受験生(高校生)保護者座談会@横浜市立大学(2026年開催)
勉強と部活動を両立し、横浜市立に合格した現役大学生と、高校生のお子さまを持つ保護者の皆さまにお集りいただき、受験について、部活について、そして大学に入ったあとの一人暮らしについてなど、気になる本音を語りあっていただきました。

〈参加者〉
- 野口 志奈子さん(東京都立高等学校PTA役員)
- 馬場 朝之さん (東京都立高等学校PTA役員)
- 緒方 薫平さん (東京都立高等学校PTA役員)
- 小川 則子さん (東京都立高等学校PTA会長)
〈学生〉
- 髙比良 天乃さん(横浜市立大学 国際教養学部3年生)
- 髙石 空奈さん(横浜市立大学 国際教養学部2年生)
〈講演者〉
- 横浜市立大学 アドミッションズセンター学務教授 出光 直樹先生
- 横浜市立大学生協 前専務理事 竹之内 浩紀(現在、東京農業大学生協 専務理事)
Contents
受験生の保護者座談会
現役大学生からのメッセージ
横浜市立大学のビジョンと入試制度
- 大学案内から見る横浜市立大学の特徴
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- 学部:
5学部を有し、医学部のみ医学科と看護学科に分かれている。サイトから学部詳細を確認することができる。 - 資格:
取得できる資格や免許も各サイトに記載されているため、将来の目標に合わせて学部を選ぶ参考になる。 - 留学:
大学内にグローバル推進室があり、留学を希望する学生の相談を受け付けている長期留学から短期留学まで、さまざまな国・地域への海外派遣プログラムを用意。自分にぴったりなプログラムが探せる。学籍や履修、単位認定など大学生活に関わることや、語学能力試験からパスポートなど渡航までに必要な準備、保険や奨学金についても、案内をしている。 - 就職先:
卒業後の主な就職先が学部別に掲載されている。
大学内のキャリア支援センターでは、在学生の将来の夢の実現をサポートするため、実習・ガイダンス・インターンシップ・キャリア教育プログラムなど、手厚い就職支援を行っている。 - 学費:
4年間でかかる費用や諸費用が、大学サイトに明示されている。他の主要大学と比較すると、学費は安い水準にある。
また、横浜市内に住民票を持つ学生対象で、一般学生と比べ学費が少し安く設定されている。 - 奨学金:
経済支援制度・報奨制度・学習研究支援制度・国際交流支援・看護学生への修学支援制度などが設けられている。
- 学部:
- 横浜市立大学の入試方法
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- 他の国立大学と同様に、大学入学共通テストと、個別試験を合わせた一般選抜がある。
- 一般選抜には前期日程と後期日程があり、後期日程は医学部とデータサイエンス学部のみ実施される。
- 国際教養学部・国際商学部・理学部の前期日程にはA方式とB方式がある。
- 科目や配点は学部・学科・方式よって異なるため、必ず最新の「入学者選抜要項」を確認する必要がある。
- 学校推薦選抜には、公募制推薦と指定校推薦の2種類がある。公募制推薦は出願条件を満たしていれば全国どの高校からも出願が可能。一方、指定校推薦は横浜市立大学が指定した高校の生徒だけが出願できる制度になっている。
- 総合型選抜や学校推薦選抜では英検の取得が必要。国際教養学部は英検2級以上が必要となる。
横浜市立大学からメッセージ
出光 直樹先生(以下、出光先生):
横浜市立大学は、5学部あり、医学部のみ医学科と看護学科があります。大学の附属病院もあり、医学部の学生は実際の場で学ぶこともできます。
また、国際的な環境であることも特徴です。どの学部も英語学習に力を入れており、カリキュラムも充実しています。全ての学部がTOEFL-ITP500点相当を最低達成水準として設定し、単位の修得には、授業8割以上の出席も必須となります。留学制度も充実していて、在学中に留学を希望する学生も多くいます。グローバル推進課という、留学の相談を受け付けている施設もありますので、ぜひ利用してください。
受験に関しては、保護者の方々も不安な部分が多くあると思いますが、受験や大学について調べるときは、受験生本人に対応するよう促してください。自分自身で探ることが、一人暮らしや就職などで、必ず役立つはずです。
受験生の保護者座談会

