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2024年8月1日
全国大学生活協同組合連合会(以下 全国大学生協連)では、2007年から毎年4月~5月に新入生の保護者を対象とした「保護者に聞く新入生調査」を実施しており、2024年は139大学生協の25,857名の方から回答をいただきました。
「保護者に聞く新入生調査」では、受験から入学までにかかった費用と保護者の意識(受験から入学までに困ったことやお子様が大学生活を送る上での不安等)を調査しています。あわせて大学生協の事業に対する評価を伺っています。
<2024年度の特徴>
- 入学までにかかった費用は「教科書・教材購入費用」、「お部屋探しの費用」、「入学式出席のための費用」が増加した。
- 受験から入学までの費用面で予定と違って困ったことは、「教科書や教材、パソコンの費用が高かった」、「家賃や新生活用品の費用が高かった」、次いで「入学しない大学に入学金や授業料を支払った」となっている。
- 受験から入学までに困ったことや悩んだことは、「子供の体調や精神面のこと」が一番多く、続いて「受験・入学手続きのスケジュール管理」、「受験大学(学部・学科)の選び方」となっている。
- 大学生活を始めるにあたって心配なことは、「友達付き合いなど人間関係のこと」、「授業内容や単位のこと」、「事故や病気、けがなど健康面のこと」となっている。
<調査の概要>
【調査の目的】 |
大学受験までにかかる費用、下宿生のお部屋探しなどにかかる費用ほか、入学準備について調査し、大学生協の取り組みやサービス改善に活用する。 |
【調査対象】 |
2024年4月に入学した新入生(学部生)の保護者 |
【調査期間】 |
2024年4月~5月 |
【調査方法】 |
インターネット調査(各大学生協の名簿からランダムサンプリングして郵送やメールで依頼、Web画面から回答) |
【回収数】 |
25,857(144大学(国立59・公立31・私立54) 回収率 30.5% |
サンプル特性
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<平均額について>
- 「各費目」および「合計」の平均額は、それぞれ「0」と無回答を除いた「有額平均」で表示しています。
- 費目のいずれかに「0」が含まれていても「合計」の平均額に反映されるため、「各費目の平均額合計」と「合計」は一致しない場合があります。
<各費目の内容>
A.出願のための費用 |
受験料/願書を取り寄せた費用 |
B.受験宿泊・交通費などの費用(総額のみ) |
交通費/宿泊費/滞在費、同伴者を含む |
C①.入学した大学への納付金 |
入学金・授業料・施設拡充費・その他/寄付金・学校債 |
C②.入学しなかった大学への納付金(総額のみ、後日返金分を除く) |
入学金/授業料/施設拡充費・寄付金・学校債・その他 |
D.合格発表等の宿泊・交通費などの費用(総額のみ) |
交通費/宿泊費 |
E.入学式出席の費用(総額のみ) |
交通費/宿泊費/その他、同伴者を含む |
F.パソコン・教科書・教材購入の費用 |
パソコン/教科書/電子辞書/教材/その他 |
G.お部屋探しの費用(総額のみ) |
交通費・宿泊費・滞在費・礼金・入館金・敷金/前家賃や日割分・斡旋手数料・仲介手数料 |
H.新生活用品購入費用(総額のみ) |
寝具/家具/家電用品/自炊用品/インターネット契約・配線工事/電話機・携帯電話/日用雑貨/自転車・バイク/衣類や身のまわりの小物/防災用品 |
I.その他の費用 |
引越し代・荷物の送料/4月分の生活費/予備の貯金/大学生協への支払い・生協出資金・共済・生協のミールカードなど/お礼・お祝い返し・その他 |
1.受験から入学までにかかった費用(図表1~7)
(1)受験から入学までにかかった費用
国公立・自宅・文科系1,331,300円から私立・下宿・医歯薬系2,985,400円まで
-
自宅生の受験から入学までにかかった費用
○国公立1,380,100円
受験料など出願までにかかった費用が約12万円、パソコン・教科書・教材購入が約24万円、入学しなかった大学への納付金が約25万円
・国公立文科系1,331,300円・国公立理工系1,429,400円・国公立医歯薬系1,398,300円
○私立1,671,400円
受験料など出願までにかかった費用が約15万円、パソコン・教科書・教材購入が約20万円、入学しなかった大学への納付金が約27万円
・私立文科系1,533,500円・私立理工系1,914,700円・私立医歯薬系2,401,300円
