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2016年04月04日(月) | 新着情報

生協職員からの新刊お奨めの本紹介
「彼女はひとりで歩くのか?」森博嗣 講談社タイガ

私は、大学1年の時に「すべてがFになる」を読んでから、森博嗣の本がすごく好きになりました。「すべてがFになる」はドラマ化、アニメ化もされ注目を集めた作品です。
「すべてがFになる」ももちろんオススメですが、今回は森博嗣さんの新作「彼女は一人で歩くのか?」を紹介したいと思います。
自分の中では森博嗣といったらミステリーという頭がありましたが、この作品は、SFです。舞台は、遠い未来の日本です(200年後くらい)。首都がなぜかサッポロになっています。人間とほとんど差がないウォーカロンという人工細胞で作られた生命体が存在する世界です。チューブと呼ばれる移動装置(真空の管を通るリニアモータカー)があったり、人間・ウォーカロンが致命傷を受けても治ったりするものの、この未来が、すごく自然な未来に感じられてすごく不気味な感覚に襲われます。

 
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