大学生協では自転車点検活動を推進しています。
最近の活動からの事例を紹介します。事故を未然に防ぐためにも、自転車の整備はお忘れなく。
23年11月 高知工科大学にて
ブレーキパットがすり減った事例
ブレーキの利きが悪くなるほか、
フレームを傷つけることにもなります。
23年10月 鹿児島県立短期大学にて
全く効いていないブレーキ
ここまで握れるブレーキは全く効いてない状態です。
無料点検でブレーキ調整をしています。
23年12月 静岡大学(静岡)にて
新品のタイヤと溝がなくなったすべすべのタイヤ
左のタイヤが新品で右のタイヤが古いタイヤです。
雨の日など滑りやすくなっていて、とても危険な状況です。
23年12月 奈良高専にて
ライトの配線がずれていて電気がつかない自転車
ライトがつかない状態で夜道を走るのは大きな事故にもつながります。
無料点検で配線を直し、ライトが点くようになりました。
23年11月 静岡大学(浜松)にて
錆びてしまったチェーン
定期的に油をささないとすぐに錆びてしまいます。錆がひどくなりすぎると、チェーンがきれてしまう可能性があります。
23年11月 岐阜大学にて
ハンドルの部品が緩くなっていました。
自転車は思っている以上に繊細な乗り物なのでぶつけたり倒したりしただけで部品が曲がってしまいます。
コープ共済連と株式会社大学生協保険サービスでは、「大学生協の保障制度」での共済金および保険金支払い実績データをまとめた報告書を作成しております。
その中から、学生の自転車事故によるケガ入院、賠償事故の傾向についてご紹介いたします。
(2021年4月〜2022年3月の支払実績データより)
2021年度の大学生協の保障制度の支払い状況などをまとめた報告です
ダウンロードはこちら
下の円グラフの通り、CO・OP学生総合共済では、交通事故による入院保障の共済金支払事由の41.5%が自転車事故となっていて、大学生の交通事故で最も多い事由となっています。
自転車は学生生活において身近で便利な乗り物です。でも、日常のふとした気のゆるみが思いもかけない重大事故につながることもありますので、事故による 本人のケガへの保障、他人への賠償に対する保障などの備えが大切です。
賠償事故全体における自転車事故の割合は、件数で全体の49%・金額は全体の54%を占めています。また、500万円を超える賠償事故の63%は自転車事故によるものです。
(2021年4月〜2022年3月の学生賠償責任保険支払実績データより)
※2015制度の学生賠償責任保険及び2019制度の学生賠償責任保険(一人暮らし特約なし)の事故プラス(一人暮らし特約あり)から一人暮らし特約を除いた事故の集計。
示談交渉サービスとは、学生賠償責任保険の被保険者(加入学生)が加害者になってしまったとき、相手方および被保険者の同意を得られた場合、被保険者に代わって保険会社が被害者と折衝し解決するサービスです。2021年度では保険金支払を受けた方のおよそ4割強が利用していますが、特に自転車事故では、7割以上の方が利用しており他の事故と比べて利用率が高いです。
示談交渉サービスは、交渉をスムーズに行うことで、被害者救済が遅延することがないように、また、学生の負担を軽減し、事故を起こしてしまっても勉学研究への影響を極力少なくしたいという想いから、付帯しているサービスです。