リレーエッセイ
徳岡 柚月(いずみ委員・京都大学)

P r o f i l e

徳岡 柚月(とくおか・ゆずき)
京都大学農学部3回生。
趣味は読書、美術館・博物館巡り、音楽やラジオを聞くことなどです! 最近は友達に借りた某伝説的バスケ漫画にどハマりしており、アニメにも手を伸ばしています。その友達との会話では、毎回のようにその作品のキャラクターが登場します。

 はじめまして! 京都大学農学部3回生の徳岡柚月と申します。大学では植物、動物、海洋生物、またそれらを取り巻く環境など、幅広く学んでいます。そして幅広すぎて、来年配属されることになる研究室を全く決められず少し焦り始めてきた今日この頃です。そんなわけで、最近研究室訪問を始めました。最初は緊張でいっぱいだったのですが、皆さん温かく迎えてくださり、実験の様子など興味深いこともたくさん伺え、毎回とても楽しい時間をいただいています。ただここで一つ問題が。どこでも楽しく興味をひかれるお話をされるので、一向に希望の研究室を絞れず、むしろ候補が増えていくのです。これはありがたくも少し困ったことになりました。この際せっかくの機会なので、夏休みを使い、1度全ての研究室をまわってみようかなと思っています。夏が終わる頃、それは丁度この冊子が世に出る頃かと思いますが、わたしはどのような気持ちでこの文章に再会するのでしょうか? 先の見えない旅路になりそうですが、今はとてもわくわくしています!
 さて、大学の話はこのあたりにして、ここからはわたしの趣味、中でも自粛期間中にはじめた最新の趣味についてお話したいと思います!
 それは「絵をかくこと」。小さい頃は「お絵かき」が大好きで、よく「自由帳」などに「お絵かき」をしていたのですが、小学校中学年ごろから読書にのめり込み、図工や美術の授業以外で絵を描くことはほとんどなくなりました。しかし、自粛期間中あるラジオ番組で、好きなアーティストさんがこの期間は毎日絵を描いている、とお話しされているのを聞き、わたしも久しぶりに描いてみようかな、といそいそと未使用のノートを開きました。まずは棚に飾っている鹿のオブジェをデッサンしたのですが、懐かしいこの感覚! ちゃんと見ているはずなのに、紙に現れるのは全くの別物。さらに、頭にあるイメージだけで描いたときには、もはや別の世界の住人がおでましになり、思わず笑ってしまいます。でもそれがとっても楽しい。いえ、もちろん上達願望はありますよ! とにかく、上手く描けたときも、なにやら奇妙な趣のものが現れたときも、自分の手でこの世界を切り取り、そこから「世界」を新たに創りあげたような気持ちを味わえるのが、今のわたしにとっての絵を描く醍醐味なのです。1度は離れてしまいましたが、今後は末永く続けていきたいなと思っています。
 

次回執筆のご指名:末永 光 さん

今年度から読者スタッフとしてエッセイの執筆、座談会のインタビュアーと大活躍です。いろいろ興味の引き出しを持っていそうな末永さん、いま夢中になっていることは何ですか?(編集部)

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