ニュース

2020年09月01日(火) | 新着情報

生協職員からの新刊お奨めの本紹介
『猫を棄てる-父親について語るとき』村上春樹著 文藝春秋

2020年の夏は個人的にも「特別な夏」だった。

昨年秋に父が亡くなり、8月に新盆を迎えた。実家のある土地や菩提寺のしきたりに従い法事をしなければならなかったのだが、このコロナ禍の中、簡素化して実施することになりなんとか済ませることができた。

その間に読んでいた本のひとつがこれだ。私は普段からこの著者の作品を愛読しており「村上主義者」と呼ばれることにも別段抵抗はない。とりわけエッセイや旅行記が好きで、事あるごとに読み返し、著者の提唱する「小確幸」を感じられる毎日を過ごしたいと願っているくらいだ。

 
>>続きを読む

戻る