-
下宿生の受験から入学までにかかった費用
○国公立2,098,800円
受験料など出願までにかかった費用が約12万円、パソコン・教科書・教材購入が約27万円、入学しなかった大学への納付金が約26万円
・国公立文科系2,049,100円・国公立理工系2,107,000円・国公立医歯薬系2,243,300円
○私立2,372,200円
受験料など出願までにかかった費用が約13万円、パソコン・教科書・教材購入が約22万円、入学しなかった大学への納付金が約25万円
・私立文科系2,254,400円・私立理工系2,627,500円・私立医歯薬系2,985,400円
(2)受験から入学までにかかった費用の特徴
①受験から入学までの費用は入学大学の設置者、専攻、自宅か下宿かにより大きく違い、国公立・自宅・文科系が1,331,300円と最も低く、私立・下宿・医歯薬系の2,985,400円が最も高い。
②入学までにかかった費用は「パソコン・教科書・教材購入費用」241,600円(前年+7,200円)、「お部屋探しの費用」247,800円(前年+12,500円)、「入学式出席のための費用」29,800円(前年+2,200円)が増加した。「パソコン・教科書・教材購入費用」は2014年から毎年増加している。
③「出願するためにかかった費用」の多くを占める「受験料」は、昨年からほぼ横ばいで125,500円となった。私立の受験料は国公立よりも22,500円高い。
④受験から入学までの費用面で予定と違って困ったことは、「教科書や教材、パソコンの費用が高かった」41.9%、「家賃や新生活用品の費用が高かった」24.6%、続いて「入学しない大学に入学金や授業料を支払った」22.0%となっている。
なお、入学しなかった大学への納付金は国公立文科系で247,200円、同理工系で259,800円、同医歯薬系で363,500円、私立文科系で255,400円、同理工系で276,500円、同医歯薬系で350,200円だった。
⑤受験から入学までの費用面で準備・工夫したことは「学資保険に入っていた・進学用の貯金をしていた」54.4%と半数以上が長期間にわたる準備をしている。続いて「貯蓄を切り崩した」34.7%、「奨学金を申請した(する)」32.1%となっている。
⑥下宿生の「お部屋探し」253,300円は、前年より12,900円増加し、この10年間でもっとも高額であった。「生活用品購入費用」304,100円は前年より微減、過去10年間でも大きな変動はない。



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2.保護者の意識
(1)受験から入学までの保護者の意識(図表8~11)
①大学に期待すること(上位7項目)について19年と比較したところ、「専門知識の教育強化」は65.4%で最も期待が高く、19年以降の順位変動はない。2位の「社会人としての一般教養の教育強化」は53.6%で、19年47.3%に対して+6.3ポイント増加している。 その他、「健全な大学生活を送るための教育や指導」は、19年32.3%→24年41.9%、「基礎学力の教育強化」は、19年22.8%→24年30.2%となっており、増加幅が大きい。また、とくに私立大学においては、「授業料減免や奨学金などの経済的支援」は、19年27.6%→24年34.1%と増加している。
②子どもが受験する大学を選ぶ際に、親として関心を持ったことは、全体の1位が「大学の所在地」、2位が「設置者(国公立・私立)」の別、3位が「本人に任せた」となっている。また、「入学金や授業料などの大学納付金」は、全体が20年に比べて増加しており、中でも私立の増加が著しい。設置者による差が大きいのは、「設置者(国公立・私立)」(国公立70.2%・私立25.9%)、「就職率などの就職実績」(国公立29.0%・私立43.1%)、「受験倍率・合格難度」(国公立42.0%・私立29.1%)となっている。
③受験から入学までに困ったことや悩んだことは、「子供の体調や精神面のこと」が51.9%、と一番多く、続いて「受験・入学手続きのスケジュール管理」38.5%、「受験大学(学部・学科)の選び方」38.0%となっている。特に「受験・入学手続きのスケジュール管理」は21年から継続的に増加しており、自由記述の内容からも入試方法が複雑化、多様化していることや、合格決定時期の遅れの影響が伺える。
