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ワカモノインタビュー 
#03 徳永 沙也花 さん

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参加者
徳永 沙也花
(下関市立大学学生有志団体WSKサークル部長)

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参加者
小野 勇太郎
(Peace Now! Hiroshima2020実行委員/下関市立大学経済学部)

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参加者
大平 鈴音
(Peace Now! Hiroshima2020実行委員/島根大学法文学部)

(取材日:2020年10月27日)

自己紹介

こんにちは。下関市立大学3年の小野勇太郎です。今日はよろしくお願いします。

小野くんと一緒にインタビューをさせていただきます、島根大学3年生の大平鈴音です。よろしくお願いします。

徳永沙也花です。よろしくお願いします。

小野くんと徳永さんは高校の同級生なんですよね。

そうです(笑)。緊張しますが、頑張りたいと思います。
では早速、質問に入ります。徳永さんが普段どんな活動をされているか教えてください。

私は、下関市立大学のWSKというサークルに所属しています。WSKというのは、国際交流や国際協力の活動をしているサークルです。国際交流では、下関に住んでいる留学生と一緒に運動会やハロウィンイベントなどを行っています。国際協力という面では、生協の食堂でのTable For Twoの活動や、フェアトレードチョコレートの販売などを行っています。

「なにもできなかった」悔しさから始めた国際協力活動

徳永さんがWSKに入って国際協力活動を行うようになったきっかけを教えてください。

高校生のころ、アメリカのニューヨークに短期留学をしたときに、ストリートチルドレンを見かけました。自分の弟と同じくらいの子どもが物乞いをしていたんですが、なにもできなかったんです。そこから、貧困問題に興味を持つようになりました。大学生になったら何か活動がしたいと思っていたので、入学を機にWSKに入りました。

徳永さんが高校で短期留学の報告をしていたのを聞いた記憶があります。そのころから貧困問題に関心があったんですね。

はい。ストリートチルドレンを目の前にした時に何もできなかったのが本当に悔しかったんです。でもその時は受験生で何かを始められる状態ではなかったので、大学に入ったら何かやろうと心に決めていました。

WSKは、どれくらいの規模で活動されているんですか?

今は50人くらいで活動をしています。1~3年生で活動をしていますが、10月ごろに代が替わって今は1・2年生が中心になっています。

活動は上級生が引っ張ってやっているんですか?

そうですね。あとは地域で国際協力活動をされている方からイベントをご紹介いただいて、ブース出展をはじめとしたいろいろな活動をしています。山口県立大学のTable For Twoのサークルや福岡の団体さんと活動交流をしたこともあります。

ほかの大学のサークルと交流することもあるんですね。

他大学の人と交流していて学んだこととか思うことはありますか。

同じ世代の学生がとても活発に活動をしています。海外に行って見たことや考えたことを実際に聞く中で、自分だけだと興味を持たない話題にも出会えたので、視野が広がったと感じています。

なるほど。自分もPeace Now! のセミナーづくりを他大学の仲間と進めていますが、気づけることがたくさんあります。

「幸せってなんだろう?」活動の中で見えた想像と現実のギャップ

活動されていて嬉しかったことや印象に残っていることを教えてください。

WSKでの活動ではないんですが、後輩と一緒にフリーで活動されている国際協力士の方をお呼びしてイベントをしたことがあるんですね。下関でやるのでそんなに人数も集まらないかと思っていたんですが、福岡や神奈川からも学生が来てくれました。結果、30人近くの人が集まって国際協力について考えることができたのはうれしかったですね。

逆に、大変だったことやうまくいかなかったことはありますか?

いつも悩んでしまうことはあります。たとえば、2年生の夏に海外ボランティアでフィリピンに行って、墓地やスラム街に住む子どもたちに食べ物や衣服を配る活動をしたんですけど、現地の子どもたちがすごく明るいんですよ。私は無意識のうちに、貧しい地域の子どもたちは、「かわいそうな子どもたち」だと思っていました。でも、想像と全然違ったんですよね。「今楽しい?」って聞くと「もちろんだよ」と笑顔で反応してくれます。そういう楽しそうな姿を見ながら「本当の幸せってなんなんだろう?」と考えるようになりました。ずっと考えていますが、今もわかりません。でも、その子たちのお母さん方から銃声が聞こえるのが日常だという話も聞いたので、その子どもたちが命の危機と隣り合わせに居ることは確実です。なので、この子どもたちの笑顔を守るために活動したいと思っています。

なるほど。実際に海外に行って現地の人たちと触れ合っているのはすごいですね。海外に行く機会は頻繁にあるんですか?

