全国環境セミナー2026(オンライン)

今年は2つの形態で実施しました

 

全国環境セミナー2026 オンライン

全国環境セミナー2026では、6/4にオンライン、7/11-12に対面の2つの形態で実施しました。こちらはオンラインセミナーの実施報告となります。
※当日のレコーディング・資料はSTAFFONLYページ・インフォメーションからご確認ください。

開催概要

日時 2026年6月4日(木)18:00~20:00
会場 オンライン(Zoom)
主催 全国大学生活協同組合連合会(主管:全国社会的課題委員会)
運営体制 実行委員長:吉山 功一(全国社会的課題委員会 副委員長/全国大学生協連 常務理事)
企画局長:藤井 優月(全国大学生協連執行役員・全国社会的課題委員会 環境チーム)
事務局長:安達 真帆(全国大学生協連執行役員・全国社会的課題委員会 環境チーム)
参加規模 総勢86名
  • 会員生協 計20会員(学生委員45名/院生委員0名/生協役職員4名/大学教職員3名)
  • ゼミやサークルなどで環境活動に関わる人(組織委員・アドバイザーに属さない学生や教員) 2名
  • ブロック事務局・全国学生委員18名
  • 実行委員14名
 

開催目的・位置づけ・獲得目標

開催趣旨

近年、地球温暖化の影響とされる豪雨災害や台風の激甚化が進み、日本各地で甚大な被害が発生しています。こうした気候変動はもはや将来の課題ではなく、私たちの生活に直結する現実的な問題となっています。国際的には、2015年に採択されたパリ協定のもと、温室効果ガス排出削減に向けた取り組みが継続的に進められており、その実効性がこれまで以上に問われています。また、世界各地で若い世代を中心に、環境問題を自分ごととして捉え、具体的な行動へとつなげる動きが一層広がっています。SDGsの達成に向けた取り組みが社会全体で進む中、企業や団体は環境マネジメントや環境保全活動を推進し、持続可能な社会の実現に向けた責任を果たすことが求められています。大学生協においても、2020年12月の全国総会でSDGs行動宣言がなされて以降、その実現に向けた取り組みを進めてきました。現在はその折り返しの時期にあたり、これまでの活動を踏まえつつ、課題の具体化とさらなる活動推進を見据えることが必要とされています。

一方で、近年は大学生協がこれまで取り組んできた環境保全活動について十分に知らない学生も増えてきており、リ・リパックや樹恩割り箸の取り組みをはじめとする、大学生協が大切にしてきた価値や意義を改めて知る機会の必要性も高まっています。これまで積み重ねてきた環境活動の歴史や想いを理解し、それを次の世代へとつないでいくことが求められています。

大学生協は、食生活支援事業・食育事業や住まい事業などを通じて大学構成員の生活を支えるとともに、環境配慮の観点から、リサイクル容器の回収や資源の有効活用、フードロス削減など、組合員とともに多様な環境活動を展開してきました。こうした取り組みをより一層広げていくためには、環境活動の意義や実践方法を「知る」だけでなく、「理解し」「共感し」、それを組合員へ「知らせ」、自らの行動へとつなげていくことが重要です。昨年度の全国環境セミナーでは、環境活動の意義を学ぶ場として一定の成果を上げるとともに、学びの機会が拡大しました。本年度はその発展として、より実践的でステップアップにつながる場とし、環境活動に取り組むイメージや意義を具体的に感じられる内容を目指します。オンラインと対面それぞれの特性を活かしながら、大学生協だからこそできる環境活動や、その価値・魅力について考え、各会員生協での実践につなげていきます。

本セミナーでは、「知る」「知らせる」「共感する」「考える」をキーワードに、これまで大学生協が大切にしてきた環境活動の価値を見つめ直すとともに、これからの持続可能な社会の担い手として、仲間や組合員とともに環境活動を広げていくための実践につなげる場とします。
 

獲得目標

  1. 大学生協が環境活動を取り組む意義を学び、組合員に届く環境活動を考える。
  2. 各大学生協で環境活動に取り組む意義に共感し、環境活動に取り組む実感を持つ。

企画内容

♻️ 大学生協が「環境活動に」取り組む意義

まず、環境問題や環境活動とは何かについて考えました。
環境問題は一見すると自分とは遠い出来事のように感じられますが、私たちの生活や食事、移動、買い物、大学生活など、日々のくらしと深く結びついています。そのため、一人ひとりの行動は環境問題の悪化にも解決にもつながります。

また、環境問題は私たちの身近なところに存在し、政府や自治体、企業などさまざまな主体が環境活動に取り組んでいます。しかし、環境活動は決して特別な人だけのものではありません。私たち一人ひとりが社会を構成する一員として、「よりよいくらしを実現したい」という思いのもと、自分にできる行動を積み重ねていくことが大切だということを再認識しました。