④大学生活を始めるにあたって心配なことは、「友達付き合いなど人間関係のこと」57.7%、「授業内容や単位のこと」45.3%、「事故や病気、けがなど健康面のこと」43.3%となっている。コロナ禍の影響を見るため設けた「授業形態(対面・オンライン)のこと」と「新型コロナウイルスへの対応」については、それぞれ5.1%、2.6%で、23年よりもさらに減少している。




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(2)入学までの行動(図表 12~14)
①コロナ禍の行動制限が緩和されて23年のオープンキャンパスは来校型が多くの大学で開催され、「本人の参加」は46.8%で前年より8.9ポイント増加した。 また「本人と家族が参加」は全体の25.1%でコロナ禍前の水準に戻った。また、参加した新入生を100としたときの同行率は53.6%(前年+1.1ポイント)であり、19年の同行率52.0%、20年の同行率55.6%と比べても大きな違いはない。
②本人が参加した来校型オープンキャンパスと、オンライン型オープンキャンパスの地域別状況を調べたところ、全国平均では来校型が46.8%に対してオンライン型は15.6%だが、地域ごとに特徴がある。1都3県では来校型が44.5%と全国平均より低く、オンライン型は20.9%で全国平均より高い。また、北陸と北関東甲信越は、来校型がそれぞれ28.4%、34.9%であり、全国平均に比べて顕著に低い。
③入学式の本人参加は95.6%、本人と家族の同行は全体の69.4%となり、コロナ禍前と同水準になった。参加した新入生の7割は家族と参加している(参加した新入生を100とした同行率72.6%・前年59.8%・19年77.7%)。



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これから受験されるご家庭へのアドバイス ~保護者の工夫・経験からのアドバイス自由記入欄より~
<費用について>
- 受験の方式がいろいろあるのは、子どもにとって合格の可能性が広がるので、すごくありがたいのですが、我が家の場合は全ての方式で何日か受験したので、かなりの受験費用となりました。(私立・文科系・女子・自宅・一般選抜)
- 各大学で様々な受験方法があり、複数学部の併願などで当初思っていたよりも受験費用がかかります。
合格の可能性を広げつつ、予算も考えながら、親子でよく話し合って進めていく必要があると思います。(私立・文科系・性別回答無・自宅・一般選抜)
- 予定していた金額を遥かに超える出費でした。学費はほぼ予定金額でしたが、他にも受験や部屋探しのための交通費、宿泊費、滞在時の食事代なども軽視できない金額でした。学費だけでなくこういった出費は多めに準備しておいた方が安心です。
我が家は後期合格だったので、私立の授業料も払わなければならず本当に大変でした。4月下旬現在まだ返金されていません。(2ヶ月ほどかかるとのこと)(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 地方からの東京への大学受験は想像以上に費用がかかりました。
受験料・宿泊滞在費・移動交通費で金額が想定外だったのは受験料です。受験した大学の数は6校でしたが、受験方式がたくさんあり、1つの大学で学部×受験方式で最終的には15件以上になっていました。
そんなに受けなければいいとも思いますが、最初の合格を手に入れるタイミング、滑り止めを確保したい等受験する子どもの精神面を考えて申し込んで高額になりました。(私立・文科系・女子・自宅外・一般選抜)
- 大学受験期に4年間ないし6年間の学費にあたる分は準備をしていましたが、地方受験をしたこともあり、受験費用、滞在旅費、そして何といっても入学準備費用が思った以上にかかりました。準備金はあったにせよ、大きい額のお金が短期間にすぐに出ていく現実には驚きました。
まとまったお金の準備は大切です。(国立・理工系・女子・自宅外・一般選抜)
- 抑えの私大にも、入学金を納める必要がでてきます。1大学で済むようにスケジュール組めたらベストかと思います。
また、前期授業料の納付期限や延長手続きなど、大学ごとに仕組みや期限、金額や方法が異なるため、細心の注意が必要だと思います。(国立・理工系・男子・自宅・一般選抜)
- 入学金の準備を学資保険で準備していたのですが、申請可能日が2月以降で年内合格に対応していなかったことに気が付き慌ててしまいました。
事前に申請手順を確認しておけば良かったと反省しました。(私立・医歯薬系・女子・自宅外・推薦等)
