東京農工大学生協学生委員会
0(ゼロ)から1(イチ)の状態にできたパワーを後輩に引き継ぎ、
1→10、10→100の組織づくりを目指して進化中!!
東京農工大生協学生委員会は「生協スクール2025」を機に学生委員会活動が活発になりました。
連帯で学んだことをヒントに自大学の取り組みにつなげる「再生」と、進化し続ける「いま」のお話をうかがいました。
1→10、10→100の組織づくりを目指して進化中!!
東京農工大生協学生委員会は「生協スクール2025」を機に学生委員会活動が活発になりました。
連帯で学んだことをヒントに自大学の取り組みにつなげる「再生」と、進化し続ける「いま」のお話をうかがいました。
東京農工大学生活協同組合 学生委員会

工学部
生協組織部キャンパス長
土門 巧さん
生協組織部キャンパス長
土門 巧さん

農学部
生協組織部キャンパス長
飛田 陸斗さん
生協組織部キャンパス長
飛田 陸斗さん

農学部
生協組織部副キャンパス長
林 愛実さん
生協組織部副キャンパス長
林 愛実さん

専務理事
斉藤 謙作さん
斉藤 謙作さん
全国大学生協連 学生委員会

学生委員/司会進行
志村 颯太
志村 颯太

25年度学生委員長
髙須 啓太
髙須 啓太

25年度副学生委員長
瀬川 大輔
瀬川 大輔

【オブザーバー】
全国大学生協連
東京ブロック学生事務局
(武蔵野エリア担当)
みっきー こと
三崎 遼太
全国大学生協連
東京ブロック学生事務局
(武蔵野エリア担当)
みっきー こと
三崎 遼太
-このページの内容
「再建」から「再生」までの過程
店舗を通じたさまざまな活動
連帯とのつながり
今後の展望
(以下、敬称を省略させていただきます)
自己紹介とインタビューの概要

志村- 全国大学生協連で学生委員を務めています、志村颯太と申します。富山大学生協で副学生委員長として活動をしておりました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

瀬川- 私も全国大学生協連の学生委員会で25年度副学生委員長を務めておりました、瀬川大輔と申します。北海道にあります北星学園大学で私も副学生委員長をしておりました。今年は東京ブロック担当として、農工大の学生委員の皆さんとも何度かお会いしたことがあるかと思います。本日はよろしくお願いいたします。

髙須- 全国学生委員会で2025年度の学生委員長をしております、髙須啓太です。自分も学生委員の時は岐阜大学生協で学生委員長として活動しておりました。今日は農工大生協の学生委員会の皆さんの魅力をたくさんお聞きしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

志村- それでは、簡単に本インタビューの趣旨説明等をさせていただきます。
元々は、全国の学生委員長や副学生委員長の皆さんから学生委員会で頑張っていることややりがいを聞く「学生委員長インタビュー」を実施していました。しかし学生委員会全体としてより元気になってもらうことをテーマに、「学生委員会インタビュー」として元気な学生委員会全体にインタビューを行い、より多くの学生に届けたいと思っております。
本日は「学生委員会の再建」をテーマとして、学生委員会の再建から再生の秘訣をお伺いするべく、インタビューさせていただきたいと思っております。
それでは皆様の自己紹介を、学生委員会活動のやりがいも含めてお願いします。

土門- 工学部2年生の土門巧と申します。工学部の生協組織部のキャンパス長を務めています。生協学生委員のやりがいとしては、自分たちがやりたいと思ったことをすぐに実現できる環境にあることだと思っています。今日はよろしくお願いいたします。

林- 農学部2年生の林愛実です。農学部の生協組織部副キャンパス長を務めています。
私としては、普通に学生生活を送っていると関われないような方たちと関わったりできることや、いろいろと自分で企画を立案し実行できることがやりがいかなと感じています。よろしくお願いします。

飛田- 農学部2年でキャンパス長を務めています、飛田陸斗と申します。やりがいは、こういうこと(インタビュー当日がクリスマスでサンタ帽を着用中)をして笑ってくれるみんながいるってことですかね。あとは自分がやりたいと思った企画が実現でき、それを1年生や他の部員と距離近くできることにやりがいを感じています。今日はよろしくお願いします。

