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全国大学生協連 会長理事 武川正吾 ご挨拶

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全国大学生協連 会長理事
武川正吾 先生

「戦争を知らない子供たち」というフォークソングが流行した時代を思い出します。
私自身も、直接にはベトナム戦争や湾岸戦争などを報道を通じて知ることはありましたが、日本国内での戦争体験を持たずに育ちました。それはある意味では幸いなことでした。しかし同時に、海外から伝えられる戦火の悲惨な状況に接すると、心を痛めずにはいられません。とりわけ今日のウクライナやガザ地区の惨状には、強い憤りと無力感を覚えます。

数ある戦争被害のなかでも、被爆は人類史上最も苛烈で悲惨な体験であり、人類という種の存続そのものにかかわる問題です。その記憶を受け継ぎ、二度と同じ惨禍を繰り返さないことは、私たちの責任であると考えます。

被爆者の方々が結成した日本被団協が、核兵器廃絶への長年の歩みを評価されてノーベル平和賞を受賞したことは、私たちにとっも大きな誇りであり、未来への希望でもあります。戦後80年という節目を迎えるいま、大学生協もまた、平和を守り育む営みに一層の力を注いでいく決意を新たにしています。

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