2025年度 第3回 社会的課題委員会 開催報告
開催概要
日時2025年9月15日(月・祝)10:00~15:00
会場
対面とオンライン(zoom)のハイブリッド開催

当日の様子
全国社会的課題委員会とは
以下の目指したい姿を実現するために、以下の位置づけで各階層別委員会、各ブロックから集まった委員と共に政策議論・政策執行を行う理事会設置委員会です。
目指したい姿
- 地球市民の一人として、大学コミュニティを通じて持続可能な社会を実現していく組合員
- 持続可能な社会の実現に向けて、知り・知らせ・考え・話し合い・行動するきっかけをつくる大学生協
- 持続可能な社会の実現に向けて、大学生協の取り組みを社会に発信し、社会を変えていく大学生協

① 全国環境セミナー振り返り
大学生協の環境活動は、持続可能な循環型・脱炭素社会創生のプラットフォーム
- 全国環境セミナーの内容や工夫点を振り返り、参加者アンケートや参加経験を基に成果を協議しました。各ブロックや大学生協で、取り組みの実践に全国環境セミナーの学びが活かされてくる時期です。集約し拡げていきましょう!
② 大学生協の国際貢献活動を考える
大学生協が国際貢献活動をする意義を考え合いました
- おにぎりアクションとはTABLE FOR TWOが主催する取り組みで、おにぎりを撮影しSNSまたは特設サイトに投稿すると1回につきアジア・アフリカへ学校給食5食分が届けられるものです。大学生協は10年ほど、この取り組みの組合員に向けた周知を行ってきました。しかし、全国の大学生協で行われているわけではないこと、大学生協が重点を置くべきはおにぎりアクションなのか、他に重点にすべきことがあるのではないか等の懸念がある中、大学生協としてTFTが主導するおにぎりアクションの周知活動に努め、如何に組合員の行動に繋げられるかを議論しました。
- 過去の取り組みを参考に「この取り組みは素敵だからぜひ広めたい」ということについて協議を行いました。



③ 大学生協2030Goals達成に向けて
今年度の取り組み・ブロックの現状より、2026年度以降の社会的課題推進について考える
- 2026年度の全国の大学生協の活動方針の構成を大学生協2030GoalsのVision・Goalを軸として策定予定となっています。大学生協が2030年までに実現していたいVisionとGoalに対して、各会員生協や各ブロックで現在取り組まれている社会的課題の取り組みの現状について共有し合いました。特に社会的課題に関わる、Vision 4:Goal 15・Goal 16・Goal17について中心に共有しました。
- また、2030年まで残り5年となった今、特に重点に据えることの内容や・具体化指標としてのKPIの項目として適切なものか、全国社会的課題委員会として、Vision 4 達成のための具体化に向けて取り組んでいくべきことについて協議を行いました。
大学生協2030Goals特設サイト:https://www.univcoop.or.jp/vision/vision_499.html
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④ 地域報告・階層別委員会報告
各地の取り組みをもとに意見交換が行われました。今後の活動にとって活かせる時間となりました。
注目する取り組みとポイント
激甚災害支援・防災
- 愛知教育大学生協「AUE Emergency Card」

<概要>
- 組活で作成したカードを生協フェスタ IN SUMMER内で配布。避難訓練を年に 1 回行っているが、みんなまじめに取り組んでいないので、実際に地震が発生すると困ると感じて作成した。
<ポイント>
- あえて情報量を落とし、どこに避難したらよいかを一目で分かるようにしている。
- 愛知教大学の現状を捉え、危機感を持ってカードを作成していた。
環境
- 兵庫県立大学生協「リ・リパック回収キャンペーン」

<概要>
- リ・リパックを使用した人気投票と回収方法のチラシの配布を通して存在や回収方法を周知し回収率の向上を目指した。
<ポイント>
- 学生が参加したいと思える工夫を行った。
- 回収結果がその場で分かることで成果が見える回収活動。
平和・国際貢献
- 東京外国語大学生協「終戦80年、外大生として何を思うか」
<概要>
- 戦争と平和に関する本を並べた特設スペースを設置。
- 「戦争」や「平和」について外大生がどう考えるかという問いを投げかけ、その場でメモ書きができるコーナーを設けた。
<ポイント>
- 店舗でおかれている平和に関する書籍と繋げ、平和について考えるきっかけを作っている。
- 「平和を実現するため、今足りないもの」を付箋で出してもらい、組合員参加に繋げている。
消費者
- 下関市立大学生協「農業体験」
<概要>
- 農業体験を通して、食を支える現場や食に関する問題への理解を深めた。田植えの体験を通して、食に関する消費行動について考えられるきっかけとなった。
<ポイント>
- 大学生協のみだけではなく、農協とも協力し、実際に現場から食についての消費行動を考えている。
- 大学生協内でも学生委員会や新学期サポーターが一緒に参加することで、より多くの学生が消費行動について考えられるきっかけとなっている。
- この体験を通して、学生が成長するきっかけにもなっている。