斉藤- 東京農工大学生協(以下、農工大)で専務をしております、斉藤です。
こんなインタビューを受けるとは思っていなかったですけれども、今年はこの3人を中心に本当によく頑張ってくれて、かなり活発に1年間活動してくれたと思っています。私は前年に着任しましたが、その年は人数が少なく、その代を見て今の2年生たちが育ってくれたことを非常に頼もしいなと思っています。さらに今後、これが次の1年生に上手く引き継いでもらえることを期待しています。
「再建」から「再生」までの過程
部員獲得の取り組み

瀬川- まず私から質問をする前に、今日残念ながら同席できなかった担当事務局の三崎君から事前に預かっている質問などもございますので、彼の一年間の頑張りと共に皆さんの活躍の話をたくさん聞かせていただけたらと思っています。
昨年までは学生委員会の部員獲得のところで少し課題を感じられて活動が旺盛に行えなかったそうですが、今の皆さんの様子を伺うと日常的にさまざまな活動をされていると感じます。そのように学生委員会の再建として、農工大の皆さんがどのように新しい学生委員の仲間を集めることができたのか、取り組まれた内容をお話いただけますか。

土門- うちの大学の特色として工学部と農学部のキャンパスが分かれているので、それぞれ工学部の組織部と農学部の組織部で独立して動いている形になっています。
工学部の観点からお話すると、お昼休みに興味のある1年生に集まってもらって、生協組織部の部室で活動内容の説明会を何度か開いたことが昨年との違いで、今年はそれが効いたのかなとは思っています。それに加えて昨年と同様に、組織部の活動の一環として食堂の試食とフェアメニューのPOP作りがあるのですが、工学部の生協店舗で焼きたてパンの試食会と銘打って、その体験会を開きました。パンの試食会というとすごい人が集まってくれるので、それも効果的だったと思っています。

林- 農学部もほぼ内容は一緒で、宣伝の際にオープンチャットやポスターを作ったりしました。工学部のキャンパスの生協の方が広いので、そちらで試食会をして実際に味の評価をしてもらうという、活動の一部を体験してもらいました。
生協らしい活動

瀬川- 早い段階で企画体験を通して生協に関わってもらうことで、仮に学生委員会に入らなくても生協を身近に感じてもらうきっかけにもなると思いますし、農工大の皆さんのSNSを拝見して感じる組合員との距離の近さにつながっているのかなと思いました。
今のお話が学生委員獲得、いわゆる全国でいう「再建」にあたり、そこから生協に所属している学生委員会として、生協らしい活動をしていくことを我々としては「再生」という言葉を使っているのですが、農工大生協の中で日常的に生協らしい活動をすることができるようになった、普段意識して取り組んでいることなどがあれば教えていただけたらと思います。

土門- 生協らしい活動と言われると、自分でもそんなにできていない気がしますが、ただ意識は確かにしていますね。例えば共済や健康の取り組みについては、セミナーに参加してそこで出てきたアイディアや活動についての話を持ち帰って、企画書を書いてというところから企画を進めていくので、その点はセミナーへの参加が結構自分の中では大きいかなとは思います。
先日ワッフル企画と防災企画を組み合わせる取り組みを行いましたが、ワッフル企画は毎年行う学生委員の中でも人気の企画で、組合員にアンケートをとっても好評な企画なのですが、「そなエリア東京」であった防災についてのセミナーで「そなえリスト」を広めようという話があったのを受けて、この二つをうまく組み合わせたら生協らしい活動になるのではないかと思い、そこからスタートして「ワッフル×防災企画」を行いました。これは生協らしい活動になったのではないかと思っています。

飛田- 農学部は1年生に10人ぐらい入部してもらえて、部員が定着しないことが一番問題だと思っていたので、前期のうちはとにかく生協組織部は楽しい企画ができるところだということを知ってもらうことに専念しました。「きのこの山VSたけのこの里」や部内だけでの確定新歓や「握力コンテスト」など、前期のうちはとにかく楽しい企画を実施しようという思いで企画を考えていました。後期に入るにつれてセミナー参加で共済や社会問題のことを学び、農学部でもワッフル企画と共済の企画を絡めてみようという感じで、学生委員会らしい活動に移っていけたかなと思っています。とにかく自分たちが楽しむことをモットーに企画を考えているつもりです。
ブロックからの支援