勉強と部活の両立
野口 志奈子さん(以下、野口さん):
うちの子は高校2年生で、2月から10ヶ月間の予定で留学中です。留学前も、たぶん帰国後も部活は男子バスケットボール部です。部活動にかなり一生懸命取り組んでいましたから、勉強のほうが大丈夫かな、と不安になります。
上の子も同じ高校出身で、同様に3年生の夏まで部活動をしていました。この時もやはり不安に思っていたのですが、担任の先生から「部活動を一生懸命やっている子は気持ちの切り替えが早く、部活動も、受験も、メリハリをつけて頑張れる」とうかがい、実際にその通りだったので、その言葉を信じて、下の子も部活動をさせています。
馬場 朝之さん(以下、馬場さん):
娘は、同じく高校2年生です。中学校の頃から英語に興味があり、外国語コースに入学しました。今も英語の勉強に打ち込んでいるのですが、英検の準1級はさすがに難易度が高いようです。
親譲りで、もともと集中力がなく、勉強をやっていると思ったら、何か他のことをやったり、居眠することもあるようです。もともとは家庭科部に入っておりましたが、「何かスポーツもやったら良いのではないか」とアドバイスをしたところ、テコンドー部に入部しました。高校ではテコンドー部は人気があり、100人ほど部員もいるようです。そこで、今はテコンドーに打ち込んでいるようです。
緒方 薫平さん(以下、緒方さん):
うちは子供が5人いまして、社会人、大学4年、2年、高2、中2です。昨年の4月に、5人中4人の卒業式があり、皆無事進級しました。
あまり私も家庭のことは詳しくないのですが、私の娘と馬場さんのお子さんが同じ外国語コースです。部活は、女子バスケットボール部に入っていました。あとは体育祭の応援団にも所属していましたね。
一番上の娘が賢くて、下の子たちの良い家庭教師になっています。長女の影響で、次女が神田外語に入学し、英語と韓国語を学んでいます。
高2の娘が東京都の「グローバルVISIT」の枠に入り、年内エジプトに1週間派遣されることになりました。勉強では、外国語コースなので英語をメインに勉強していますが、地学と生物が学年で1位になり、他の教科もがんばっているようです。
小川 則子さん(以下、小川さん):
私は3年生の娘がいます。部活はテコンドー部と家庭科部に入っています。家庭科部だけでは太るから、という理由でテコンドー部に入部したのですが、骨折してしまいまして、今は茶道部に所属しています。茶道部は楽しいらしく、「今日も部活なんだ!」と、今日も楽しそうに出かけていきました。
部活に行って、家に帰って来て頭を切り替え、勉強に向かうという毎日ですね。
大学進学への心配と期待
野口さん:
上の子は、書道部に力を注いでいたのですが、勉強もうまく両立し、総合型選抜、いわゆる自己推薦で希望校に入学しました。なので、本格的な大学受験は親の私にとっても今回初めてのような感じです。
現在留学をしているので、先生からは「2年生の成績が出ないので推薦は無理です」と言われているため、一般受験でのチャレンジになります。
どんなふうに入試や大学の情報を集めたら良いのか、オープンキャンパスはどうしたら良いのか、調べなくてはいけないことがたくさんあります。入試のパターンもたくさんあるので、悩んでしまいますね。
うちの子は文系の外国語コースなので、数学は勉強していない分野もあり、受験に対してどのように対応していったら良いか悩んでしまいます。
情報収集から私も協力しないといけないのかな、と覚悟しています。あと、共通テストも不安ですね。

出光先生:
留学を活かす方法で受験に挑むのはいかがでしょうか?
野口さん:
活かす方法があるのでしょうか?
出光先生:
留学中に遊び呆けていたのであれば難しいですが、留学していて、ちゃんと勉強をして、本人が成長しているのであれば、大いに評価されると思いますよ。
野口さん:
現在成長中の状況かもしれません。
出光先生:
本人の資質とか素質とかで見ているので、十分対応できると思いますよ。
野口さん:
やはり、留学を武器にはしたいとは思うんですよね。
出光先生:
それをちゃんと理解して実行するのが本人の力量だから、自分の責任で頑張れ! で良いんですよ。
馬場さん:
自分が受験したときと比べると、大学受験の仕組みがとても複雑になっていますよね。ただ単に、行きたい大学を選ぶということではいけないんだな、と実感しています。その仕組み自体を、それこそ大学ごとに把握しておかないと、子どもと受験について話し合いができないと感じました。皆さんの話を伺い、焦り始めています。
実は、昨日妻から「娘の進学に対して、あなたなりに戦略はあるのか」と聞かれました。そう聞かれてもすぐに答えられるぐらいになっておかないといけないな、と反省しました。これからいろいろと勉強していきたいと思っています。

