レッツクッキング 40
たべる・たのしい・たいせつ

~小説に出てくる料理を自分の手で再現!~
『タスキメシ 箱根』(額賀 澪/小学館)

 
石橋 純子(大学生協東海事業連合職員)
 
石橋 純子 Profile

『タスキメシ 箱根』
額賀澪/小学館
本体1,500円+税
 誰もが大好きなハンバーグに、野菜をたっぷり入れたボリューム満点のご飯がすすむおかずです。今回使用した野菜は本に出てくるものですが、冷蔵庫にあるどんな野菜でもOK ! ぜひ、色んな野菜で試してみてくださいね。
さぁ、レッツクッキング♪
 
食べ応え抜群!隠し野菜ハンバーグ
千早と早馬が向き合い始めた日の夕食のメインディッシュ。
 
 

食べ応え抜群!隠し野菜ハンバーグ

 
●材料(握りこぶし大の大きさのハンバーグ4個)●
合い挽き肉………………………………………350g
玉ねぎ……………………………………………1/2個
人参………………………………………………1/4本
ピーマン……………………………………………1個
ささがきごぼう(冷凍もしくは水煮でOK)…30g
木綿豆腐………………………………………… 1/4丁
卵……………………………………………………1個
パン粉(無ければ食パン1/2枚程度)………… 25g
塩コショウ …………………………………… 小さじ1
ソース
ケチャップ………大さじ3
ソース(※)·………大さじ5
醤油………………小さじ1

※ソースは中濃、お好み、やきそばetc.とろみのあるもの
 
● 作り方 ●
下ごしらえ
  • 玉ねぎ…みじん切りにして、キッチンペーパーでくるみ、電子レンジ(600w)で1分加熱して水気を切る。
  • 豆腐…キッチンペーパーでくるみ、電子レンジ(600w)で1分加熱して水気を切る。
  • 人参…3㎜程度のみじん切りにする。
  • ピーマン…5㎜程度の小角切りにする(人参よりも少し大きめに刻む)。
フライパンに薄く油をひき、人参をさっと炒めてから、ピーマンとささがきごぼうを加え、軽く塩コショウで味付けし、炒める。
ボールに、合い挽き肉と水気を切った玉ねぎ、パン粉、卵を入れ、豆腐を手で崩しながら加える。
③に②で炒めた野菜を加え、塩コショウ(小さじ1程度)をまんべんなく振り入れ、全ての材料を粘り気が出るまでよくこねる。
ハンバーグのタネを4等分し、握りこぶし大の小判型に形を整え、中央部分を少しくぼませる(厚みがあったほうがジューシーでおいしくなるので、3㎝程度の厚みを確保しましょう)。
フライパンを熱し、⑤を並べ、ふたをして中火で5分程度蒸し焼きにする(フライパンはテフロン加工のものが扱いやすい)。
フライパンに接している側にしっかりと焼き目がついたらフライ返しで裏返し、再びふたをして3分程度蒸し焼きにする。
爪楊枝もしくは竹串で中央を刺してみて、肉汁が透明であれば火を止め、さらに3分程度蒸す。
フライパンからハンバーグを取り出し、残った肉汁・油に、ケチャップとソースを加え火にかける。
肉汁とケチャップ・ソースがよく混ざったら、火を止め、最後に醤油をまわしかける。
付け合わせの野菜とともにハンバーグを皿に盛り付け、⑩のソースをたっぷりかける。
 

〜作り手の想いが詰まった食事は、ときに言葉よりも心に響くのかもしれない。〜
『タスキメシ 箱根』は、千早や部員たちの息遣いや地面を蹴る足音まで聞こえてくるような、とても臨場感ある物語で、早馬のつくる食事はどれもおいしそうで、箱根を目指す部員たちを想う気持ちがたくさん詰まっているんだなぁとひしひしと感じました。そして、千早や部員たちが、徐々に早馬の気持ちを受け入れていくさまが、とても心地よく温かでした。 食べる人のことを想って、食事をつくる。一見、当たり前のような気もするけれど、改めて、食べる人たちを想いながら、食事をつくりたいなと思います。
皆さんも、だれかと一緒に食事をしたり、つくってみたりして、心が温かくなるような経験をしてくださいね。
 
■イラスト協力 中村香奈子
 
P r o f i l e
石橋 純子 大学生協事業連合(東海地区)職員
フードコーディネーター(※)の資格を持つ。
※ フードコーディネーター…多くの人々に「食の楽しさと食文化」を普及させ、毎日の食生活に変化と躍動感を生み出す仕事 
 
 

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