2015年12月01日(火) | 新着情報
著者:伊東乾 ちくま新書
この新書のオビには『「聴く」から始まる。心がつながる』と書いてありました。ちょうどこの本に出会う前日に「傾聴」の重要性を学んでいたため、『聴』という文字に目が止まったのかもしれません。響きだけでいうと「超能力」ですが、そんな大層なお話しではなく、円滑なコミュニケーション実現には欠かせない聴く能力について書かれた本です。この本を読んでまず思ったことは、「耳」としての機能「聴覚」の奥深さについて知らないことが多かったということです。みなさんは「第六感」というと何をイメージするでしょうか?この本で著者は『第六感というのは「五感」の影に隠れて見えにくくなっているものの、誰もが持っている「聴覚」が働いている」と言っています。つまり「聴覚」は音を聴くだけの働きだけではないということです。