北海道大学生協学生委員会
一体感を持って組合員のニーズに寄り添う学生委員会
~イベントスタッフではない、「学生委員会」という意識をもち組合員の声を聞く~
北海道大学生協学生委員会は2025年、「一体感を持って組合員のニーズに寄り添う学生委員会」というテーマを掲げて活動しています。学生委員が団結し一体感を持つこと、その上で組合員のニーズを聞くこと。試行錯誤を重ね、一歩一歩前進してきました。その活動の原動力は何か、大切にしていることは何なのか。委員長と専務理事にインタビューしました。
~イベントスタッフではない、「学生委員会」という意識をもち組合員の声を聞く~
北海道大学生協学生委員会は2025年、「一体感を持って組合員のニーズに寄り添う学生委員会」というテーマを掲げて活動しています。学生委員が団結し一体感を持つこと、その上で組合員のニーズを聞くこと。試行錯誤を重ね、一歩一歩前進してきました。その活動の原動力は何か、大切にしていることは何なのか。委員長と専務理事にインタビューしました。
●参加者
北海道大学生活協同組合
北海道大学生活協同組合

2年生 学生委員会 学生委員長
田所 和廉さん
田所 和廉さん

専務理事
齋藤 真廣さん
齋藤 真廣さん
●聞き手
全国大学生協連
全国大学生協連

学生委員会 学生委員
志村 颯太
志村 颯太

学生委員会 学生委員
佐藤 佳樹
佐藤 佳樹
-このページの内容
(画像は北海道大学生協学生委員会のX、北海道大学生協のHP、全国大学生協連のHPから転載させていただきました)
自己紹介~生協学生委員会に入ったきっかけ

志村- 全国大学生協連学生委員会で学生委員をしております、志村颯太と申します。富山大学生協では副学生委員長として活動しておりました。

佐藤- 同じく全国大学生協連学生委員会で学生委員をしております、佐藤佳樹です。北海道ブロックの担当をしています。岩手大学生協で学生委員として活動をしておりました。

志村- このインタビューは、全国の学生委員長や副学生委員長、学生委員のみなさんから、学生委員会で頑張っていることややりがいを聞いて、全国の学生委員会がより元気になることを願って実施してきました。
北海道大学生協は、一体感のある学生委員会活動を目指しているとお伺いしました。その部分をテーマとして、組合員のニーズに寄り添うことや、学生1人1人が学生委員として活動するための意識付けの秘訣などをお伺いしたいです。
まず、自己紹介と学生委員会に入ったきっかけを教えてください。

田所-
理学部地球惑星科学科2年の田所和廉と申します。
受験生歓迎企画の際、学生委員の方と受験に関するお話をしてサポートしていただいたのがきっかけで興味を持ちました。その後、新入生歓迎冊子を読んで、改めて学生委員会入ってみたいと思い学生委員会に所属しました。

齋藤- 北海道大学生協専務理事の齋藤です。本日はよろしくお願いします。
委員1人1人の声をもとに掲げた方針

佐藤- 今日は「一体感のある学生委員会活動を目指して」というテーマでインタビューをしていきたいと思います。
田所さんが学生委員長になり、新たに方針を決めて活動を始め半年以上経ちましたが、どのような方針にしたのか、なぜその方針にしたのかを教えてください。

田所- 今年1年目指すこととして、「一体感を持って組合員のニーズに寄り添う学生委員会」というテーマを掲げました。加えて、目指すことに対して心がけていきたい、「大切にすること」を4つ策定しました。これは北大学生委員会で引き継がれてきた方針の立て方です。目指すことの「一体感を持って」という部分に関しましては、縦割り化が進み、各自が所属している活動を頑張ればいいという雰囲気を解消して、学生委員会として取り組む企画に全員で一致団結して向き合っていきたいという、正副委員長や一部メンバーの思いを込めています。また、総代の方や企画に参加していただく組合員など、生協に関わる人々とも協力して活動を作っていくという意味も込めました。

佐藤- どのようなプロセスを踏んで方針を作っていったのでしょうか。

田所- 正副委員長で、2025年2月ごろに原案を立てました。原案をもとに、同期全員を集めた会議でディスカッションやグループワークを行い、全員からの意見を集めて作り直しました。その後改めて会議を開き、微修正を加えて完成させました。

