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2021年10月06日(水) | 新着情報

社会的課題通信 Vol. 49『博士学生は絶滅危惧種?』

世界の研究を担う博士の”現状”

秋田大学院理工学研究科生命科学専攻修士2年のOEです。タンパク質の機能,構造解析の研究をしています。私は博士課程に進学する予定ですが,皆さんは博士課程に在籍する院生がとても苦しい状況に置かれているのはご存知ですか?

大学院生は,約25%の論文の筆頭著者に名を連ねており,日本における研究開発の原動力です。中でも博士学生の貢献は大きく,学生というよりもむしろ,教員や他の研究者と協働して日本の研究力を向上させるという「研究者」としての側面を持ちます。そんな博士学生ですが,2003年をピークに博士課程への進学率は減少の一途を辿っています。その理由はやはり,「経済的な不安」が大半を占めます。
 

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