- 推薦の場合入学金、授業料の納入日がとても早く、合格発表からすぐとは知らず、学資保険の満期日が間に合わなかったが、大学入学までに大学費用以外にもパソコンや自動車免許、車、下宿費または定期代など大きなお金が動く時期ですので、前もって学資保険に入っておくのは入院等の対応もありますしオススメです。(私立・文科系・男子・自宅・推薦等)
- 学費に関しては子供が幼いころから複数の学資保険をかけていましたが、保険が下りてくるのが受験時、入学時の物入りの時期ではなくて、満期日が基準になっているので注意が必要です。
学資保険は掛けておいて本当によかったと思います。(国立・文科系・女子・自宅外・一般選抜)
- 2024年問題と3月の繁忙期で引越業者がなかなか確保出来ず、確保出来たとしても非常に高額(単身なのに数十万円)になるし、ネット通販では期日通りに頼んだものが届かないこともあり身の回りの最小限の持ち物だけダンボールに入れて宅配便(10箱で3万未満で済む)で送った。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 大学進学にかかる諸費用の他、スーツ代、自動車免許取得等で予想以上に出費がかさみました。予想費用をなるべく早い時期から計算して計画的に貯金することをおすすめします。併せて奨学金についても調べて、返済する子供の負担を少しでも軽くする工夫も必要だと思います。金銭面が理由で、学びを得ようとしている子供が進学を諦めることがなるべくないよう早めの対策が大事だと改めて感じました。(国立・理工系・男子・自宅・推薦等)
- 学費が一番大きいので目に付くかも知れませんが、教科書以外の購入品も多く、パソコンもスペックが指定されていた事もあり、又既に持っているタブレット型は不可だったので新たにノートブックを購入しました。(私立・理工系・女子・自宅・推薦等)
<大学選びや情報収集について>
- 高校の保護者説明会で大学入試制度が大きく変わっていることを知り愕然としました。私(保護者)もある程度の入試制度を把握して、本人の意思を確認しながら入試形態、志望校を決めました。
ぜひオープンキャンパスには高1から参加してみて、色々な大学の雰囲気を体感してみてください。(私立・文科系・男子・自宅・推薦等)
- 大学選びは、本人に任せることが一番です。本人が興味関心を持ち、希望の大学や専攻を選択するのが理想です。興味の湧く大学や専攻が見えてきたら、積極的に周りの大人や高校の先生に相談できると良いでしょう。近年は入学方法が様々なので、早期の情報収集が鍵です。オープンキャンパスに参加できると良いと思います。(国立・文科系・男子・自宅・推薦等)
- 受験大学を選ぶときは、学生がいる時に(オープンキャンパスなど)に行って、雰囲気を感じてみるのが良いと思います。春休みに学生がいないときに学校の見学に行きましたが、活気や雰囲気がわからず、本人は「ここに絶対に入りたい!」というモチベーションにならず大変な受験期に心が折れそうになったらしいです。
どうしてもここに入りたい!と強く願う気持ちになるためのアクションは大事だと、後になって思いました。(国立・理工系・女子・自宅外・一般選抜)
- 我が家の場合は早めにオープンキャンパスに親子で参加したので、大学の雰囲気や様々な情報が得られ、参考になりました。娘も、「この大学に入りたい」と意思を固めるきっかけになったようでした。(私立・文科系・女子・自宅・推薦等)
- 大学選択は基本的にはお子様が選択するとおもいますが、やはりまだ大人にはなりきらない年齢層なので、子どもに選択肢を増やす情報を提供するため、ある程度親の情報収集が必要だなと感じています。特にオープンキャンパスの日程、申し込みなど早目に情報収集をおすすめします。(国立・理工系・性別回答無・自宅・一般選抜)
- 息子は第一志望ではなく滑り止めの大学へ進学しましたが、本人がやりたいと思っている学びや研究に取り組める環境が整っているので、今は大学での学びも生活も楽しいと言っています。大学合格が目的になることなく、大学に入学してからの大学生活が自分の求めているもの(学びや研究に限らず)と近い大学を選べると、進学した先での大学生活が充足度の高いものになるように思います。(公立・理工系・男子・自宅・一般選抜)
- 息子は将来就きたい職業から工学部を希望していましたが、オープンキャンパスに参加してやりたいことが違うことに気がついたと言っていました。オープンキャンパスにはぜひ参加してほしいです。(私立・理工系・男子・自宅・推薦等)
- 私達親世代の受験時代と比べて、特に私大の受験システムなどは非常に複雑化しており、かかる費用も増大しています。手あたり次第にやっていては手間も費用も無尽蔵に増えていくので、早めに要項等を調べ、効率よく出願ができる様理解しておく事をお勧めします。(国立・文科系・女子・自宅外・一般選抜)