緒方さん:
私も同様に、大学受験についてわからないことが多いです。私は、法政大学の工学部を卒業していまして、理系なのですが、就いた職業は文系でした。大学4年間で学んだことは一体何だったんだ! と、大いなる反省点です。子どもたちに対しても、大学4年間の意味をしっかり考えないといけないな、と感じています。
小川さん:
去年から大学説明会やセミナーとかに行っており、受験に関してわかったつもりになっていたのですが、3年生になってすぐに保護者会に参加したときに、受験に関するカレンダーを渡されたんですね。現在 願書提出はWEB申し込みになるようで、その準備が7月から始まるということを知りました。親も一緒に考えて対応しなくてはいけないので、少々焦り始めてきました。
国立も教科が分かれていて、高校で選択していない場合は受験できないのでしょうか?
出光先生:
学校推薦型選抜の場合は、高校で特定の科目を履修している事を出願条件にするケースもあるんですけれど、一般入試では、履修科目で制限する事は基本的に無いはずですので、入試で点数がとれればいいだけですね。
一人暮らしの不安
野口さん:
私はお金に関して、不安があります。都内に住んでいるので、長女も現在1時間半ほどかけて、実家から私立大学に通ってくれています。もしも一人暮らしをしたいと言われたら、と考えると、少し不安に感じますね。
子どもが3人いるので、奨学金借りなくても3人とも大学のお金は出してあげる、と約束はしていますが、一人暮らしを希望されると、やはり金銭的に厳しくなります。3人とも家から通ってくれたら嬉しいのですが…。

馬場さん:
お金のことは、やはり心配ですね。子どもたちも、自分にかかる費用を意識してもらい、投資に見合う努力をして欲しいと思っています。
一人暮らしで一番の心配事は、娘はすごく純粋なので、騙されないか、ということですね。押しに弱いので、訪問販売など断れないんじゃないかと、親として心配です。
緒方さん:
お金の面は確かに不安です。ただ、一人暮らしがしたいと言ったら、させてあげるべきじゃないかな、とも思っています。一人暮らしで、自立して、一人で生きていく力が身につくのであれば、応援してあげたいと思いますね。
小川さん:
私はセキュリティが一番心配です。大学が駅前ではない限り、帰る時間が遅くなると、やはり夜道が心配になりますね。

現役大学生からのメッセージ
髙比良天乃さん
(横浜市立大学 国際教養学部3年生)
髙石空奈さん
(横浜市立大学 国際教養学部2年生)
現役大学生からのメッセージ①
国際教養学部3年生 髙比良天乃さん
横浜市立大学国際教養学部の現在3年生の髙比良天乃と申します。
部活中心の日々から受験勉強へ
出身は東京都の江戸川区で、現在も江戸川区の住宅から1時間半から2時間ぐらいかけて、ここに通っています。出身高校は水道橋の私立東洋高等学校です。公募制推薦で、横浜市立大学に入学しました。私の通っていた高校に出光先生が説明会にいらして、共通テストだけで入学できることを知り、チャレンジしました。
元々観光に興味があり、観光について学べる大学を探していました。横浜市立大学へは、キャンパス内を見学できるシステムや、オープンキャンパスを利用して事前に下調べをしていました。
部活動は写真部に所属していたほか、生徒会役員を3年間務めていました。3年生の夏までずっと、生徒会の活動と写真部の活動をしていたため、本格的に受験勉強を始めたのが、3年生の夏休みからになります。
受験に向けての作戦
3年生になるととたんに、皆さん焦り始めると思うのですが、部活をしているとどうしても3年生の夏ぐらいから受験勉強をスタートし始めることになります。私は、夏休みに入るまではどんな風に受験に挑むか、自己分析を中心に行っていました。まず、自分が入りたい学校と理想の合格方法を決めて、それをもとに共通テストだったら何点とるようにがんばろう、という明確な指標を決めました。模試を受けると、受験する上で足りない点数が見えてきます。教科ごとに何点だったら点数を上げられるかというのを割り振っていました。英語は得意だったので、ここは少し置いておいて、世界史は苦手だったので、伸ばす努力をしました。
スケジュールを作ったことによって、周りからいろいろ言われても、でも自分はこの計画があるから、この計画通りに点数を上げれば絶対に受かるんだっていうのがわかっていたので、揺らぐことなく勉強に集中できたと思います。

