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2020年11月25日(水) | 新着情報

読書マラソンWEB版『珈琲店タレーランの事件簿』他【2件】

『珈琲店タレーランの事件簿』
著:岡崎琢磨 出版社:宝島社

私が初めてこの本を手に取ったのは、高校二年生の冬、修学旅行で京都に行った後の時期でした。舞台は京都府京都市の中心部、近くには鴨川が流れ、静かな市街地を通り過ぎた先、苔の生い茂る小さなトンネルを抜けた先に、この小説の舞台となる「珈琲店 タレーラン」があります。主人公は、タレーランのコーヒーに魅了された青年、そして何とも美味なコーヒーを淹れる、タレーランの女性店員。店を訪れる客を発端に、主人公2人は様々な謎や事件に巻き込まれ、女性店員の持ち前の推理力によって全てを解決していきます。

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『総理にされた男』
著:中山七里 出版社:宝島社

この本はフィクションの政治小説です。

主人公、加納慎策は劇団に所属する売れない舞台俳優でした。普段は総理大臣と顔や声が似ていたため舞台の前座として総理のモノマネをしていたくらいで劇の本編には出演していませんでした。総理がある病気に罹ってしまい公務ができなくなり、政権が発足して間もないため政治的空白を作るわけにはいかないと考えた官房長官が慎策を誘拐させ、総理の替え玉をしてくれないかと依頼します。政治は素人で選挙にも行かない慎策であったが官房長官に良い報酬を提示され、引き受けることになる。

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