WSKとして海外に行くことは基本的にはないですが、個人でカンボジアやフィリピンに行くメンバーは多いです。自分でボランティア活動を探してきて、興味があるものに参加しています。

そういうことに関心がある人たちが集まっているんですね。お互いに刺激し合える存在が身近にいるのは良いですね。

WSKは大学の中でも活発なサークルで、新型コロナウイルスが流行する前は、大学にいるとよく「○○(海外)に行った」という話が聞こえてきました。

そうですね。みんな元気に活動しています。

「知らないものは怖い」ワカモノにできることって何だろう?

国際協力活動をされていて、平和のために私たち若者世代にできることは何だとおもいますか?

新型コロナウイルスの影響で今は一時的に少ないですが、グローバル化で多くの外国人が日本に出入りするようになったり、インターネットを通して気軽に交流ができるようになったりという社会の中で、他の文化を知ることが本当に大切だと思うんですよ。他の国の文化や価値観を知ると、差別や偏見は自然となくなってくるはずです。だから、若者世代にはより多くの文化に触れてほしいと思います。

私も、話を聴いてより多くの文化に触れたいと思いました。

何も知らないと怖いじゃないですか。知らないものは怖いです。だからどんどん知っていって、いろんなことに気づいていくことが大切です。そうすると、小さなもめごともなくなって、平和につながっていくんじゃないかと思います。

なるほど。私はミャンマーに行ったことがあるんですが、日本では当たり前なことがミャンマーでは当たり前ではなかったということがいくつもあったのを覚えています。信号があるのに守らずに車の間をすり抜けて歩かないといけないとか(笑)。でも、お互いの価値観を認め合って知ったうえで、いろんなことを考えていかないといけないというのは思いました。

そうですね。

徳永さんは、大学に卒業されてからもこういった活動は続けようと思っていますか?

私が目標にしているのは、商社に入って発展途上国とビジネスをすることです。日本で企業に就職すると気軽に海外に行ってボランティアをするということはできなくなっていくと思います。でも、日本でできる国際協力活動は募金も含めていろいろあると思うので、日本でできることは続けたいと思います。

「人に会うことが好き」次の世代に語り継ぎたいことは…?

では今度は、未来へつないでいくという意味で、自分たちより若い世代、次の世代に伝えたいことは何かありますか?

コロナ禍にいるので余計ですが、これから未来がどうなるかが正直わからないので難しいですよね。今は、日本人同士でも交流がなかなかできない世の中じゃないですか。でも、私は人に会うことが好きで、高校生のときにアメリカに短期留学に行ったときも、行く前に一緒に行く日本人の仲間と交流したり、アメリカで様々な国の人と話したりして、それが本当に楽しかったんです! だから世の中がどういう風に変わっても、いろんな人と出会うことやその人たちと交流することの楽しさは知ってほしいと思います。

今日徳永さんのお話を聴いて、自分は海外に行ったことがないこともあって、いろんな人と出会っていろんな価値観に触れたいと思いました。ありがとうございます。

「当たり前だと思っていた日常は…」私が平和だと思う瞬間

あなたが平和だと思う瞬間はどんな時ですか?

何をもって平和というのかは難しいですよね。新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増える中で思うようになったのは、家族で食卓を囲んだり、友達と一緒にご飯を食べに行ったり、という当たり前にあった何気ない日常は、幸せな、平和な瞬間だったのだと思います。

気軽に友達とご飯を食べに行くことはできなくなりましたね。

自分たちには当たり前にできていることが、他の人にはできていないということがあります。そういうこと知って考えていけたら、平和な世の中に近づいていくかもしれませんね。

大学生へのメッセージ

では、最後に全国の大学生に向けてメッセージをお願いします。

今回、こうやって平和活動をしているということでインタビューに取り上げていただいたんですが、自分的にはあまり大きなことをしている意識はないです。ただ自分の興味がそこにあったから、海外ボランティアに参加したしWSKにも入りました。なので、何かしたいという人も自分の興味があるところから始めればいいと思っています。目の前に募金箱があったから募金するでもいいし、面白そうなサークルが大学にあったから顔を出してみるでもいいと思います。そういう身近なところから始めてみるのが良いと思います。

身近なところや興味があるところからというのは、私たち大学生にとっては特に大事なことですよね。いろんなところに興味のタネは散らばっているので。このメッセージは全国の大学生に届けたいと思いました。

ありがとうございます。

インタビューは以上になります。ありがとうございました。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

(記録:四方遼祐/全国学生委員)

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