瀬川- やはり自分たちが楽しむことが大事なところであり、活動の出発点にもなるのかなと思います。
生協らしい活動は自分たちだけでいきなり始めるのは難しいかと思うのですが、今日不在の三崎君を含めた学生事務局のメンバーから受けた支援で、印象に残っていることやエピソードはありますか。

土門- 三崎さんのことを僕らは「みっきー」と呼んでいるのですが、活動を計画するにあたって参考になるような資料や意見をすごく出してくれたのがとても助かりました。特に僕らの代から合宿を始めたのですが、その合宿をするにあたっても、他の生協の活動内容や合宿中に行う勉強会の資料についてのアドバイスをしてくれて、もちろん合宿中もいろいろサポートしてくれたので、本当にみっきーがいないと成り立たなかったと思うし、僕の中では大きな存在でしたね。

瀬川- 「みっきー」と呼んでいるところが、いい距離感を感じますね。林さんはいかがですか。

林- ほぼ土門くんが言ってくれた通りですけど、それ以外で私が印象に残ってるのは、合宿の後に富士急ハイランドが近かったので希望者で行こうという話になった時に、みっきーさんもついてきてくださったことが楽しくて印象に残っています。

瀬川- 合宿の後もいろいろ楽しく関わって、すごく仲良くなれたかなという感じですね。
では、飛田君はいかがですか。

飛田- 急に企画書を出して1週間後に企画をするなど、みっきーを驚かせてばかりだった気がしますね。企画する上ではその都度アドバイスをもらったり、合宿では生協に関する説明をしてもらったり、みっきーとのラインを見返してみてもいつもこちらから無茶ぶりをしていて、本当に気軽になんでも聞ける仲のいい先輩みたいな感じで関わってくれたのが嬉しかったし、企画の立案や運営ですごくお世話になったと思っています。

瀬川- 無茶ぶりって言っていたけど、みんながたくさん要望を言ってくれたから三崎君もみんなのために頑張れたと思うし、その結果としてセミナーにもたくさん来てくれるようになって嬉しかったのではないかと思いますね。
では斉藤専務にお聞きしたいのですが、ここまでの学生の話も踏まえた学生委員会の再建、学生委員の部員獲得につながるまでの過程や苦労について、あとは担当事務局の三崎君による学生委員会の変化などがありましたら、お話いただけたらと思います。

斉藤- 今3人が話してくれた通りの、ほぼそういう流れで来たかなと思います。
私のところでフォローするとすれば、土門さんたちが幹部になる前の昨年は人数も少なかったし、活動も活発ではなかったというところと、例えば自転車点検や食生活相談などの企画も職員主導だったようです。私はそんなに力量がないこともあり、とにかく学生主体でやってもらいたいというスタンスで少しずつ学生に振っていきました。
また食堂と購買の店長が非常に学生とよく関わってくれていて、いろいろな企画をするにも学生が直接店長に相談して、結構すぐに企画が始まるみたいな状況にあり、それも企画が活発化してきた要因の一つかと思っています。
学生たちを見ていると、みっきーの存在もそうですが、やはり連帯とのつながりは非常に重要だと感じています。昨年までは連帯参加という意識が全然なかったので、まずは昨年の新学期交流会に参加しようというところから始まって、夏合宿をしようとしましたがスケジュールが合わなくてできず、それを1年間あたためて今年合宿をすることができました。その間はとにかくみんなにできるだけ案内を出して連帯に参加するように意識をつけてもらって、サマースクールや生協スクールやむさっしーずなどに出席してくれるようになりましたし、みっきーも非常によい働きかけをしてくれたので連帯とのつながりもできました。土門さんも言っていましたが、連帯からいろいろ学んでそれを企画書に反映するという形ができてきたと思っています。
もう一つ、引き継ぎのタイミングが今まで4月で、2年生から3年生に上がる新学期のタイミングで引き継ぎをしていたのですが、それだと1年生から2年生に上がるタイミングで3年生が抜けることになり新しいことが続いていかないので、今の3年生に「この代だけ頑張って1年半やってくれないか」と今年の夏まで頑張ってもらい、今年の夏合宿で3年生から2年生に引き継ぎをしました。今後は1年間毎に夏合宿で引き継ぎをしていきたいと考えています。