佐藤- 方針を作るにあたっても、みんなで意見を出し合って作ることを意識していたのですね。これは伝統的なやり方なのですか。それとも田所さんが意識的に行われたのでしょうか。

田所- 学年全体で行う会議は代々行われてきているものでしたが、話し合う機会を複数回設けて検討したのは、自分なりに意識して頑張った部分ですね。

佐藤- 方針を策定するにあたって、丁寧に時間をかけて会議し、協議を重ねるスタイルをとろうと思ったのはなぜでしょうか。

田所- 方針自体、1年間の目標として掲げて頑張るために立てるものなので、一部のメンバーの声で作ってしまい、途中で他のメンバーがついていけなくなってしまうと、学生委員会としてよくありませんので。自分自身、周りからの推薦で委員長になった面もあるので、できる限りメンバーの声や意見を汲み取って動かしていきたいという意識がありました。
いかに組合員の声を聞くか ~「物体X」

佐藤- 学生委員のみなさんが活動していく中で、どんなことにやりがいを感じますか。

田所- 学生委員会に入る人は、学生委員会が行う履修相談会や新入生歓迎会などの新学期活動がきっかけになっている人が多いです。その活動を動かす側になって、自分たちのアイデアでより良くしていく、そして参加者から良かったよという声や評価を受けて、来年に向けてさらにブラッシュアップし、また参加者の声を聞く。このようなサイクルがやりがいになっているのかなと思います。

佐藤- 参加者の声や評価をもとにして企画をブラッシュアップしていくとのことですが、参加者の評価を集める上で意識的に行っていることはありますか。

田所- なかなか難しい部分だと感じています。新入生や受験生に向けた説明会や、1対1の相談形式だと、参加後にアンケートに答えてくださいと声をかけやすいのですが、店舗や共済の企画となると、気軽な感じで参加してくれる方が多いので、どうしても意見や声が集まりにくいですね。今まではQRコードを単に掲載し、そこからアンケートに回答してもらうというやり方が多かったのですが、あまり回答してもらえず。前期に行った、シールを貼ってもらうことで意見を反映する企画がすごくうまくいったので、今後工夫してもっと簡単に意見表明ができるようなアンケートを作成し、参加者の声をより多く集めていきたいです。

佐藤- シールで意見を反映した取り組みについて詳しく教えていただきたいです。

田所- 4月の、新入生が食堂を使い始めた時期に行った企画です。「今川焼き」や「お焼き」など、様々な呼び名で呼ばれているお菓子を「物体X」とし、その呼び方をアンケートしました。自分が思う呼び名の色のシールを、出身地に合わせて日本地図に貼ってもらい、一番多く選ばれた名前で翌週に「物体X」を販売するという企画です。
シール投票にしたことで、今までにないぐらいの反応がありました。とても簡単で単純なアンケートだったので、もっと具体的な声を集めるにはより工夫が必要だと思いますが、組合員の声を集める第一歩としては良かったのではないかと思います。





佐藤- 現地はもちろん、SNSでも大盛り上がりでしたね。みんなで生協の事業を作っていくという感覚を芽生えさせるような、裾野を広げるような活動だったのではないかと思います。
総代のつどい

佐藤- ここからは、組合員や総代の方との関わりについてお聞きします。
今年取り組んできたことで、特に組合員のニーズを意識して行ったことはありますか。

田所-
総代の方々を対象に「総代のつどい」という企画を年4回行っています。毎回アンケートに回答してもらっていますが、その中で、生協の職員さんと交流したいという声が多く挙げられたんです。アンケート後の企画ではその声をもとに、班内の総代同士や生協職員の方と交流できる時間を多くとりました。

佐藤- 職員と交流したいという声はなぜ生まれたと思いますか。

田所- 総代のつどいの中で生協のサービスを紹介する場面があったのですが、総代の方から、生協のサービスについて職員さんと直接交流して話し合いたいという意見が挙がったことがきっかけです。

佐藤- 総代のつどいで、職員を巻き込んだ上で実現性のある議論をするために工夫されてきたと思いますが、実際のサービスに反映していくために工夫されていることを教えてください。

