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2025年02月18日(火) | 新着情報

「これからを生きる大学生へ、未来を創る人々へ」
〜本を読む人、読まない人、読書に興味がある人、興味がない人〜
Vol.4 本棚の迷子たち、そして先輩の問いかけ

私が学生時代を過ごしたのは、ちょうど昭和の終わりから平成にかけてだった。たまり場になっていた学生ラウンジには、友だちや先輩の誰かしらがいて、だらだらと話しながら過ごしていた。世界ではベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦が終わり、ソ連という超大国が消え去った。日本では空前のバブル景気に沸いていたらしいが、自分の周りにはそんな気配すらなく、いつのまにかバブルも弾けていたらしいが、あまり実感もなかった。昭和の終わりのニュースは友だちと行ったスキー場で聞いた。特筆すべきイベントもなく、ただ仲間とまったり時を過ごすだけの、そんな学生時代だった。
 

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