広島大学経済学部 3年
小林卓也さん
今年は被爆70周年ということで世間も平和に関して注目している年だと思います。そのような中で僕はこの本と出会いました。この本には核を廃絶しようとする非核保有国がどのような活動を行ってきたのか、今までのNPT再検討会議ではどのような議論がなされたのか等平和に関する出来事が詳しく記されており、とても勉強になりました。世界のこれからの平和について重要なカギを握っているのは唯一の被爆国である「日本」であることを改めて実感しました。
日本が核廃絶を訴えていくリーダーとなり、非核保有国とともに行動をする必要があると思います。そのためにも、市民が政府に訴えかけていくことが大切だと学びました。「自分が何かしたって何も変わらない」と考えている人も多いかと思いますが、市民の活動により政府が考えを変えた例もいくつか載っています。平和について行動を起こすことは、これからの社会を担っていく大学生にとってとても大切だと思います。自分もNPT代表団として、現地で平和について訴えていきたいです。この被爆70周年をきっかけに、まずは気軽にこの本を読んで平和について考えてみませんか?ウェブサイト(www.peacenewsjapan.com)にこの本の要約がまとめてありますので誰でも簡単に読めます。
※所属・学年は企画当時(2015年)のものです。