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2019年02月15日(金) | 新着情報

読書マラソンWEB版 『海と毒薬』著:遠藤周作 出版社:角川文庫

暗く、読んでいて苦しくなる、人間の倫理のあり方を問われる作品。
遠藤周作作品はエッセイをよく読んでいたが、小説は今回が3作目。買って積んだまま状態の本を減らそうと思い、一番薄いという理由で読み始めた。

本書のタイトルは「海と毒薬」である。屋上から眺める遠くの海や雲の描写から暗く禍々しい雰囲気、医療の専門用語が多く出てくることから薬品類のツンとした臭いを感じることができた。
 
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