2015年05月27日(水) | 新着情報
著者は、「学校の戦後史は、実社会との関係史である」とし、戦後70年という節目において学校の戦後のあゆみをまとめている。そこには、戦後80年を迎えるときに、「戦後の学校」の枠組みがそのまま位置づけることが可能なのか、という問題提起をはらんでいる。
本書では、「日本の学校」が成立した戦前から、日本において国民がどのように学校を受け入れ、今日の「学校」に至るのかがまとめられており、教育学部の学生や教育関係に興味がある学生には読んでおいて損はない一冊だと思う。