お知らせ

2022年度に⼤学⽣協の電⼦書籍サービスはuniv DECSとして新しく生まれ変わります。
新サービスは2022年春より順次展開予定です。

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CASE 2

『ワクワク感』『楽しい』の 演出を加えて、
もっと授業を有意義なものへ!

九州工業大学 情報工学部
小田部 荘司教授

小田部 荘司教授


 

 

まずは授業を楽しんでもらうこと!

──電子教科書を使用しようと思ったきっかけについて教えてください。
小田部:
最初はAmazonのKindleで自費出版していましたが、生協のところでもやっているという話から、生協の電子書籍ですね、それを聞いてそちらの方も試してみようかなというのがきっかけです。


──理系の授業で電子教材と手書きを両立させるのは難しくなかったですか。
小田部:
特に問題はなかったと思います。これまでも紙の書籍がありますよね、それを電子化して皆さんはスマホで見るだけですから、特に問題なく紙の書籍から電子書籍に移行できたと思います。


──実際に授業でやる段階で、気を付けていた点などはありますか。
小田部:
やはり、できるだけワクワク感をもたせなければならないので、面白いとか楽しいとかですね、そちら側の方にいけるようにしました。具体的にはスマホを授業中に使うのはいいということにして、黒板の複雑な図などはそのままカシッと撮ってもらうとか、録音もいいですし、わからない単語があればどんどんそこで調べてもらうとか、そういうふうにしてできるだけデジタルガジェットを使いこなして授業を楽しんでもらうという感じにしました。


──楽しんでもらえるために、いろんな機能を使われたと思うのですが、実際に使った機能とそれについての印象等をお教えください。
小田部:
一番 学生うけしたのは、ABCDEのアンケート機能が、一番よかったみたいですね。クリッカーとかあるんでしょうけれども、電子書籍のところにそのまま含まれていますので、それですぐ使えます。だから集計もあっという間に私のスマホのところに結果が出ますから、非常にうけてたみたいで、あちこちで使っていて楽しかったです。あとはマーカーの方とか注釈を入れるやつも、私が一つ入れると全員にそのまま配信されますので、その機能も非常によかったみたいですね。


──実際の学生さんの反応とかで、先生の印象に残っているものとかはありますか。
小田部:
確かに電子書籍になると軽いですし、それから気楽に見れますし、書籍と同じ感覚でただ単に移した感覚だったんですが、やっぱりそういうところでは大きな違いが出てきますよね。だから学生さん達が支持してくれた理由だと思います。


 

機能を活用していく事で、「紙」との差が生まれます!

──とりわけアンケートに関して言うと、教科書が開いている時にアンケート機能が開きますので、そういう意味では学生さんが教科書を開く引き金になったのかもしれませんよね。
小田部:
あぁ、そうですよね。確かに、教科書を見てくださいと言うのももちろんあるんですけれども、そういう機能を通じて積極的に開くとかということになったのかもしれません。あとは電車の中とか移動時間とか、割と簡単にこうスマホをずっと扱ってますからね、それを使って見る時間も増えたのではないかと思います。


──実際に学生さんの目に見えない姿を、ログという形で提案させていただいたんですが、何か思うところとかありましたら教えてください。
小田部:
ログの分析をしていただいていて、そこからベスト5とワースト5でどのような動きがあるのかというのを、非常に面白い分析を出していただいて、一つはやっぱりうちの学生は夜型なんだなというのが面白かったですね。12時くらいにピークを持っているとかですね、そこの分析も非常に面白かったです。もう少し詳しく継続的に見ていくと、フィードバックしてですね、授業の中でもどんなふうにしたらよりいい読み方をしてもらえるかというのになるかと思います。その機能も非常に面白かったです。将来がある機能だと思っています。


──最後になりますが、今後に期待する、来年以降の授業でも構いませんし、私たちの今後の事業展開に関してでも構いません、今後に期待することは何かありますか。
小田部:
今年は一つの教科書だけだったんですけど、来年は二つ教科書を電子化する予定です。そうすると串刺し検索ができるようになりますので、両方で共通して用語を挙げて、二つの教科書をお互い参照しながらできるというのがありますし、もっともっと多くの先生方が使うようになれば、科目間を超えてですね、そういうことができるようになるでしょうから、すごく可能性を持ってます。

 
小田部 荘司(おたべ そうじ)
九州工業大学大学院 情報工学研究院 電子情報工学研究系
1964年生まれ、1989年九州大学大学院 工学研究科電子工学専攻修士課程 修了、
1990年九州大学大学院 工学研究科電子工学専攻 博士後期課程 退学、
1997年博士(工学)九州大学