瀬川- 今年は特に生協スクールの会場が農工大生協だったこともあり、20人近くの学生が参加して他大学の学生たちと交流をしてくれましたよね。生協スクール終了後に、2階でマックを食べながら作戦会議をしていたことが、すごく僕の中では印象に残っています。
店舗を通じたさまざまな活動
社会的課題の取り組み

髙須- 次に店舗を通じたいろいろな活動について質問させていただきたいのですが、「組織部とおにぎり企画」や、先ほどお話しいただいた「ワッフル×防災企画」など、社会的課題に関する取り組みをすごく旺盛に行われている印象があります。企画発案から実施までどのように進めていますか。まず、この記事を見てくださる方が「組織部とおにぎり企画」や「ワッフル×防災企画」がどのような企画なのかわからないと思うので、それぞれの企画についてお話いただけますか。

土門- 僕は「ワッフル×防災企画」に関わっていたのですが、企画自体はワッフルの生地を焼いてそれを売るというワッフル企画と防災企画を組み合わせたものです。防災企画については大学が発行している防災マニュアルがあるのですが、ほとんどの学生に知られていなかったので、大学に掛け合ってパンフレットにしました。それと「そなエリア東京」でいただいた「そなえリスト」をチラシにしたものと、保存食として賞味期限が5年6カ月ある「えいようかん」という羊羹を買ってきて、ワッフル購入者にはこの3点も一緒に配布することで進めました。
正直なところ、今回の「ワッフル×防災企画」については、僕はそんなに関わらないでおこうというスタンスでした。というのも、前期は僕が企画書を書いて店長さんたちと交渉して、仕事も役割分担してみんなに振っていく形で進めていたのですが、それだとどうしても次の代が育たないというのが心の中にあって。ワッフル企画というリソースがある企画だったので、僕以外の人に任せてみたいと思い、今日は参加していない工学部の副キャンパス長と1年生の数名に中心になって回してもらいました。僕は羊羹の発注をしたぐらいでそんなに関わってないですけど、すごくうまくいったので自分としては安心しています。

髙須- この取り組みの良い点は、今まで好評だったワッフルの企画とセミナーに参加した時のエリアでの学びを掛け合わせていることで、組合員のことを考えた素晴らしい取り組みだと思います。また大学が作っている防災マニュアルを一緒に配布したことは、大学としても学生への認知度が低いという課題意識はきっとあったはずなので、学生委員会として貢献できたのではないでしょうか。
続けて「組織部とおにぎり企画」は、どのような企画でしたか。

林- 第2回の「集まれ!むさっしーず」に参加した時に、学生事務局から「おにぎりアクション※」を紹介されて、ちょうど私もおにぎりを持っていたので写真を撮って投稿しました。「組織部とおにぎり企画」はそこから着想を得て、農工大の私の友人・知人はXの利用が活発な印象だったので、参加してほしいという意思や意味を込めて、「#OnigiriAction」と「#組織部とおにぎり」の2つのハッシュタグをつけて投稿していただいた方の中から抽選で数名に生協ポイントを付与するという企画です。本家の「おにぎりアクション」も掲載したポスターや抽選箱も作りました。当初の予定期間よりも1度延長しましたが、結果としてはそんなに反響はなく、ただ組織部では珍しく社会的課題と関わりを持たせた企画だったと思います。
おにぎりアクション
組合員の反応

髙須- こちらの企画も連帯の学びからですね。連帯の提案をより各々の学生委員会らしい活動に進化させることができるのは、自分たちの活動にどう取り入れることができるのか意識しながら参加してくれているからこそで、学生事務局はすごく嬉しいですよね。
今お話しいただいた企画で、組合員の反応はいかがでしたか。

