先輩に聞く!留学編 in カナダ

聞いて、見て、体験する海外 留学を経て大きく成長する学生たち カナダ編

留学に憧れながら、慣れない外国生活や言葉の不安などから躊躇する人は多い。特にコロナ禍収束の兆しが見えない中では、渡航する本人にとっても送り出すご家族にとってもいまだハードルが高いのが現状だ。
立命館生協では、渡航前・渡航中にわたって細かな配慮をして、そんな学生の背中を押している。海外の入国緩和が進む2022年夏、約1カ月にわたってカナダ・バンクーバーに語学留学し、ホームステイを経験した堀内さんの話を聞いた。

堀内瑞紀さん(立命館大学 法学部2年)
堀内 瑞紀みずきさん
(立命館大学 法学部2年)

待ち望んだ留学への道のり

「初めての留学で、準備も全部自分でやりました」。堀内さんは英語や外国の文化に興味があったが、高校時代はコロナ禍で希望する留学プログラムが中止になり、大学入学後は専門科目の勉強に追われて思うように英語に携われなかった。だからこそ2年生でカナダ留学の機会を得たときは嬉しかったが、煩雑な準備に時間を取られたという。コロナ対策にも十分に気を配る必要があった。その堀内さんを支えてきたのが、立命館生協で留学窓口を担う中矢さんだ。「渡航条件に英語のワクチン接種証明書があり、住民票のある役所・保健所で様々な書類を揃えることも教えてもらいました」。

カナダ:バンクーバーでの生活

「カナダでは皆親切で、バンクーバーには日本人も多いため、困ることは全然ありませんでした」。ホストファミリーはフィリピン人の大家族。家族の誕生日には知人を招いて全力で祝うという人情味にあふれた人たちだった。ルームメイトはブラジルの学生で、毎日一緒に語学学校に通った。「本当にここに住み続けたいと思ったくらい。帰国するときは、別れがつらかったです」。

語学学校では最初にスピーキングのテストがあった。「私は留学前にオンラインで外国の教師から英会話を学んでおり、そうした努力もあって標準より上のクラスに入れました」。そのクラスには日本人は少なく、堀内さんはブラジルやメキシコ、チリやエクアドルなどの留学生と交流できたという。
「現地で気付いたのは、英語は話すより聞く方が難しいということ。簡単な言葉でも会話を楽しむことはできますが、ネイティブの英語は本当に速くて聞き取れないことも多かったので、留学前はもっとリスニングをやるべきでした」。


語学学校の先生と


ホストファミリーの皆さんと

ランチは円安でどこも高かったが、学校の近くには学生向けの安くておいしい店が多かったという。午後のフリータイムは、学校で提供されるアクティビティにも参加し、外国人の友達の輪が広がっていった。「日本人は真面目さを信条とするところがありますが、外国の人は毎日自由に楽しくおおらかに生きていると感じました。カナダでは多民族や多国籍の人が共存しており、偏見が少ないことにも感銘を受けました」。

留学したのはたった1カ月。「でも、たくさんの場所に出かけ、外国の友達をつくれたので、とても感動しています」。将来は、英語に携わる職業を希望し、在学中は外国人に関われる活動をしたいと目を輝かす堀内さん。「大学生活は長いようで短い。経験すべきことは迷わずに経験したほうがいいと思います。特に留学はいろいろな人と出会える機会です。日本に対する見方も変わるし、就活に生かせる強みにもなると思います」。堀内さんが留学を経て得たものは、とても大きかったようだ。

カナダ・バンクーバーに語学留学した立命館大学 法学部 堀内 瑞紀さんからのメッセージ

立命館生協職員 中矢 多恵子 さん

立命館生協職員 中矢 多恵子 さん

海外に行った学生は、語学力だけではなく、新しい発見をして帰ってこられます。いろいろなオンライン教材がありますが、現地の空気の中で過ごしてみないと分からないことがたくさんあるので、迷っている方はぜひ相談に来てください。
立命館生協では渡航前・渡航中にわたり、皆さんを応援しています。渡航中の学生さんからメールでご相談を受けることもありますし、心配なさる親御さんからのお問い合わせにもお応えしています。私たちはこれからも、その時々の情報を正確に把握して出来る限り安心して出発していただけるようサポートしていこうと思っています。

生協職員からのメッセージ

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