大学生協PICK UP! 文庫年間ベスト10

全国の大学生協350店舗の売上データより、新刊とロングセラーの文庫の中から、2019年に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2019年1~12月
 
  • 外山滋比古
    『思考の整理学』
    ちくま文庫/本体520円+税
    アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。大学生協、超ロングベストセラー。
  • 村田沙耶香
    『コンビニ人間』
    文春文庫/本体580円+税
    36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18 年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる──。「普通」とは何か?
    現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
  • 新海誠
    『小説 天気の子』
    角川文庫/本体600円+税
    新海誠監督の2019 年新作アニメーション映画『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。監督みずから執筆した原作小説。
 
  • 恩田陸
    『蜜蜂と遠雷 上・下』
    幻冬舎文庫/本体(各)730円+税
    俺はまだ、神に愛されているだろうか? ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作! 第156回直木賞受賞作。
  • 米澤穂信
    『いまさら翼といわれても』
    角川文庫/本体680円+税
    夏休み初日、折木奉太郎に<古典部>部員・伊原摩耶花から電話がかかってきた。合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する─表題作を含む全6篇収録。
  • マイケル・サンデル<鬼澤忍=訳>
    『これからの「正義」の話をしよう』
    ハヤカワ文庫/本体900円+税
    経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の 問題が潜んでいる。よりよい社会の姿とは? NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー。
 
  • 小野不由美
    『白銀の墟 玄の月 第一巻』
    新潮文庫/本体670円+税
    戴国に麒麟、還る。王は何処──。
    驍宗が玉座に就いて半年で消息を絶ち、六年。荒廃する国を救うため、泰麒が戻る。王の無事を信じ、一縷の望みを携え、果てしない旅が始まる!
  • 小野不由美
    『白銀の墟 玄の月 第二巻』
    新潮文庫/本体710円+税
    民には、早く希望を見せてやりたい。王だからこそ、人々が幸福に暮らす国となることを誰よりも願っていた驍宗の行方はわからぬまま。泰麒は白圭宮へ、李斎は山を目指す。
  • 小野不由美
    『白銀の墟 玄の月 第四巻』
    新潮文庫/本体750円+税
    戴国の命運は、終焉か──暁か。驍宗と阿選は、信望篤い人物としての双璧。しかし、一国に「王」は一人しか要らない。──新たな歴史が動き出す!
 
  • 村上春樹
    『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 上』
    新潮文庫/本体550円+税
    妻と別離し、小田原の海を望む小暗い森の山荘に暮らす36歳の孤独な画家。緑濃い谷の向かいに住む謎めいた白髪の紳士が現れ、主人公に奇妙な出来事が起こり始める。

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