田所- 学生委員の中でも、出た声を実際の活動につなげていくのが課題となっています。正直、まだあまり有効な結果は出せていません。課題の解決に向けて、総代のつどいで出た意見に関して学生委員と職員の方々で意見交流を行い、実現に向けて動き出すための企画を検討しています。

佐藤- よい成果が出るといいですね。応援しています。
総代のつどいで、生協のサービスをランク付けする時間をとっていたかと思いますが、どのような思いから実施に至ったのですか。

田所-
学生委員会で活動していても、生協のサービスに関して、このサービスは総代の方や組合員からしたらどういうふうに思われているのかを把握できていませんでした。職員さんに総代の意見として届けられるような企画ができないかと考え、行ったのがランク付け企画でした。この企画を行う前にアイスブレイクとして生協のサービスに関するクイズを行い、サービス内容を詳細に説明しました。ランク表の作成にあたっても、実際の売り上げ数値や利用者データもまとめた上で、総代の方同士でディスカッションしてもらいました。ランク付け表の完成後、総代のつどい内で全体発表も行った上で、職員さんに報告しました。
結果としては、サービスによって要望の強さが異なりました。今後、要望が強いサービスに対してもっとコミットした企画を学生委員で行っていきたいです。

佐藤- 学生委員会の中でも、なぜこのサービスを提供しているのだろうという会話が自然に生まれるのですか。

田所- 総代の方はどのように思っているのかという部分は、企画会議などで話が上がっていましたね。

佐藤- 田所さん目線で、北大生協のサービスの中で組合員の認知度が意外と高い、というものはありますか。

田所- 北大は、構内でジンギスカンパーティーをする文化があります。ジンギスカンパーティーセットの貸し出しを生協が行っているのは、組合員の認知度が高いサービスだったのだなと、企画を通して感じました。

北海道大学生協HPより

佐藤- 企画を通して感じたということは、ランク付けをしていく中でも、田所さんの感覚と話し合われたニーズが合致して、共感が生まれていったのですね。

田所- パーティーセットの貸し出しは良いサービスだなと思ってはいましたが、他の食堂や購買とかのサービスも並列した上でのランク付けなので、いるかいらないかで言ったらいるけど、必須ではないという立ち位置という感じでした。

佐藤- リアルな声ですね。実際の組合員のニーズをしっかり可視化して、本当に求められていることを分析するのはすごく大事だと思います。
サービスに関わる様々な数値を調べたり、総代への詳細な説明も必要だったと思いますが、企画準備はどのように進めていったのですか。

田所- 基本的には担当者が生協職員さんの方とやり取りをして、情報をいただいたり、データをもらってまとめる作業をしました。大変な作業でしたが、だからこそ意味のある企画になったのではないかと思います。
「学生委員会」の一員であるという意識をもつこと

佐藤- 役割分担して運営を行うことと、一体感を持ちみんなで同じ目的を持って活動することは、少し逆の方向にあるのではないかと思いますが、その中で意識されたことはありますか。

田所- 全体方針には、「大切にすること」を設けていますが、これはあくまで全体の方針なので、学生委員会として活動する上では「大切にすること」を心に留め、意識して活動していこうという目標を立てています。
「大切にすること」の中の一つに「学生委員会の一員である自覚を持とう」という項目があります。自分たちは、オープンキャンパスのイベントを担当している団体でもなく、受験生や新入生の向けのイベント運営を担当している団体でもなく「学生委員会」です。学生委員会として実施する企画は、学生委員会として行っている活動の1つなので、その企画のメンバーでなくてもみんなで協力して行うことを意識しています。活動ごとに分担して行ってはいますが、それは学生委員会の仕事を分担して行っているわけであって、「仕事」をしてるわけではありません。全体で取り組もうという意識があるから、分担しても縦割り化が進みすぎることはないのかなと感じています。