- 3月までの塾の費用や赤本や参考書代が結構かかるのでそちらの出費に狼狽えました。
9月の推薦試験から始まり一般受験、3月の後期まで合計18回くらい受験して、日程によっては1週間続けて受けたこともあり、息子が体力精神的に疲弊しきっていたので、沢山受ければ良い訳ではないということがよく分かりました。息子もなぜこんなに詰め込んでしまったのか、と後悔していました。(私立・文科系・男子・自宅・一般選抜)
- 大学選びは親子で納得できるまで話し合うのが大切です。我が家は早い段階(高校1年)から本人の強い思いを共有して全面的に応援する体制ができ、家族みんなが納得して受験期を過ごしました。やはり受験は家族の後押しがあって、のびのびと挑めるのだと思います。経済面は安心して支出できるように学資保険で準備していてよかったとつくづく思いました。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 学びたい専攻の学会に所属している大学ばかり探していましたが、進学したのは一度もオープンキャンパスに参加していなかった、担任の先生に勧められた大学となりました。興味のあった分野について深く学ぶことができ、本人もとても満足している様子です。子ども任せにしていましたが、なかなか情報収集が進まなかったので、親も一緒に視野を広く持って早い時期から学部の名称にとらわれ過ぎることなく進めるべきでした。(国立・理工系・男子・自宅外・推薦等)
- 大学選びについては、遠くても一度自分の目で見たほうが、本人のモチベーションの向上、維持のためにもいいと思う。本当に自分が行きたいと思ったら、長い受験生活の中でしんどくなったときも、また這い上がる力になる。
現在は願書提出からインターネット出願となっていて便利かと思えば、その割に内申書などは郵送しなければならず、その方法や期限が学校ごと、出願方法ごとに違うので、その管理をきちんとすることと、とにかく期限に余裕をもって行動することが必須。(国立・理工系・男子・自宅外・推薦等)
<受験から入学まで>
- 受験の頃観光客が多く、飛行機やホテルが取りにくいので早めに予約した方がいいです。
特にホテルは11月の時点で一杯でした。値段も高かったです。(国立・医歯薬系・男子・自宅外・一般選抜)
- 受験日から合格発表、大学へ提出する各種手続き書類の作成、部屋探しと怒涛の日々になるので、その時期に重なりそうなことで早めに済ませられることはできるだけ済ませておくとよいのではないでしょうか。
他に、自分と子供の健康面で気になるところがあれば治しておく、普段から子供とよく話して大学生活をイメージし、どんなところに住みたいか何が必要になりそうかなど、話し合っておくのも良いと思います。(国立・文科系・女子・自宅外・推薦等)
- 受験の際、宿泊を伴う場合は大学側から入試スケジュールが発表されたら即ホテルを確保したほうがいいと思いました。
子どもの推薦入試の日は平日宿泊だったので問題なくホテルを確保できると思いのんびりしていましたら満室になっていました。後からわかったのですが市内で大きなイベントがあったようです。キャンセルできるのでとりあえずホテルの確保は早めに対応してください。(国立・文科系・女子・自宅外・推薦等)
- もう18歳の成人です。大学選びや奨学金の手続き等、自分で決めて出来ることは全て自分でしました。親は子供の健康管理と金銭面のサポートを中心に美味しいご飯を食べさせました。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 受験する大学が決まったら、まずはホテルを予約しました。試験当日、雪の予報だったり、電車が遅延したりする可能性もあるので、できるだけ試験会場に近く、不安なことがないよう準備しました。(私立・理工系・男子・自宅・一般選抜)
- 子供も親も受験シーズンは精神的にもかなり追い詰められると思います。子供は学校や塾で友達と励まし合いながら、受験期を乗り越えてました。私は受験生をもつ親と色々と話すことで、いろんな情報を教えてもらえたり、お互いの苦労話を聞くことで、リフレッシュ出来ていたと思います。(国立・文科系・女子・自宅・一般選抜)
- 受験校が決定したころに各大学の出願日、入試日、合格発表日、入学手続き日を記入した手製のカレンダーを作成、リビングに貼ることで家族全員で情報を共有しました。入試の流れが一目でわかり、私立大学の入学手続きの違い(国公立後期日程を受験する場合)が把握できたので良かったです。(公立・文科系・男子・自宅・一般選抜)
