特集:「JUHAヘルシーキャンパスフォーラム2025」を開催!!
「JUHAヘルシーキャンパスフォーラム2025」 を開催!!
2025年9月9日15:30~18:00@けんしん郡山文化センター + Web

去る9月9日、ハイブリッド形式で、“未来の健康を創る”をテーマに「JUHAヘルシーキャンパスフォーラム2025」が開催されました。
同フォーラムは、これまでの「大学から健康文化を社会に発信することを目的に京都市内の大学が集まって開催するイベント」を礎にして、今年から
全国大学保健管理協会(JUHA)が主催する「全国版」の企画として実施されました。記念すべきJUHA主催の第一回目のフォーラムには、全国の大学保健管理施設に携わっておられる方や大学生協関係者など総勢98名(うち現地参加34名、Web参加64名)が参加されました。すべての皆様が、 “未来の健康を創る”たくさんの気づきや学びを持ち帰っていただけた企画だったのではないでしょうか。ぜひともご一読いただき、学生の心と身体の健康・安全のための活動にも直結するヘルシーキャンパス活動を垣間見ていただだければ幸いです。
同フォーラムは、これまでの「大学から健康文化を社会に発信することを目的に京都市内の大学が集まって開催するイベント」を礎にして、今年から
全国大学保健管理協会(JUHA)が主催する「全国版」の企画として実施されました。記念すべきJUHA主催の第一回目のフォーラムには、全国の大学保健管理施設に携わっておられる方や大学生協関係者など総勢98名(うち現地参加34名、Web参加64名)が参加されました。すべての皆様が、 “未来の健康を創る”たくさんの気づきや学びを持ち帰っていただけた企画だったのではないでしょうか。ぜひともご一読いただき、学生の心と身体の健康・安全のための活動にも直結するヘルシーキャンパス活動を垣間見ていただだければ幸いです。
-CONTENTS
ヘルシーキャンパス活動の紹介
ヘルシーキャンパス活動の紹介
当日スケジュール

ヘルシーキャンパス運営委員会 活動紹介
ヘルシーキャンパス動向の広がりについて
Healthy Campusの国際的動向

文教大学国際学部
小林勝法 先生
小林勝法 先生
世界保健機関(WHO)によるヘルスプロモーションの取り組みは、大学にも広がりを見せており、特に欧州を中心に大学間の連携組織が形成されてきました。2015年6月には、カナダ・ブリティッシュコロンビア州オカナガンにて「第7回 健康増進大学のための国際会議」が開催され、同会議において「オカナガン憲章:健康増進大学のための国際憲章」が採択されました。この憲章の採択以降、世界各地でHealthy Campus運動が加速し、各国において大学連携組織が次々と設立されています。さらに、それらを統括する国際組織「International Health Promoting Universities and Colleges」も誕生し、2025年9月現在、15の国と3つの地域が加盟しています。また、国際大学スポーツ連盟は2020年より「Healthy Campus認証制度」を開始し、現在では約180の大学が認証を受けています。これらの動向が示すように、Healthy Campusの取り組みは、キャンパス・サステナビリティやSDGs活動の一環として位置づけることで、さらなる発展が期待されます。
当日資料(PDF):ダウンロードはこちら
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ヘルシーキャンパス活動の紹介
ヘルシーキャンパス京都ネットワークにおける活動

立命館大学保健センター
松永 奈央子 さん
松永 奈央子 さん
京都市には30を超える大学があり、全国で最も大学生の割合が多いまちです。ヘルシーキャンパス京都ネットワークは、京都市内の大学が連携・協力して、大学発の健康づくりの取り組みを行うために2018年7月に発足されました。
一年に一回の基幹イベントであるウォーキングチャレンジも2018年から開始し、今では京都の大学だけでなく全国の大学からご参加頂いています。また、ウォーキングチャレンジの結果報告を兼ねたヘルシーキャンパスフォーラムは各大学のヘルシーキャンパス活動を進めていく上での課題や成功の共有、健康づくり活動を行う学生団体の活動発表と情報交換の機会としてコロナ禍以降はハイブリッドで開催してきました。ヘルシーキャンパス京都ネットワークが発足した当時に掲げた目標は健康文化の発信を京都から、日本全国へ、そして世界へでした。
私たちは京都から始まったヘルシーキャンパス活動が今では全国へ浸透してきていることを実感しています。学生、教職員の健康水準を上げるために各大学でも試行錯誤しながら様々な取り組みをされていることと思います。是非その経験を大学間で共有しながら一緒に健康文化を発信していくことができればうれしいです。
ヘルシーキャンパス京都ネットワーク
当日資料(PDF):ダウンロードはこちら
一年に一回の基幹イベントであるウォーキングチャレンジも2018年から開始し、今では京都の大学だけでなく全国の大学からご参加頂いています。また、ウォーキングチャレンジの結果報告を兼ねたヘルシーキャンパスフォーラムは各大学のヘルシーキャンパス活動を進めていく上での課題や成功の共有、健康づくり活動を行う学生団体の活動発表と情報交換の機会としてコロナ禍以降はハイブリッドで開催してきました。ヘルシーキャンパス京都ネットワークが発足した当時に掲げた目標は健康文化の発信を京都から、日本全国へ、そして世界へでした。
私たちは京都から始まったヘルシーキャンパス活動が今では全国へ浸透してきていることを実感しています。学生、教職員の健康水準を上げるために各大学でも試行錯誤しながら様々な取り組みをされていることと思います。是非その経験を大学間で共有しながら一緒に健康文化を発信していくことができればうれしいです。
ヘルシーキャンパス京都ネットワーク
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創造性を育み未来を拓く人材創生とwell-being実現に向けて