まずは環境活動とは何かを知ることで、これからを生きる社会の構成員としての発展・成長につながります。
 
大学生協が「環境活動に」取り組む意義
大学生協が「環境活動に」取り組む意義
 

♻️「大学生協が」環境活動に取り組む意義

大学生協が大きく取り組んでいる環境活動について学び、大学生協の理念にも触れながら、その魅力や特徴、そして活動を進めるうえでのバランスの重要性について理解を深めました。

セミナーでは主に「経営面」や「組合員のよりよい生活」に焦点を当てていましたが、大学生協の特徴を踏まえて環境活動を推進するためには、それぞれの生協に所属する組合員の現状やニーズ、大学ごとの特徴を踏まえて行動することが非常に重要です。

組合員のよりよい生活につながる環境活動を実践できるよう意識し、今後の計画を立てていきましょう。
 
「大学生協が」環境活動に取り組む意義
「大学生協が」環境活動に取り組む意義
人物
大学生協はただ環境に配慮した活動をしているのではなく、組合員のよりよい生活についても考えて活動していることが分かりました。世の中の環境活動は学生にとっては手が伸ばしにくい部分もあるので、学生が身近に感じられるような環境活動を行うことは大切だと思いました。(北海道教育大 学生)

人物
よりよい生活と平和を目指す大学生協だからこそ、その前段階によりよい環境はあるからこそ、環境活動に力を入れていくのは当然のコトだと感じました。大学生の今だからこそ、大学生の立場から伝えられることをしっかりと推進していきたいと思いました。(岩手大 学生)
 

♻️ 谷口一宏様 講演

大学生協事業連合フードサービス事業部長の谷口さんから、大学生協の食堂事業と環境活動の関わりについてご講演いただきました。講演では、大学生協というフィールドだからこそ実現できる環境活動の推進について学びました。

大学生協には多くの学生が加入しているため、環境問題に対する関心や意識の度合いもさまざまです。そのような中で、まずは組合員が環境問題について「知る」ことが重要であり、大学生協にはそのきっかけをつくる役割があるとお話しいただきました。また、その学びや気づきの場として、日常的に利用する「食堂」を活用してほしいというメッセージが伝えられました。

今回の講演を通して、環境活動は大学生協全体で取り組まれているものであることを実感し、自分たちの活動の意義を改めて認識する機会となりました。
 
  • 谷口一宏様 講演
  • 谷口一宏様 講演
  • 谷口一宏様 講演
 
人物
まずは知ることが大切であるということがとても印象的でした。リ・リパックの取り組みをしていて、どうしても回収率をあげようという考えになってしまうけれど、取り組んだ先にどんな環境への影響があるかなども一緒に広めることが大切だと学びました。(富山県立大 学生)

人物
環境活動だけではないかと思いますが、すぐに成果が出る結果が残せるものではないと感じておりました。もったいないバナナを実施したときにXで上がっていた声に対して、協同組合として真摯に向き合いながらも組合員と対話して、どうしたらより良くなるのかを考えたいなと思いました。(島根大 職員)
 

♻️ 行動宣言

 
最後の時間では、各班で明日から実践する行動について宣言を行いました。これまでの学びを振り返りながら、自大学で魅力やバランスを踏まえた環境活動を推進するために何ができるかを考え、具体的な行動目標を設定することができました。
今回の学びを実践につなげるため、ここで宣言した「明日からの一歩」や「一か月後までの目標」を意識し、環境活動をさらに発展させていきましょう!
 
行動宣言
 
人物
リ・リパックやペットボトルキャップの回収について、学生委員会以外の学生にももっと知ってもらいたいです。また、学生の生活環境や行動実態についてもっと職員さんと共有していき、環境問題や食品ロスについて考え、実行していきたいです。(茨城大 学生)

人物
北海道ブロックではリリパックの取り組みがあまり進められていませんので、何か障害があるのか、それを克服するには何が必要か、探ってみたいと思います。(酪農学園大 教職員)
 

企画局長のまとめ

今回のオンラインセミナーでは、「大学生協が環境活動に取り組む意義」を軸において内容を構成しました。

学びを深める場面は参加者にとっても初めて知る内容を多く提供できており、交流を行う場面では自大学の現状も踏まえてコミュニケーションが多くとれていました。

「全国環境セミナー2026」では、オンライン開催と対面開催を設置し、オンラインセミナーでは環境活動を行うための知識インプットに重点を置きました。さらに環境活動をよりよくしていくために、実践的なプログラムとして対面セミナーを設置しています。二つの形態で実施した全国環境セミナー2026を通して、みんなで環境活動に取り組んでいきましょう!
 

【開催報告 ビジュアル版】

【開催報告】オンライン版全国環境セミナー2026