- インフルエンザ、新型コロナ等の感染症はもちろんですが、食中毒も気を付けて下さい。
実際に、受験間近に食中毒の様な症状になり、3日間の高熱と、4日間下痢が続き、受験出来るか心配な事がありました。(私立・文科系・男子・自宅・推薦等)
- 受験時期を振り返ると、勉強だけでなく睡眠や食事がしっかりとれる環境作りや、将来どうなりたいかなど気軽に話が出来、共有できる関係性を作っておくことが学生時代をサポートする上で大事だなぁと思いました。(公立・医歯薬系・女子・自宅・推薦等)
- 合格発表から入学式まで、凄いスピードで駆け抜けていきました。振り返ると、合格発表の翌日のアパート探しに始まり、入学手続、生協手続、スーツの購入、生活物資の購入、引っ越し方法の検討、お世話になった方へのお礼など、2週間余りの短期間でやるべきことがとても多くありました。(国立・文科系・男子・自宅外・一般選抜)
- 合格発表から入学準備までが時間が短いので、できることは準備して情報収集しておいた方がいいと思いました。一人暮らしの準備を入学式までにすればいいと思っていましたが、5日くらい前から健康診断やガイダンスというものが始まったりするので、とても慌てることになりました。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 天皇誕生日の関係もあり、国立大学の二次試験の日程が三連休になりやすいので、遠方(特に観光地)への受験時の宿泊予約は早め(ホテルの方に聞くとリーズナブルなシングルなどは1年前に予約されてるとか)にされるのがオススメです。キャンセルポリシーなどを確認していただくと、共通テストが終わってからでも、変更が十分間に合うホテルがほとんどです。(国立・文科系・女子・自宅・一般選抜)
- 受験の情報収集から受験計画、一人暮らしの準備など、早めに子どもとよく話していろんな可能性を考えて準備しておいたほうがいいです。受験が近くなると子どもは勉強以外のことを考える余裕がなくなるし、思っていたようにいかないことも出てきます。(国立・文科系・男子・自宅外・一般選抜)
<一人暮らしの準備やお部屋探し>
- 入学後3週間で、風邪をこじらせてしまい一週間通学できず、自宅からも遠方の一人暮らしだったので、医療機関もわからず親子共に不安でした。事前に病院を調べておくなどの準備をしておくとよいと思います。(私立・文科系・男子・自宅外・推薦等)
- 学生会館を選んだため、家具や家電などを買う必要がほぼなく、引越し費用を安く抑えることができました。食堂や洗面所などで学生同士コミュニケーションが取れるので、メンタル的にも良かったと思います。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 入学式前日4月2日に引越しをしようと思い、新居の契約を4月1日にしましたが、繁忙期のため引越業者を手配できませんでした。
4月4日の引越しとなり、それまでホテル滞在となりました。引越業者は、繁忙期は希望日に予約がとれないことがあるので、余裕をみて引越しをした方がいいです。
(国立・文科系・女子・自宅外・推薦等)
- 親は親なりにいろいろと準備をしようと思っても、入学先や部屋が決まらないとなかなか動けず、決まったら決まったで入学式まで時間がないというジレンマです。
国立大学の結果待ちで私立大学に入学する場合には、本当に時間がなく、引越業者の手配は不可能、荷物を載せられるレンタカーも空がないため、ほぼ自力で引越作業をする必要があります。(私立・文科系・男子・自宅外・一般選抜)
- 後期日程合格の場合、とにかく時間が無いことから、併願先含め同時並行で住まい等の手続を進めざるを得ず、大きな負担となりました。また、合格から引越まで10日も無く、引越業者手配もできないため、家具家電付きのアパートに絞った住まい探しとせざるを得ませんでした。(国立・文科系・男子・自宅外・一般選抜)
- 家探しについても現地まで行くことをお勧めします。インターネットでのオンライン案内も利用して良いかなと思ってましたが、行って見たら坂が急だったり、周辺が暗くて不安だったり、交通の騒音が大きかったりと行かないと分からないことがたくさんありました。(国立・文科系・女子・自宅外・一般選抜)
- アパート探しはオンライン内見で行い、入居の手続きもすべてオンラインでした。
便利な反面、今は18才で契約者になれてしまうため、子供のスマホに契約関係の案内がくるため、子供だけでは多数の複雑な契約の判断が難しく、保護者が間に入って確認するのが大変でした。(公立・文科系・女子・自宅外・一般選抜)
