レア学部、レア学科特集…大学を探る。

同志社女子大学
表象文化学部
日本語日本文学科

同志社女子大学 宮本 明子 准教授

先生のご研究されていることは何ですか?

同志社女子大学 宮本 明子 准教授

映画を研究しています。なんだか楽しそう、と思えるかもしれませんね(笑)。映画だけでなく、映画ができる過程や、映画をめぐる評価も研究しているんですよ。

小津安二郎という映画監督の名前を聞いたことはありますか?国内外で高い評価を得ています。すでにたくさんの研究や論文がありますが、まだわかっていないこと、面白い謎もたくさんあります。特に台本や日記など映画が制作されたときの記録は、今後の分析が待たれています。

私が最初に調べたのは『早春』という映画の台本でした。配役決定や台詞変更の過程が細かく記されていて、映画をみているだけではわからない背景にわくわくしました。『麥秋』は、高等学校国語教科書に採録されたこともあるんです。なぜ採録されたのか?小津監督や作品をめぐる評価を調べ、考察しています。

こうした研究は、答えがどこかにあるわけでもありません。それが難しく大変でもありますが、自分の価値観や問を揺さぶられる瞬間にも、わくわくします。

先生が思う「表象文化学部らしさ」とは何ですか?

「表象文化」って、あまり聞き慣れないですよね。でも、私たちの周りにたくさんあります。たとえば、文学や映画。絵画や写真、建築などもそうですね。このウェブサイトのページもそうでしょう。ある思想や概念、探求や欲望ーーをかたちにしたもの、といえばよいでしょうか。そんなさまざまな「かたち」が、どうやってできたのか。そしてどう評価されてきたのか。単に楽しみ、批評するだけでなく、それを取り巻く社会や議論も対象に、考えています。

ある演習では、「リメイク」について調べ、議論しています。「リメイク」は、映画なら「再映画化」と訳せるはずですが、そう単純ではないようです。なぜか?私たちが作り手や読み手にもなるこの社会で、既存の価値にとらわれず、情報を冷静に分析し考える力を身につける。表象文化学部にはそんな面白さ、強みがあると考えています。

今から大学選びをする高校生へメッセージをお願いいたします。

大学も色々な選び方ができますよね。好きを極める、面白そうな先生がいる、なんだかわくわくするなど、まずは関心を持ったものを調べていくのはどうでしょうか?

人生も出会いも、何があるかわかりません(笑)。これしかない、という思いも大事ですが、これだけではない、という可能性にも目を向けてみると楽になるかもしれません。私は高校生のとき、アイルランドの文学や映画に関心がありました。しかし、先生や友人との出会いを通じて、それ以外も面白い!と思えました。ひとりでは覗けなかった、気づかなかった世界を、たくさんの人やものとのご縁を通じて楽しんでいる、という思いです。

とはいえ、高校生活って忙しい(笑)。私は欲張って、疲れてしまったこともあります。休息もとって楽しみながら、これからを考える時間を作ってくださいね。

同志社女子大のホームページに、同志社女子大の先生と在学生へのインタビューが載っていますので、ぜひご覧ください↓

宮本准教授について、もっと詳しく知りたい方はこちら
在学生へのインタビュー

同志社女子大学 中井 精一 教授

先生のご研究されていることは何ですか?

同志社女子大学 中井 精一 教授

各地で使用されている日本語を、地域差や年齢差、性差や職業などの違いに注目して調査、研究しています。わかりやすく言うと「方言」の研究です。
私は、小学生の頃から将来、考古学者になって、古墳や遺跡の発掘調査の先頭に立ちたいと思い、学部生の頃はよく発掘現場に通っていたのですが、大学4年生の春に真田信治先生の講義を受け、ことばの研究の広がりと奥深さを知り、また先生の人柄にも魅せられて、方言の研究を選びました(人生の転機はいつ訪れるかわからないものだと思っています)。

日本各地には、「方言」と呼ばれている地域日本語があります。高校までの国語では、おおよそ「東京地域の日本語(共通語)」を教材として学ぶわけですが、共通語がわかれば、日本語のことがわかったことにはなりません。日本各地には、さまざまな地域日本語があり、それらは各地の暮らしと結びつき、共通語にはない特徴をもつことは珍しくありません。