佐藤- 同じ目的を持って活動するという意識を学生委員のみんな持って日々活動されているのですね。その意識付けのための工夫はありますか。

田所- 以前からの課題として、部会に人がなかなか来なくなっていることと、メンバー間での知識や意欲の差が生まれていることがありました。部会以外にも年2回、生協活動に関する知識を身につける企画を部内で行っていますが、2回だけではなかなか知識や技能が定着しきらないことが課題でした。
課題について先輩たちと僕らの代の正副委員長で話し合い、毎回の部会で20分ほど時間を取ってミニ学習会を開くことにしました。内容としては、生協や共済に関する知識の学習会や、活動方針の立て方・企画の組み立て方を勉強する回、冊子・総括書の作成方法を教える回など。新入生に向けて、活動において必要なパソコンの使い方の説明から学生委員会室にあるプリンターの使い方まで、多岐にわたり毎回の部会で教えるようにしました。結果として、部会への参加意欲も高まり、後輩の技量や意欲の差も埋められ、活動に向けた意欲を高めることができました。

佐藤- 部会運営に悩む全国の学生委員会にとっても、今のお話はアドバイスになったと思います。思いの足並みを揃える場になりますし、学習会を全体で行っていくことで、縦割りのチームが抱える問題の解決にもなりますね。学生委員1人1人を取り残さず、みんなで進んでいくための委員会づくりができていることがわかりました。
学生と職員の繋がり=深く強い活動

志村- 職員の協力に関するお話が出ていましたが、職員と学生の連携についてお聞きしたいです。
先日のブロック共済セミナーで、共済担当者との連携について事例報告されていました。学生目線で、職員と連携を行う上で意識していることはありますか。

田所- 職員さんとの連携がうまくいっていない部分があるという意見が、学生委員会内でも出ていました。その問題を解決した、共済担当の学生からコメントを預かっていますので紹介します。
職員さんと連携し、企画を円滑に進めるにあたって、早めに連携を行い、変更があった場合はすぐ連絡するように意識しているそうです。企画責任者と職員さんの間だけで連携が完結してしまわないように、メンバー全体と職員さんの間で連携するように意識しているとのことでした。今となっては職員さんに出会ったら気軽に雑談ができるような関係を築くことができ、連携の大きな基盤になっていると感じているそうです。
また、今年から多くの活動でメーリングリストを使い、職員さんとのやり取りをメンバー全員が確認できるようにしています。これは効果的でしたね。

志村- 連携がうまくいっていないところから、連携することが大切だと再認識し、行動できる学生委員会はなかなかないなと思います。うまくいかない状況が続いてしまうとそれが形式になってしまって、担当者同士で収めてしまうところがあると思いますし、同じように悩んでいる他の学生委員も多いのではないか思います。
齋藤専務からも、学生と企画・連携を行う上で意識していることをお教えください。

齋藤- 私としては、学生委員会ってこんな組織だよということをきちんと理解してもらいたいということと、アイデンティティとして持ってほしいと思っています。特に、生協の学生委員会だからこそこんなことができるとか、もっと色々なことができるのではないかと考えてもらいたいですね。
田所委員長が言っていたように、オープンキャンパスの道案内をする団体ではなくて、「学生委員会」としてオープンキャンパスで受験生を歓迎してるんだ、という意識を持ってもらうことがすごく重要だと思っています。生協の学生委員会は、組合員により良い大学生活送ってもらうことを目指している。学生委員会は、組合員はもちろん自分の学生生活を、生協を通してよくする活動を行う団体だということを分かってもらいたいですね。生協の歴史や理事会と学生委員会との関係、生協店舗で行っていることと学生委員会の活動は繋がっているということなどを、春合宿、総代に対する説明会、新学期の頑張る会でもお話ししてきました。
自分の所属している団体がどういうことを目指しているのかを実践とともに理解してもらうことで、田所委員長が言ったように、チーム制をとっていたとしても、学生委員会全体として頑張るという機運にも繋げられているのではないかと思います。
実際の活動は、それぞれ専門部隊のような形で動いているので、その担当の職員とつながるのは非常に重要だと思っています。共済だったら共済担当の店長と一緒に進めていかないと、実際の活動にならないんですよね。実際に現場で働いている職員とどう繋がっていくかが重要ですし、職員と繋がった活動はやっぱり進んでいるなと思います。今年は共済活動もそうだし、店舗活動も昨年に比べるとすごく進みました。物体Xだけ取り上げられますが、それだけではなくもっと色々な取り組みもしています。物体Xの企画をはじめ、組合員の意見を集めるためにワイワイと活動できるようになったのは、現場の職員と繋がって進められたことが非常に重要なきっかけだったと思います。

