2022年度 第1回 社会的課題委員会 開催報告
開催概要
日時2022年2月27日(日)10:00~17:30
場所
オンライン
全国社会的課題委員会とは
以下の目指したい姿を実現するために、以下の位置づけで各階層別委員会、各ブロックから集まった選出された委員と共に政策議論・政策執行を行う理事会設置委員会です
目指したい姿
- 地球市民の一人として、大学コミュニティを通じて持続可能な社会を実現していく組合員
- 持続可能な社会の実現に向けて、知り・知らせ・考え・話し合い・行動するきっかけをつくる大学生協
- 持続可能な社会の実現に向けて、大学生協の取り組みを社会に発信し、社会を変えていく大学生協
委員会の位置づけは
- 組合員が広く社会に目を向け、知り・知らせ・考え・話し合い・行動できる機会づくりについて考える
- 各大学生協が社会的課題についての取り組みがより一層行われるための活動提案を検討する
- 組合員の生活を取り巻く社会的課題について、事例や知恵を結集させ、どうよりよくしていけるかを考える
議題
⓪ チーム別協議
a.環境チーム
- 2022年度環境チームで目指す組合員像とチームとして目指すことの確認をしました。
- 2022年4月から施行される「プラスチック資源循環法」について学習会を実施しました。そもそもどのような法律なのか、大学生協は今後どのようにその法律に沿った事業をしていくのかを中心に学びました。
- その後大学生協や学生委員会の理想の姿とはなにか、その理想に向けて環境チームとしてどんなアクションができるのかをグループワークで自由に話し合いました。


b.平和・国際貢献チーム
- 2022年度平和・国際貢献チームで重点的に目指すポイントの確認と分野学習をしました。
- 主に平和に関する推進について協議をしました。全てオンラインで実施した昨年度のPN!を振り返り、『平和の学びをどう広げるか』協議しました。本年度の3地域三役会議は、オブザーバー参加の委員と一緒に盛り上げる予定です。
- また、大学生協の目指す平和に欠かせない『民主的な意思決定』を出来る組合員を増やすべく、本年度できることを話し合いました。


c.激甚災害支援・防災チーム
- 2022年度の年間のスケジュールの確認と、激甚災害支援・防災チームが目指すこと、大学生協における激甚災害支援・防災について話し合いました。
- また、防災携帯カード「MottaCa」や連合会HP「防災の心得ページ」の活用方法や普及について協議しました。
→「MottaCa」発信について各地での受け止めから今後の動きまで議論しました。
→「防災の心得ページ」に関しては実際にインタビュー記事を読み、「大事だと感じたこと」や、「こんな記事があればもっと読まれるのではないか」といったことを話し合いました。


d.消費者チーム
- 2022年4月1日から民法の一部を改正する法律が 施行され、成年年齢が20歳から18歳へ引き下げられることから、消費者被害が拡大されることが強く懸念されています。
- そこで消費者チームでは今回、各地域・階層別の消費者被害防止に対する意識や方針、事例を確認するとともに、消費者被害の事例発信や学習会など新学期にできそうなことを協議しました。
- 12月に発行された「ダマされないチカラハンドブック」の活用方法を考えました。また、5月の消費者月間を一つのきっかけとして取り組みを展開できることを確認しました。


① 地域報告・階層別委員会報告
- 社会の変化に対応し、工夫した各地域の取り組みを交流しました。たくさんの「いいね」が飛び交う時間になりました。
注目した取り組みとポイント
立命館生協「選挙企画」
選挙を身近に感じてもらうために、実際の投票箱と記載台を市役所から借りて、擬人化された商品を政党と見立てて模擬的に選挙を行う取り組みです。選挙に関するクイズや解説の作成も行い、選挙の仕組みや投票の仕方を楽しく身近に感じられることができています。


島根大学生協「バレンタイン一揆」
チョコレートの人気投票をバレンタインデーに関連して行い、そこでフェアトレードやエシカル消費のポスターを掲示し、組合員に知ってもらうという取り組みです。SDGsの取り組みを行っているコーヒーの引換券もプレゼントし、生協ショップの利用をより増やしたいという職員の想いもあり、学生と職員で協力して行えた取り組みでした。
九州大学生協「Peace Now! Kyudai! 2021」
PN!に参加したメンバーが、他の部員に平和について考え、学んでもらうための学習会です。ワークの中では自分の地域の戦争に関する情報を調べ、じぶんごととして考えるきっかけを作っていました。

② 平和の推進について
- 大学生協の考える平和について、「民主的な決定のできる組合員を増やしていく」という考え方のもと、各地の現状から具体的に伝えられる場の検討を行いました。
- 昨年度の選挙に関する取り組みを振り返りつつ、大切にしたいことや『何を広げていきたいか』を考え話し合いました。次の参議院議員総選挙に向けてアクションをしていきます。


③ 社会に目を向ける ウクライナ危機について
- 急遽議題を変更して、ロシアによるウクライナ侵攻について扱いました。
- まずはそれぞれが考えていることを話し、個人でできること、そして大学生協として行うべきことについて協議しました。
- それぞれが感じたことを委員のメンバーと話すことで整理でき、自分たちに何ができるか一歩踏み出して考えられました。
- 大学生協として、改めて知り、知らせ、考え、話し合い、行動することが大事だと確認できました。各地でもできることから始めましょう。
※本委員会の議論も踏まえて、大学生協連では声明を発信しました。
[ニュース]ロシアによるウクライナ侵攻について...|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連) (univcoop.or.jp)
④ チーム別協議共有
- それぞれのチーム別協議で大切な、各地で深めたいことについて共有しました