たとえば、京都や大阪には丁寧なことば遣いをする人が多く、敬語も発達していることで有名です。一方、地方に行くと日常的にほとんどの敬語を使用しない人びとが少なくなく、そういった社会で敬語を使用すると違和感を持たれたり、水くさいと思われたりして円滑なコミュニケーションは実現しません。敬語を維持する社会には、敬語を必要とする社会があり、敬語を不要とする社会にはそれとは異なる社会があるわけです。ことばを見つめることで人や社会が見えてくる、日本の真の姿を知るためにも各地の方言に注目した研究は重要だと考えています。

先生が思う「表象文化学部らしさ」とは何ですか?

表象文化学部の特長は、これまでの狭く固定化した観点で、文学や文化をとらえることをせず、さまざまな方法や視点、これまでは扱うことのなかったような資料を使って、学びを深めることができることだと思っています。

一般的に、文学部や人文学部を冠している学部の多くは、哲学や歴史、文学を基盤とし、それぞれの分野を専門的に学び、教育を受けるのですが、表象文化学部では、古典や近現代文学のみならず、絵巻・映画など幅広い作品を対象に学修していきます。また身体表現やアナウンス論、朗読や絵本研究などの授業では、編集者やアナウンサーなどの専門家を講師に招き、専門の学びを深めると同時に、将来にむけて、幅広い学修の機会が設けられています。

今から大学選びをする高校生へメッセージをお願いいたします。

大学選びは、迷うことや悩むこと、心配も多いかもしれませんが、自分にとって「楽しいこと」、「好きなこと」を優先して、分野や大学を考えてみてください。

インタビュアー:同志社女子大学 表象文化学部 日本語日本文学科 3年 和田 明日香

東洋大学
情報連携学部
情報連携学科

どういった内容を深め、研究ができる学部(学科)でしょうか?

情報連携学部(INIAD)ではITを基盤として主に4つの分野(下記)に分かれています。1年ではPythonというプログラミング言語を全員が必修で学び、プログラミングやITに関する知識を学びます。またキャンパスにはITを学ぶには最高の環境が整っており、学生に1つずつ割り当てられるロッカーは自分でプログラムを書かないと開かない仕組みになっていたり、照明や部屋の鍵、エレベーターの操作に至るまでほぼ全ての設備がプログラムから動かすことができ、いわば「IoTキャンパス」になっています。その環境下で1年生はITに関する知識を得て2年生からコンピュータやネットワーク等のより深い知識を学ぶ「エンジニアリング分野」、ユーザにとって使いやすいデザインやプロダクト設計をITの側面から学ぶ「デザイン分野」。ビックデータ解析や人工知能、経営等を学ぶ「ビジネス分野」、身の回りにある社会問題等やインフラに関する問題を提起しそれをITの側面から解決を図る「シビルシステム分野」があり、その中から様々な講義を選ぶことができ、「情報」について幅広く学ぶことができ学習や研究の自由度が非常に高い学部です。

受験するには、どのような勉強が必要になりますでしょうか?

情報連携学部では「文芸理融合」の精神を掲げており、文系や理系、芸術系の講義等様々な講義があります。したがって入試方式も多種多様であり、文系・理系両方の入試方式はもちろん、「MOOCs型試験」と呼ばれるプログラミングの試験で入れるタイプがあるなど様々な入試方式があります。僕自身文系の受験方式で入学した人間なので「文系でもプログラミングの勉強をしたい!」という方にとってこの学部はすごくお勧めですし、ちゃんと勉強すれば文理入学者問わず良い成績を修めることも可能です。(ただし入学してから数学の勉強をさせられるので頑張ってください)自分にあった受験方式を探し受験しましょう!