志村- 学生委員会全体として、職員と連携することで新たにできたことはありますか。

田所- 特に共済担当の職員さんは、学生委員会と積極的に関わってくださるので、共済に関しては職員の方と交じわった企画が進んでいるなと思います。毎月その職員さんと学生で大学の保健センターへ訪問するなど、綿密にやり取りを行えています。
また、食堂や購買に関わる活動は、現場の職員の方と打ち合わせをした上で行うことが多いですね。今年、書籍と購買が改装して同じ店舗としてリニューアルした際の企画は、職員さんの要望と学生委員の要望をすり合わせた上で企画が行えたと思います。

志村- 職員と連携することで、今まで学生だけでは見つけられなかった視点に気づけたのですね。
今後の学生委員会としての展望を教えていただけますか。

田所- 全体方針で「組合員のニーズに寄り添う」とは掲げてはいるのですが、半年活動してきて、生の声を手に入れるのはすごく難しいなと感じています。この前も職員さんから「組合員の声」(北大生協の一言カード)を数年分見せていただいたのですが、学生委員会の活動で解決できるような声はあまり集まっていなくて。やはり「組合員の声」だけではなく、普段から組合員を見ている職員さんの方が利用者の求めることを分かっていると思うので、職員さんの知見を生かし、組合員が求めているものに沿った企画を行っていきたいです。そこに学生委員会のアイデアも加えて楽しいものにしたいですね。

志村- 齋藤専務が学生委員会に期待していることはどのようなことですか。

齋藤- 今年は生協職員と学生委員会が関わる機会を増やしたため、前年を踏襲しながらも自分たちのやりたいことを取り入れて活動を進めることが出来たと感じています。共済活動だと、継続して予防提案活動することに意味があるということで、ベジチェックを年に複数回実施してみたり、自転車点検会は、乗る機会が増える夏前に前倒しして実施したり。1つ1つの活動についてすごく考えられているなと思うし、追われているというよりかは、自分たちのやりたいという気持ちの中で進んでいるように見えます。この流れを続けてほしいですね。
あと、総代のつどいで少しずつできていていいなと思うのが、学生委員会の活動に総代さんや組合員が関わってくれるようになってきていて、本当の意味で総代のつどいをやっている意味が出てきているなと思います。学生委員のようにみっちり学生委員会の活動をするぞというだけではなくて、部分的にでも活動に関わってみたいなと思ってくれる総代さんや組合員が増えてきている状況がもっと進めばいいなと思いるので、総代のつどいの参加人数を増やしていきたいですね。
全国の仲間へメッセージ

志村- 最後に、全国の学生委員会で頑張る皆さんへメッセージをお願いします。

田所- 学生委員会の活動を委員長として行っていく上で、周りの声を重要視し、大事にするように心がけています。もちろん他のサークルなどに主軸を置いている人もいますが、学生委員会の活動を、1つの居場所、やりがいのある場所として残していくためには、できるだけ多くの人の要望を聞き、各自の事情に合わせながらうまく運営していくことが大事だと思っていますので、今後もその点を意識して活動していきたいです。

齋藤- 学生委員会の活動は各大学生協によってそれぞれですが、組合員の大学生活をより良くするということに帰結されると思うし、それぞれの大学によってより良い大学生活、送りたい大学生活は異なると思います。どのように大学生活を良くしていきたいのかを、学生委員会全体で考えて行動することが重要だと思います。あとは、専務理事が学生委員会に対して、生協にとって学生委員会はどういう組織なのか、どれだけ学生委員会が生協にとって必要なのかということをきちんと伝えることが重要だと思っています。

志村- インタビュー全体を通して、学生委員会全体・大学生協全体の意識統一がとても大事であるということに改めて気づかされました。これから我々も各地域の学生委員会の支援をするにあたって意識していきたいです。本日はありがとうございました。
2025年11月17日 リモートにて