岡山大学 安全衛生推進機構(保健管理部門)宮道 力 先生
岡山大学では、近年、教職員のメンタルヘルス施策における一次予防の強化と、三次予防にあたる制度の見直しに取り組んできました。ストレスチェック集団分析の活用、人事課と連携を深めながらの研修制度の構築、就業レベルでの職場復帰支援プログラムの導入など、先人たちがこれまで築いてきた基盤の上に新規の取り組みを積み重ねてきました。
また、学内でのHPVワクチン接種の推進、ウォーキング・チャレンジへの参加、問題飲酒予防への取り組みなどにも取り組んでいます。今後は、学内での心身の健康意識醸成のための規範づくりに挑戦するとともに、本学におけるウェルビーイング指標を策定し、PDCAを回しながら、健康的で安心・安全なキャンパスづくりを推進する体制づくりに励みたいと思います。
さらに、今後は学生団体との連携を模索していきたいと思います。健康的で安心・安全なキャンパスは、本学でのすべての活動の基盤です。より一層推進し、「創造性を育み未来を切り拓く人材の創生とwell-beingの実現」に向け邁進いたします。数年後には、岡山の地でも、ヘルシーキャンパスネットワークを構築することができればと思います。
岡山大学保健管理センター 個人サイト
「おかやま健康づくりアワード2025(職場部門)」を受賞 - 国立大学法人 岡山大学
当日資料(PDF):ダウンロードはこちら
また、学内でのHPVワクチン接種の推進、ウォーキング・チャレンジへの参加、問題飲酒予防への取り組みなどにも取り組んでいます。今後は、学内での心身の健康意識醸成のための規範づくりに挑戦するとともに、本学におけるウェルビーイング指標を策定し、PDCAを回しながら、健康的で安心・安全なキャンパスづくりを推進する体制づくりに励みたいと思います。
さらに、今後は学生団体との連携を模索していきたいと思います。健康的で安心・安全なキャンパスは、本学でのすべての活動の基盤です。より一層推進し、「創造性を育み未来を切り拓く人材の創生とwell-beingの実現」に向け邁進いたします。数年後には、岡山の地でも、ヘルシーキャンパスネットワークを構築することができればと思います。
岡山大学保健管理センター 個人サイト
「おかやま健康づくりアワード2025(職場部門)」を受賞 - 国立大学法人 岡山大学
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ヘルシーキャンパスに向けた取り組み

盛岡大学 ウエルネスセンター
長瀬 律子 先生
長瀬 律子 先生
盛岡大学におけるヘルシーキャンパス活動は、2021(令和4)年に盛岡大学ウエルネスセンターが設立されたことを機に、ストレスケア・ヘルスケア・ライフケア・居場所作りの取り組みへと展開が進んでいます。2024(令和6)年からは、ウエルネスサポーター(センター主催のイベント等、ヘルシーキャンパス活動を手伝い応援してくれる学生)と協働した活動が始まりました。
年に2回開催されるウエルビーイング・フェアでは、学内外の専門家や学生とのコラボ企画を実施しています。これまで、AED使用のデモンストレーションや、大学生協の協力のもとベジチェックを用いた野菜摂取量測定、学生によるハンドマッサージ施術等、様々な企画が行われました。
第63回全国大学保健管理研究集会では、本学でウエルネスサポーターとして活躍する学生がシンポジストとして登壇し取り組みを発表しました。ヘルシーキャンパス活動を通じて学生達が健康に関する知識を得て管理する習慣を身につけることは、生涯にわたり価値のある取り組みだと考えます。今後も安全安心に学ぶことができるキャンパスであり続けるために、ヘルシーキャンパス活動を展開し全学的な宣言へ繋げていきたいと思います。
盛岡大学ウエルネスセンター
当日資料(PDF):ダウンロードはこちら
年に2回開催されるウエルビーイング・フェアでは、学内外の専門家や学生とのコラボ企画を実施しています。これまで、AED使用のデモンストレーションや、大学生協の協力のもとベジチェックを用いた野菜摂取量測定、学生によるハンドマッサージ施術等、様々な企画が行われました。
第63回全国大学保健管理研究集会では、本学でウエルネスサポーターとして活躍する学生がシンポジストとして登壇し取り組みを発表しました。ヘルシーキャンパス活動を通じて学生達が健康に関する知識を得て管理する習慣を身につけることは、生涯にわたり価値のある取り組みだと考えます。今後も安全安心に学ぶことができるキャンパスであり続けるために、ヘルシーキャンパス活動を展開し全学的な宣言へ繋げていきたいと思います。
盛岡大学ウエルネスセンター
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「ワークショップ(グループワーク)」のようす
3つの活動紹介(報告)を受けた後の、長瀬律子先生(盛岡大学ウエルネスセンター)のコーディネートで現地参加者によるワークショップのようすです。3つのテーマでの活発な議論のあと、各グループから発表が行われました。
貴重なお話をお伺いする機会にも恵まれました。今回、全国大学保健管理協会(JUHA)主催の初めての企画でしたが、日本のヘルシーキャンパス活動の歴史や現状、世界へのつながり、先進の活動状況の報告、そして和気あいあいと学びあったワークショップと盛りだくさんの充実した内容でした。次年度からは学生も巻き込んでの開催も検討されるとの石見委員長のお話もございました。引き続き、ヘルシーキャンパス活動にもご注目ください。

Andreea Baker様のお話のようす