国際教養学部2年生 髙石空奈さん
国際教養学部2年生の髙石空奈です。
大学に向けての決意
私は茨城県出身で、現在一人暮らしをしています。通っていた高校が私立のミッション系の高校で、校長先生がアメリカ人で、留学生もたくさんいる学校でした。英語は好きで、英語を専門的に学んでいた点では、皆さんのお子さんと共通する部分だと思います。
私も高校2年のときに留学を経験し、特進コースに所属していて、推薦入学での受験ができなかったため、横浜市立大学に入学できるように頑張ろう!と、心に決めて受験に励みました。
私は、〝マナビジョン“や〝パスナビ”などで、自分がやりたいことを入力し、どんな大学があるか一覧を出して大学を調べていきました。その中で、横浜市立大学の国際教養学部に興味を持ちました。もしも共通テストで、自分が目指している点数が出たら入学したい!と思っていました。
受験期の乗り越え方
進研模試や河合模試で点数が伸び悩んでいたこともありましたが、横浜市立は何点で合格できる、というのを認識していたため、ここまで頑張れば大丈夫!そう思って自分自身を奮い立たせていました。
私は、高校2年生の時に、アメリカの大学に留学をしました。元々アメリカの大学に留学をしたいと思っていたので、高校3年生の4月に、留学に必要なTOEFLを受けました。点数も十分だったのですが、金銭的な問題もあり断念しました。
横浜市立大学は、留学プログラムが充実しているのも、魅力の一つです。私は、大学入学してからも、英語への情熱や、留学への思いは消えず、夢がかなって今年の9月から留学することになりました。事前にシステムを知っていたうえで、この大学に入学できたことはとても良かったと思います。
私は受験の際、一般入試のB方式で大学に合格したのですが、点数を確認したところ、得意な英語と政経、国語は良い点数だと思っていたら、得意科目よりも、苦手を意識していた数Ⅰがびっくりするほど良い点数が取れていました。元々数学は苦手意識があり、得意科目だけではなく、苦手科目も満遍なく勉強したことが功を奏したのだと思います。浪人はしたくない、その一心で頑張りました。
留学したいということ以外に、この大学に決めた理由の一つは、さまざまな可能性を感じたからです。候補として考えていた東京外国語大学では、4年間みっちり英語を勉強することも、英語力も上がるし、楽しそうだな、とも思いましたが、ただ英語だけを研究しても、卒業したあとに何が残るのだろう?と、疑問に思ってしまったんです。せっかくお金を出してもらい大学に行くのであれば、さまざまなことを経験し、学びたいと思いました。横浜市立大学は、留学もできるし、英語も高いレベルが求められるけれど、自分が知らない分野にも触れることができる、そこが良い点だと思います。あと、就職率が良いのも魅力ですね。
受験対策としましては、皆さんのお子さんたちは、英語が得意だと思うのですが、私の高校の英語の先生が、英語の受験対策として、「横浜市立大学の試験勉強をやりなさい。この大学の英語の問題が解ければ、どの大学でもわかる」と言っていたんですね。レベルの高い問題でしたが、事前に勉強していたため、受験にとても役立ちました。

大学生協のサポート
前専務理事 竹之内 浩紀
(現在、東京農業大学生協 専務理事)
本日は、ありがとうございました。横浜市立大学生協の竹之内と申します。まさに大学の生々しい話のところから、先輩の実体験っていうところが聞けて、私もすごく勉強になりましたし、少しでも参考になればと思っております。
この座談会は例年夏にやっていますが、オープンキャンパス直前のこの時期にできてよかったと本日実感しました。少しでも今後の参考になればと思っています。
先ほどの一人暮らしの不安のところで、いろいろ騙されやすいとか、セキュリティとかってありましたけど、先輩でも騙されかけた人がいます。休みの日に電話をかけてきてくれました。 現場でも、今年も1年生で騙されかけた人がいて、翌日に生協に来て対応させていただいたんですけど、頼れる友達とか、頼れる大人をつくることで乗り越えられると思います。
大学生協のある大学だと、先輩たちが合格する方へのサポートであったり、一人暮らしのサポートだったりをたくさん実施しています。もし大学進学先を選ぶ際に大学生協があるところであれば、ぜひ生協を頼っていただければ、しっかりと卒業までサポートさせていただきます。ちょっと大学生協のことも何か片隅に入れておいていただけると、ありがたいなと思っています。
あとはこの大学進学ガイドをご覧ください。髙比良さんが6ページに載っています。お金の支出など色々なものが載っています。このように大学生協のいろいろなツールがありますので、今後も参考にしてください。この後オープンキャンパスあると思いますので、ぜひお子さんと一緒にいろんな情報を見ていただければと思います。本日はありがとうございました。
横浜市立大学生協「受験生・新入生向け応援サイト」はこちらから。
2026年5月7日 横浜市立大学にて
Contents
受験生の保護者座談会
現役大学生からのメッセージ