土門- 「ワッフル×防災企画」についてはアンケートを実施しなかったので反応などは聞けていないのですが、僕の周りでこの企画のワッフルを買ってくれた人の中に、大学が発行している防災マニュアルについて知っている人はいませんでした。ただワッフルを買いに行ったという感じだったので、防災企画単体だったらあまり人は集まらなかったのではないかという気もします。
また、ワッフルと羊羹を用意するにあたって、以前のワッフル単体の企画の時に1枚100円で設定していた価格を少し高めの200円に設定したからなのか、以前より売れ行きは良くなくて。テスト期間中という時期的な要因もあったとは思いますが、みんなワッフルしか見ていない感じが結構強く、羊羹も含めた防災グッズ込みの価格なのですが、ワッフルが200円という捉え方をした学生もいたと思います。

髙須- でも防災企画だけだとなかなか組合員の目に留まらないところを、大人気のワッフル企画と組み合わせる発想はすごく面白いと思うので、今回の企画を活かして次回はどのように防災の要素を組合員に伝えることができるのか更に進化できますね。
「組織部とおにぎり企画」は参加が少なかったという話もありましたけど、この取り組みによって子供たちに寄付が送られることを伝えるポスターも作成されていましたね。反応はいかがでしたか。

林- 参加者は片手で数えられるぐらいでしたが、よく見ているとおにぎり自体は買っている人がいたりして。生協のおにぎりコーナーにポスターを貼っていたので、それを見て意識して購入してくれた人はいたのかなと思います。

髙須- 実際に企画に参加した人は少なくても、お店にPOPを貼ることによって、学生委員会の活動を知らせることもすごく大事なポイントかと思うので、来年はよりいろいろな人を巻き込めるような企画、国際貢献にもなるような企画を広げてもらえると嬉しいです。
専務にお伺いしますが、学生委員会がこのような社会的課題の取り組みや、防災マニュアルなど大学と連携をしながら取り組みを進めていることについて、どのように感じておられますか。

斉藤- 「ワッフル×防災企画」については、昨年はワッフルしか売ってなかったところに今年は何かプラスワンでやろうと学生が動いてくれたのは、すごく私もよかったと思っています。防災企画では最初は何か防災用品を配りたいと学生から話が出てきて、予算の関係上対応できるものはないかと羊羹にたどり着き、大学マニュアルの配布は職員の発案でしたが、大学に配布の許可を取ったのは副キャンパス長の学生です。おそらく生協職員が行くより学生が直接行ったことで、すんなり許可が下りたと思っています。今後も大学とこの関係が継続できるのであれば、例えば新入生説明会の時に配ることもできるかなと思っています。
「組織部とおにぎり企画」のような社会的活動については、むさっしーずが起点になり学生が取り組んでくれることはすごくいいなと感じています。

髙須- 学生自身が大学に交渉に行くことは、大学側からは驚かれると同時に学生の自立や成長を好意的に受け止めていただけると思います。学生委員自身が他の組合員に伝える活動はとても大切なことだと思うし、そこに生協や大学が協力してフィールドが広がることも素晴らしいと思うので、今後も更に活動を進めてもらえると嬉しいです。
連帯とのつながり
積極的なセミナー参加

瀬川- 今年一年、さまざまな連帯企画に参加をしていただけたかと思いますが、一番印象に残っているセミナーや連帯はありますか。

飛田- 一番印象に残ったというか、他大学とよく交流できたと思っているのがサマースクールです。たまたま同じ班だった人たちが、委員長など積極的に活動に参加して運営をしている人たちで、自分も立場的には同じだったので良い刺激になったし、自分たちが活動するときに相談に乗ってもらえたりしているので、非常にいいつながりができたと思っています。

瀬川- 実際の取り組み後はどうだったのかも聞いて、それを自分たちの活動にも活かしていく感じかな。いいコミュニケーションが取れている感じですね。

林- ほぼ毎月何かしらのセミナーがあって、そのほとんどに参加していますが、大きく4つが印象に残っています。1つは農工大であった生協スクールで、いつも少人数での参加ですが自大学での開催ということもあり、農工大の組織部員がたくさん参加してくれて嬉しかったのと、みんなと意見交換する中で他大学のオープンキャンパスの冊子をもらって刺激を受け、「農工大生のしおり」という大学紹介の冊子をもっとグレードアップしようという話につながりました。そういう収穫があったので、結構印象に残っています。
もう1つはサマースクールで、「DAIGAKU※」というボードゲームが面白かったので、ぜひ何か他の機会で使いたいなと思いました。あとは「そなエリア東京」に行った時のむさっしーずは、一緒に回った法政大学の学生に先日の「オールナイトスケート2025」で助けられたこともあり印象に残っています。最後は直近の通常総会で、そこでもその学生と再会できました。