インタビュアー:東洋大学 法学部 企業法学科3年 鈴木翔太

同志社大学
文学部 国文学科/哲学科

どういった内容を深め、研究ができる学部(学科)でしょうか?[国文学科]

国文学科は主に日本文学と日本語学について勉強するところです。日本文学は、上代から近現代まで幅広く学ぶことができます。日本語学は日本語について研究する学問で昔の言葉と今の言葉の違いやどのように変化してきたのかということを研究しています。私は特に日本語学の方が楽しいです。歌舞伎の台本を読んだり、抄物(昔の人の教訓が載った冊子のこと)を読めるのがとても楽しいです。漢字いっぱいなのは大変ではあるのですが、達成感をすごく感じられます。将来は国語の先生になりたいと思っています。国語の教員免許が取得できる場所は実は多くありません。わたしは教育学についてガッツリ学ぶのではなく国文学について知識を身につけた上で先生として教えたいと思ったのでこの学部を選びました。今はまだ、崩し字とかは読めないのですが、なんとなく意味がさらってわかるようにはなってきたのが嬉しいです。もっと勉強をすることで先生になって、生徒に国文学の楽しさを伝えられるようになりたいです。

受験するには、どのような勉強が必要になりますでしょうか?[国文学科]

私的には、国語が得意な人が国文学に向いていると思います。受験に当たって古文漢文は単語帳をひたすらに暗記していました。単語がわかればなんとなく書いてある内容を理解できるようになるので、つまらない面白くない文章もあーこんなこと書いてあったのだとか徐々に楽しんで勉強できるようになりました。だから、これから受験勉強をするという子はまず単語を徹底するのがいいと思います。現代文に関しては評論文が得意でした。とはいっても初めから現代文ができたわけではありません。高二高三あたりで得意になりました。現代文はパターンで問題に答えることができます。具体的な方法としては接続詞問題を徹底してできるようにしました。接続詞は全部暗記をして次の内容は反論が来るなとか、まとめだなということを予測できるようにしました。

インタビュアー:同志社大学 文学部 哲学科3年 冨田ゆきの
経済学部2年 田中啓太郎

学部内で有名な教授のお名前と研究内容・研究論文などをご紹介ください。[哲学科]

同志社大学 文学部 哲学科 新 茂之 先生

先生の取り組み(研究内容や研究論文など)についてお教えください。[哲学科]

私の研究内容は、アメリカのプラグマティズムです。主に、卒業論文で取り上げて以降、いまに至るまで、チャールズ・サンダース・パース(1839-1914)の思想を研究しています。パースは、図を用いて形式論理学の展開を試みています。また、ウィリアム・ジェイムズ(1842-1910)のプラグマティズムにも関心があり、論理学にも興味を持っています。海外の国際学会では、パースの論理学について研究発表を行ってきました。

真理の伝統的な考え方に従えば、真理は、「一つしかないもの」です。これに対して、プラグマティズムは、真理について動態的な理解を提示しようとします。すなわち、ブラグマティズムによれば、私たち人間の実際的な活動こそ、真理を形成していくのです。私たちが毎日おこなう連絡手段が、手紙、電話、メール、SNS、と徐々に進化してきたように、真理も多元的に変化していきます。

今から大学選びをする高校生にメッセージをお願いいたします。[哲学科]

同志社大学は、私立大学です。どのような私立大学も「建学の精神」を掲げています。同志社大学の「建学の精神」は、良心と自由に重きを置いています。私立大学を目指す方は、ぜひ「建学の精神」にも目を向けてください。なぜなら、「建学の精神」を見れば、その大学が学生をどのような人物に育てようとしているのか、教育の理念が分かるからです。

受験勉強は、けっして無意味ではありません。それは、みなさんの知的な水準を高めてくれますし、役にも立ちます。たとえば、哲学科には英語の文献を講読する授業があります。英語の文献を正確に読んでいくときには、みなさんがいま勉強している英語の知識がほんとうに大切になります。しっかりと勉強してください。

そして、「自分が何をやりたいのか」を大切にしてください。かつて、私は、法学部法律学科の学生として同志社大学に入学しました。しかし、ある講義で、日常の言葉を形式論理学で表現するという企てを知ったとき、ある種の衝撃を受けました。授業を受けていく内に「面白い」と心の底から感じ、論理学を勉強できる学部を捜しました。それが文学部哲学科でした。3年生のときに法学部から文学部に転部しました。大きな決断ではありましたけれども、そのおかげで、現在に至っています。この経験から、自分のやりたいことを見つけながら、いずれ見えてくる目標に向けて走り続けることが大切である、と私は考えています。