- アパート探しが合否発表前にできることを知らなかったです。万が一不合格でもキャンセル料金はないことをお知らせして、少しでも早く準備ができると良いと思います。特に後期は大変です。共通テストの点数で安全な学校を選ぶので一度も行ったことがない学校になる可能性もあります。うちもそうでした。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- オープンキャンパスや受験で大学に行った際、子供と共に大学近くに何があるか、とにかく徒歩で歩き見て回りました。(最寄駅、郵便局、スーパー、家電量販店、コンビニ、パン屋、病院、薬局、バス停、アパート、マンション、土地の高低、坂道、夜明るいか暗いかなど)後に住まいを決める時は役にたったと思います。(公立・文科系・女子・自宅外・推薦等)
- 一人暮らしの家を探す際に、合格して学校から案内が届くのを待つ場合が多いと思いますが、今は合格前に仮押さえ出来る場合が多いので、なるべく早く家探しを始める事をオススメします。条件の良いお部屋は早い者順に埋まってゆきます。(私立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 土地勘がない場所に進学したので、お部屋の合格前予約制度があってとても助かりました。合格発表後に探すのは時間的にも費用面でも大変だったと思います。
部屋の仮決めをしてあったので、合格したら注文するもの(布団やカーテンなど)も候補を決めておく時間がありました。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)
- 今更ながらですが、早め早めの準備が必要ですね。我が家は電気を忘れており、引越し当日かなり焦りました。郵便物ポスト開設も忘れがちですね。一人暮らし希望のお子様をお持ちの方はお金の見積もりも立てた方が良いと思います。意外な出費にびっくりさせられました。(国立・理工系・女子・自宅外・一般選抜)
<大学入学後の生活>
- 高校が制服の場合、大学入学後に着る私服がたくさん必要になります。特に一年生は授業が多く、部活やサークルも合わせると週7日学校へ行く人も多く、それだけの日数着回せる私服や靴の購入額が想像以上に高額になりました。高校生のうちからセールなどで少しずつ服を増やしておくことをおススメします。(私立・理工系・男子・自宅・推薦等)
- 親元を離れて生活を初めるとホームシックになります。その際、一旦帰っておいでとは言わないこと。3週間もすれば慣れてきます。一旦帰ってしまうと大学に戻るメンタルを保てなくなりますので、まずはグッとこらえることが大切だと思いました。(公立・文科系・男子・自宅外・一般選抜)
- 一人暮らしは必ずホームシックになります。周りに友人、先輩を沢山作り色々アドバイスをもらってメンタルケアをして、有意義な学生生活を送って欲しいです。大学時代に繋がる人材は今後の人生に大きく影響するので色々な経験をして次世代を担う人材になって欲しいです。(私立・文科系・女子・自宅・推薦等)
- 入学後は、想像以上に授業が面白く、趣味や好みの合う友人にも恵まれて、本当に楽しそうに通っています。あまり偏差値や大学名にこだわり過ぎず、お子様がやりたいことを応援してあげてほしいです。(私立・文科系・女子・自宅・推薦等)
- (一人暮らしは)親元から離れて学生生活を送ることで、本人が生活することの大変さや生きていく力などを経験でき、とてもおすすめです。親としては遠くに行くのは心配と思いますが、子どもなりになんとかしていくので、良い経験だと思っています。(国立・文科系・男子・自宅外・一般選抜)
- 県外・一人暮らしは心配でしたが 、やってみて大きな意味がありました。今は毎日試行錯誤しながら、大学生らしい知識を吸収中のようです。子供が納得して、前向きに進学してくれたらそれが1番です。(私立・理工系・女子・自宅外・推薦等)
- 子どもの通う大学が県内のため2時間かけて自宅通学をさせていますが、自宅の立地も悪く正直本人は大変かと思います。「バイトもやってみたい。サークルにも入りたい」と言っていますが、通学時間が邪魔をして思う様には出来ていません。
県内だから頑張って通学させよう!と頑なに考えず、通いにくい立地であれば後期からは下宿を考えるのもいいのかなぁと思います。 (国立・文科系・女子・自宅・一般選抜)
- 受験は人生の到達点ではないので、息子が入学した今も受験期と同じように、親として応援しています。
一人暮らしをして、たくさん考えて、失敗もしながら、社会に出て、少々のことにはめげない力をつけてほしいと願っています。(国立・理工系・男子・自宅外・一般選抜)