土門- 一番を選ぶのはなかなか難しいですが、自分の中で一番印象に残っているのは、セミナーというものに最初に参加をした昨年のサマースクールで、そこが自分の中で生協の認識を変える大きなきっかけになったと思っています。当時1年生だった僕は「生協といえばご飯を食べるところ」くらいの認識しかなかったですけど、サマースクールに参加して共済や社会活動といった大きな活動に取り組んでいることを知り、とても衝撃を受けたというか印象に残っていて。そこから組織部で活動するにあたっても、なんとなくやっていた自転車点検活動などにも意味を見出せるようになってきたので、そこが自分の中では大きいですかね。
他のセミナーだと、第1回のむさっしーずで企画書を書いてみようという内容があり、そこで書いた企画書を大学に持ち帰って企画として実現できたことは、初めてだったので印象に残っています。あとは林さんの話にもありましたが、法政大学の方が企画してくださった「オールナイトスケート2025」に参加できたのも、セミナーに参加しなかったらあり得ないことでした。というのも、生協スクールで一緒の班だった人と第2回のむさっしーずで再会して、そのつながりもあって「オールナイトスケート2025」でも会おうねと誘ってもらい、大学を超えたつながりが持てたことがすごく印象に残っています。

瀬川- 初めて会った人たちとも、そのように継続的につながっていけることが連帯の良さですし、そのコミュニティがまた次の後輩たちにも連帯の良さとして継承されると、我々としてもすごく嬉しいですね。
※ 「DAIGAKU~いばら色のキャンパスライフ~」は、立場や世代を超えて、ちょっと『リアルな』現代の大学生活を疑似体験できるボードゲーム型マルチメディア教材です。サイコロやルーレットは登場せず、プレイヤーの選択によってゲームが進行していきます。
ボードゲーム型教材DAIGAKU
今後の展望
挑戦したいこと

志村- 今後の学生委員会活動の展望や、学生委員会として今の活動を踏まえて今後挑戦していきたいことをお話いただけますか。

土門- 今後の活動については代の引き継ぎに移る期間になってきているので、具体的な活動というよりは、後輩にどう継承していこうかというところが自分の中で大きくありますし、この後にある新入生の入学準備説明会と新入生交流会に向けて、もちろん昨年よりもパワーアップしたいなとは思っています。
企画の内容としては、先ほど話に出た「DAIGAKU」というボードゲームを借りて、新入生交流会に使用するのもいいかなと思っているくらいで、自分の中ではやはり代替わりをスムーズに、今活動できているものやノウハウなどを後輩にきちんと引き継ぐことが、自分の中では一番大きな課題になっています。

林- 私も引き継ぎ段階かなという感じですが、農学部では私と飛田くんで作った今年やりたい企画一覧のうち、おそらく毎月企画を1つ程度していたにも関わらず半分もできていないので、今の1年生を巻き込んで主体性を引き出し、今年の企画で反響のよかったものや新しい企画もどんどん出してもらって、計画的に企画をしてもらえたらと思っています。

飛田- 土門君や林さんが言っていたように、今のいい状態を後輩に引き継いでいく。今年は生協組織部としてゼロから1を作れたと思っているので、それを来年1から10、10から100、100から1000と増やしていってもらえるような組織づくり、生協組織部という名前ですが組織としてはまだレベルが低いと思うので、私たちも手伝いつつ新入生にも入ってきてもらい、きちんとした組織づくりをしていけたらとは思っています。
そしてみんな引き継ぎの話しかしてないのですが、私が持っている野望が一つありまして。他大学を巻き込んで一緒に企画をしてみるとか、他にも生協学生委員会としてあまり活動ができていない委員会があると聞いたことがあるので、そういったところを巻き込んで企画ができたら面白いのではないかと思いつつ、できるのかなと思いつつなのですが、頑張ってみたいと思います。
全国の仲間へのメッセージ

