタビュー記事は新鮮で、新しいジャンルの本に出会えた。
★もっとたくさん本の紹介があると嬉しいな、でも、「take free」の冊子でここまで充実したものはないと思う。毎月とても楽しみにしてるんだ! 私は最近、図書館で20冊ほど本を借りたよ。冬休みの間にゆっくり読むつもり。
★何となく手に取ってぱらぱらと捲ってみたら「若草物語」の文字が見えたので初めて『読書のいずみ』を読みました。『若草物語』は第4巻まで好きでよく読んでいた本です。普段は古本屋でしか本を買わないのですが、先日就職活動のイベントで図書カードをいただき、久々に新品の本(山内マリコさんの『選んだ孤独はよい孤独』)を買いました。そういったことから、最近読書への気持ちが高まっており、主に本紹介のページを楽しく読みました。
★就活に追われています。エントリーシートの締切とかを気にせず本が読みたい! 朝井リョウさんの『何者』読んで就活頑張ります。
※斜体の投稿者名は、ペンネームです。
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