広くなったホール。窓の外はテラス席です
2015年12月1日、鳥取大学生協医学部食堂がリニューアルオープンしました。およそ築30年を迎えた改装前の医学部食堂は、厨房内の効率改善、施設の老朽化、そしてミールカードホルダー増加による座席数の不足といった課題が山積みだったため、大学生協から大学への改装提案の結果、新しい店舗として生まれ変わることができました。
医学部キャンパスの学内人口は学部生がおよそ1,150人、院生・教職員は3,000人程ですが、大学病院や研究施設が集中するエリアとは県道で分断されているため、利用者の大半は学部学生です。
改装のキーワードは「効率化」であり、厨房をコンパクトにすることで作業動線を短くし、その分ホール面積を約1.3倍に増やしました。座席数はホール内が178席から233席(テラス席も加えると257席)へと増加、その分短くなった出食カウンターでは従来とは異なる上下2段のカウンターを設けることで、省スペースでの提供面積の確保を実現しています。このような効率化・増席により、以前は日常的に発生していた建物外の長蛇の列もすっかり見ることがなくなりました。
効率化を進めるだけでなく、医学部食堂を「お腹をいっぱいにする場所」から「食事が楽しくなる空間」を目指しました。
カウンターは、やさしい手触りの石タイルと木目調の組み合わせで医学部食堂のシンボルとなっています
動線を確保してスピーディに会計を
厨房は以前よりせまくなりましたがカウンターを上下2段にして効率よく
テラス席のシェードの下でも食事
※最新の営業情報は生協サイトでご確認ください