大学教授として学生と共に学ぶことについてお聞かせください。[哲学科]

学生が哲学という難しい学問に正面から挑んでくれるのが嬉しいですね。「一冊の文献を丹念に読み込んでいく」という私の考えにほとんどの学生が応えてくれます。講義の中では学生の価値観にじかに触れる機会は、あまりありません。とはいえ、卒業論文を個別に指導しています。そこでは、学生ひとりひとりの感じ方とか見方を学生から直接に聞けますので、新しい考え方に出会うことも多く、対話の大切さに思いを致しています。学生たちがそれぞれに真剣に自らの将来を考えている姿に感銘を受けます。学生には、「人のために働き、人を活せるように仕事をしなさい」と常に助言しています。

印象に残っている学生は、ほとんど強い芯を持っていましたね。私も、確かに状況に応じて臨機応変に対応してはおりますけれども、基本的には、周りに流されて振る舞うのが嫌な質ですので、「類は友を呼ぶ」は一つの真理だ、と思います。

龍谷大学 文学部
歴史学科文化遺産学専攻

龍谷大学 國下 多美樹 教授

学部内で有名な教授のお名前と研究内容・研究論文などをご紹介ください。

日本の考古学、特に古代の都について研究・調査をしています。
桓武天皇が建設した平安京跡や長岡京跡は、今、道の名前から面影を知る程度で地表面に形をほとんどとどめていません。しかし地下を発掘すると当時の資料が豊富に出土し暮らしぶりを再現できます。過去の人々の活動は、自然災害や人口的な盛土によって地下に埋もれていることが多いため、発掘調査が行われて新たな歴史が解明されます。

古代日本の都のルーツは、ユーラシア大陸にあるので国内に限らず、アジアの都やシルクロードの遺跡などへ実際に現地に行って調査することもあります。このように遺跡から古代の都の実像を明らかにしていく研究は新しい発見があって面白いものです。

龍谷大学の文化遺産専攻は2016年に新設されました。これは現代まで残された文化遺産が現代生活にどのような価値を持つのかを考える専攻が必要と考えたからです。私たちは大震災など自然災害を通して、史跡や考古資料や寺社、建築、民俗資料などの文化財がいかに地域の人々を結びつける精神的な支柱として不可欠であるかを知りました。特に遺跡は全国各地にありますから、文化遺産を扱うきっかけとなり得ます。各地に伺って発掘や踏査をし、その成果を地域で発表するなどして、遺跡を通した人々との交流を図るのです。文化遺産学を学ぶ学生には、文化遺産の重要性を人々ともに学び、文化的に豊かな社会を作るための担い手になっていってほしいと願っています。

今から大学選びをする高校生にメッセージをお願いいたします。

大学に進学される方はやりたいことが今一つはっきりしないことも多いかもしれません。しかしこれはやむを得ないことだと思うので焦らないでください。

大学入学時点では自分の人生がどのように切り開かれていくか、選択肢は無限にあります。大学は自分探しをする場だと思うと安心できるのではないでしょうか。大学4年間で見つけていけばいいので、高校生の今、焦る必要はありません。大学や学部選びは少し関心があるぐらい、大枠でとらえるのもいいと思います。

私自身も受験生のころは東京の大学へ行くつもりでしたが、ご縁があって京都の龍谷大学へ入学し、歴史学を研究していました。あの時龍谷大学へ入学していなければ、現在の都の研究も、考古学の研究もすることがなかったと思います。歴史のある京都は居心地も良く、結果的にはすごく良かったです。大学卒業後は発掘の技師として35年間働きました。その後、考古学の後に続く人を育てたいと思い、再び龍谷大学へ戻り教鞭をとることとなりました。

皆さんが社会に出た後も30歳ぐらいまでに何とかなればよいと思います。すぐさまご自身が理想とする形にならないこともあります。焦る必要はなく、じっくりとおぼろげながら道を選べれば、必ず個性を生かした道に辿りつくことができます。

そのためには、まず積極的に色々なことに飛び込んでください。現在は難しいかもしれませんが海外にもどんどん飛び出してください。行動しなければ叶いません。たくさん経験をして人生の射程範囲を広げていってほしいと思います。
そしてぜひ夢を見てください。まだまだ皆さんの人生はスタートしたようなものです。

3年生へインタビュー

梅垣 亮大さん

どういった内容を深め、研究ができる学部(学科)でしょうか?