志村- 大きな野望ですが、他大学に自大学のノウハウを広げることはとてもいい取り組みですし、ゼロから1を作ることができたというのは、本当に素晴らしいことだと思います。
それでは最後に、このインタビューを主に見る対象は学生委員が主になりますが、全国の仲間にメッセージをいただきたいと思います。

土門- それぞれ学生委員会として活動できているところ、できていないところ、いろいろあると思うんですけども、もちろん周りの大学の学生委員のいいところをお聞きするのも大事だし、大事ですけど、できれば自分の大学にフィットした、自分の大学でしかできないようなことや、自分の大学が欲しているようなことを意識できたら、すごくいい企画ができるというのを自分の中では感じています。

林- 私が言いたいのは、意外といろいろできるということです。流れた企画もありますが、突発的に企画を始めようとしても周りの方々に恵まれたということもあり、専務さんや店長さんや学生事務局の方々が声を上げると積極的に助けてくださいました。組織部員も昨年よりは活発に活動できていて、部会の出席率も上がっています。みんなのやる気が引き出せたのは、多分私たち部長や副部長などの幹部が、割と明確にやりたいことを打ち出せたからだと思うので、周りをよく見て一緒にやっていくと意外と何でもできるよと伝えたいですね。

飛田- 生協組織部の部長をする上で一つポリシーとして思っていたことは、常にユーモアを大事にすることですね。ユーモアがないと楽しくないし、ユーモアのない生協や部活に未来はないかなと思っているので、後輩たちにも他大学の学生の方々にもユーモアを大事に、楽しむことを大事に活動していってもらいたいなと思っています。

志村- それでは最後に斉藤専務、よろしくお願いいたします。

斉藤- 色々と聞いていただいて、ありがとうございます。再生という意味で活動が活発になったのは、非常にこの一年みんなが頑張ってくれたからですが、他にもっと組織活動が盛んなところがたくさんあると思いますので、うちもまた今後人数を増やし学びを深めて、更に活発にしていければと思っています。
他の専務に向けてになりますが、先ほどもお話ししたように停滞していたところの復活という点では、私自身が先頭に立って学生を巻き込んでというのが得意ではないので、とにかくまずは学生事務局と学生委員をつなげること、そこから学生委員に連帯に参加してもらうということに重点を置き、とにかくそこを頑張れば、あとは自ずとみんなが盛り上がってくれると信じていて、結果としてみんながそれを実現してくれたことが、非常にこの一年良かったと思っています。
本当に最高のメンバーだと思います。飛田君と土門君と林さんと、今日参加できなかった工学部の田中さんがいて、この4人で合宿を主に作ってくれました。あとは鬼木君が共済セミナーに参加して共済の時間を全部作ってくれて、学生自身が全てを1年生に説明してくれました。そこが本当にこの一年の一番の成果だと思っています。実はうちの学生とみっきーしか知らないことですけど、最後の挨拶で私は合宿が成功したことが嬉しくて大泣きしてしまいました。多分生協人生で生協の中で泣いたことはないのですが、本当に嬉しくて感動したのを覚えています。学生たちは引いていたかもしれないですけどね、それぐらい感動した合宿でした。
また全国総会も今までは専務と理事長が代議員登録をしていましたが、今年初めて学生が登録して、つくばまで対面参加をしてくれましたし、先ほど話に出ていた作成中の「農工大生のしおり」も店長たちがチェックしてくれていますが相当出来が良くて、「これは売れるのでは?」と言っているくらい本当に情報が満載で。学内情報やキャンパスマップや大学近辺のお店など、昨年よりも格段にパワーアップしていて、また学科情報も学科に必要なものなどの記載が面白く、内容も充実しているので、完成したらブロックの方にも共有したいと思っています。このように、まだまだ進化中だと思っています。あとはやはり土門君が言っていたように、今後は新学期の準備と並行して1年生にこのパワーを引き継いでくれることを期待しています。

志村- 今回のインタビューで、皆さんの熱い想いや連帯とのつながりをお聞きすることができ、我々も更なるサポートができればと思いました。これからも引き続きよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
2025年12月25日 リモートインタビューにて







