リレーエッセイ
庄司 春菜(いずみ委員・東京薬科大学)
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庄司 春菜 (しょうじ・はるな)
東京薬科大学3年生。
電車に乗り、どこかへ行くことが好きである。路線図を見て、訪れたことのない駅名を覚えている。特に好きな乗り物はゆりかもめ。それはゆりかもめから眺める景色が素晴らしいからだ。綺麗な場所が好きで、今年は、毎年渋谷で開催されている青の洞窟へ行ってみたい。
人々が生活を送るうえで大切な「衣・食・住」。どれも欠かせないものであるが、特に私は「食」に重きを置いている。私の通っている大学には生協食堂があり、ほぼ毎日利用している。今回、3年間の学生生活を送ってきた中で出会った、2つの食べ物について紹介する。
まず1つ目は、『いももち』である。私は大学に入学するまで、おそらくいももちを食べた経験がなかった。もともと「もちもち」とした食感のある食べ物が好きであったのだが、このような味の食べ物に出会ったのは初めてだった。団子に近いが、団子ではない。とろみのあるたれが、おいしさを引き立てている。この味を知ってしまったからには繰り返し食べたくて仕方がない。
しかし、食堂のメニューは週ごとに変わる。そのため、それぞれのメニューに飽きることがない点が魅力だと感じている。ただし、いももちは定番メニューではないため、いつも食べられるというわけではない。毎週月曜日、週のメニューが発表されたときにいももちがあれば、その週は 2回以上食べる。むしろ、体がそう求めているように感じる。大体は主食とともにデザート感覚で。
一方、いつもあるメニューの中でのお気に入りは、『オクラの巣ごもり卵』である。私は、「ねばねば」とした食感の食べ物も好みであり、家では納豆をよく食べる。オクラの「ねばねば」に卵の「とろとろ」が合わさり、「ねばとろ」へと変化する。視覚的にも、オクラの緑色と卵の黄色が重なり、目の保養となる。自分の好きな食感を卵に絡めることで、また不思議な味へと変化するのだ。初めて納豆と卵を組み合わせて食べたときはその味に驚いたが、どうやらオクラと卵の組み合わせも相性が良いようだ。卵はさまざまな食べ物と調和する食材である。これは常に存在するメニューであるため、期間限定という感覚はない。月曜日から金曜日まで毎日食べ続けたこともある。それでもなかなか飽きることはない。
これらの食べ物に、今後飽きてしまうことがあるのだろうか。いや、飽きるはずはない。きっと、自分が卒業する頃、食堂でのいももちとオクラの巣ごもり卵が食べられなくなることを、悲しく感じるだろう。おふくろの味ならぬ、生協食堂の味。卒業するまで、これからも食べ続けていきたいと思う。
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