文学部歴史学科文化遺産学専攻では4年間で、発掘された文化遺産の計測や掲示方法、活用方法、展示などについて学ぶことができます。特に文化遺産専攻らしい授業として特徴的なものに考古学実習があり、実際の発掘方法や記録の仕方といった遺産に関する内容を多岐にわたって学びます。

4年間を通して初めのうちは座学の講義で学び基礎力を身に着け、徐々に計測に関しての実践的なことを学ぶ流れです。専攻内で行われている研究内容としてはほんの一例ですが、湿度によってカビの生え方や劣化はどのように変化していくのかを調べる、などのものがあげられます。

受験するには、どのような勉強が必要になりますでしょうか?

龍谷大学は私立大学というところもあり、主に3教科での受験をすることになります。
問題の難易度は基本的にどの科目も高校の教科書レベルです。ですが文化遺産専攻ということで、歴史系統の問題では深堀されることもありました。そのため教科書を隅々まで読んで知識を蓄えておくことが高得点を狙うために必要不可欠だと思います。

またその年によって変更される場合もありますが、独自試験以外にも共通テスト利用ができることもありますので、そちらの対策に力を入れる、というのも一つの手です。

4年生へインタビュー

大野 真未さん

卒業論文のテーマは?なぜそのテーマにしたのか?

「文化財に使用されている色の変化」をテーマとしています。
国宝文化財の建築物に使用されている顔料は、使用する種類・量や紫外線の影響の大きさなどで変化に違いが現れます。

私は以前から西本願寺の唐門の装飾や彫刻の色の付け方が好きで、仏閣の彫刻を見ることに興味があったので、それらを学べる文化遺産専攻を選択しました。見に行くうちに「あそこが剥げているな…どうして?場所の違い?」などの疑問をもち、今回のテーマに至りました。卒論の細かいテーマは入学後に決めましたが、自分の趣味がそのまま生かされているという感じです。ゼミの先輩から引き継ぐ実験もあるので、それをどうしていくかも今後考えていきたいところです。

また私の所属しているゼミでは、顔料に対する影響や色の調査から時代の特定などを行っています。そのため文系の学部ではあるものの、理系のような機械や装置も使用します。ゼミによって様々ですが、大量の土器が並んでいるような文化遺産専攻らしいところや書籍や資料を読み比較していくようなところもあります。

卒業論文を書く上で、どのような準備が必要となってきますでしょうか?

準備としては、自分の専攻の研究論文をきちんと読んでおこう!ということです。私のテーマでは、古いもので昭和あたりから研究、論文も発表されています。そこから最新の論文までを読むことで知識を深めていき、疑問点や自分のやりたいことを知っていくことが大切です。卒業論文では他の論文から引用もする場合があるので、読み始めるのに早いに越したことはないと思います。

また、ゼミの先生に相談しアドバイスを求めることも重要です。私は先生に自分のやりたいことを話したところ、実際の文化財の修復現場へ同行させていただくことができました。特に私は将来の進路と卒論提出の時期が被っているので、早め早めで動き出すように心がけています。

この学部を卒業して、将来の進路はどのように考えていますか?

将来は文化財修復に関する仕事に就きたいと考えています。現場での実際の作業というよりは、専攻研究とつながる修復のバックアップの仕事を目指しています。

そのため大学卒業後は所属しているゼミの先生の院への進学を目指しています。博物館や発掘などの仕事では、より専門性の高い知識を求められる傾向にあり、大学院の進学が必要な場合が多いためです。

インタビュアー:龍谷大学 先端理工学部2年 福井 碧杜
農学部3年 三宅 鈴香

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