たすけあいメッセージ

~給付を受けて卒業された皆様から~
扶養者を亡くされた学生へのメッセージ

過去に給付を受けて卒業された皆様から、同じ境遇の仲間へ向けた、卒業までのアドバイスやエピソードです。

大学生協奨学財団では、在学中たすけあい奨学制度(旧 勉学援助制度)の給付を受けた2016年~2020年度卒業者予定者に対して、給付後の学業継続の状況や今後のつながりをつくる意図などから、2021年秋にアンケートを実施しました。その結果、63名(父母を含む)の方がアンケートにご協力いただけました。

アンケート結果の概要は次の通りです。

  1. 今回のアンケートで、62名の方が頑張って学業を続けて卒業され、就職や大学院に進学されていることがわかりました。私たちの奨学制度が一助となっているうれしい結果が得られました。
  2. 約70%の方が「今後、賛助会員として協力しても良い」「今は難しいが将来は協力できる」と回答していただけました。在学中に給付を受け、頑張って学業を続けられた皆様にご協力いただけることは、「たすけあい」の意味でも大きな力になっていただけると思います。
  3. 「扶養者を亡くされた学生の皆様へ、卒業までのアドバイスやエピソード」をいただきました。下記に掲載していますので、ぜひご覧ください。
  4. その他、「(経済的理由などで学ぶことが厳しい学生に対する)国や大学の援助のあり方について」、「当財団の援助のあり方について」のご意見をいただきました。ご意見は省略しますが、今後の運営に役立てさせていただきます。

アンケート送付者数に対して回答数は約11%でした。はじめての実施でもあり、ご協力いただきにくいことが多々あったことなど課題を残しましたが、今後につながる貴重な結果が得られました。アンケートにご協力いただいた皆様には、大変感謝申し上げます。

2016年度~2020年度に卒業された皆様からのメッセージ

愛知教育大学 卒業生

4年生の卒論を本格的に取り組み始めた時期に父が亡くなりました。大学の奨学制度は利用することができず、また、父の治療などのための費用がかさんでいたので、経済的に苦しくなりました。アルバイトを増やすと勉強に充てられる時間が減ってしまうと困っていたときに、たすけあい奨学制度の奨学金を受給することができて助かりました。
他にも、たすけあい奨学制度の案内で、似たような境遇で頑張る学生のメッセージを読み「私だけが大変なわけではない」と思うことができました。この奨学金は寄付金で成り立っていることを知り、間接的に多くの方々に応援していただいていると感じて精神的にも大変励まされました。
そして、今度は自分が困っている人を助ける側にまわりたいという気持ちが芽生え、ここで諦めずにきちんと大学を卒業して就職しようというモチベーションになりました。本当にありがとうございました。

愛媛大学 卒業生

扶養者を亡くすことは、学生の皆さんにとって余りにも早すぎる出来事だと思います。わたしが父を亡くしたのは4回生の時だったので、経済的負担は少ない方でした。コロナ禍の中、バイトも満足にできない状況でもっと早くに亡くしていたら…と思うとぞっとします。
家族のこと、お金のこと、常に不安は付き纏うと思います。わたしからできるアドバイスはただ一つです。
それは、大学や生協の制度、保険等、今この状況で活用できるものは全て使うということです。
全て利用した上でどうしようもなければ退学する、という選択も出てくると思いますが、よく調べずに安易に退学を選択するのは勿体ないと思います。
あと数年で自分でお金を稼いで安定することはできるので、頑張ってください。周りを頼って大丈夫です。

関西学院大学 卒業生

今は本当に何も考えずに、自分中心で生きてください。自分がしんどい思いをしてしまうであろう、環境や人と関わるのは避けてください。そうすれば、段々と落ち着いてくると思います。

京都大学 卒業生

助けてくれる人は必ずいますし制度はあります。必ず相談してください。やりたいことを断念しないでください。

群馬大学 卒業生

亡くなってからかなりの喪失感に苛まれます。
ただ、周りを見れば必ず仲間がいます。1人じゃないんだということを忘れずに今までの努力を活かして卒業まで頑張ってほしいです。

慶應義塾大学 卒業生

友達を大切にして辛い時は相談するといいと思います。相談できる人がいない時はカウンセラーを頼らといいと思います。

広島大学 卒業生

私も父親を在学中に亡くしましたが、奨学金を受けたことでその後も通学することが出来ました。就職活動間際でショックは大きかったですが、友人や大学のサポートもあり、気持ちの切り替えをすることが出来ました。

広島大学大学院 卒業生

保険に入っていなくても援助いただけるので助かりました

埼玉大学 卒業生

奨学金制度や学費免除制度のおかげで、無理なアルバイト等をすることもなく、大学院への進学、更には修士を取得し、就職することができました。

桜美林大学 卒業生 (お父様)

この機構のお陰で学業を断念させずに卒業就職に至る事ができました。周りの方々の中には陽に陰に支援して下さる方々が必ずいますから力を落とさず学業に精進して頂ければと思います

山形大学 卒業生

うちひしがれ、なにも考えられなくなる期間がありますが、身近な誰かを支えるために自分が何とか頑張るんだと奮い立たされました。自分の頑張りを故人もきっと喜んでくれるだろうと思い勉学に励みました。

滋賀大学 卒業生 (お母様)

息子が先日、高校生くらいの時のビデオを見ながら『この頃はまさか父さんがあと何年後かに亡くなるなんて思ってもなかったなぁ』とポツリと言いました。
皆さんも同じ気持ちだと思います。今はコロナ禍で難しいかもしれませんが、親としては大学でよき友達や先輩、後輩との関係を築き、自分の人生を堂々と切り開いて歩んでもらいたいです。

松山大学 卒業生

自分や家族だけで考えるのではなく、学校に相談することで道が開けることもあります。

成蹊大学 卒業生

私は父を大学3年の12月に亡くしました。
3月から就職活動が始まり、会社に赴くことが増え交通費や面接と面接の合間にとるお昼御飯代がとても積み重なり、出費が増えていきます。
就職活動に力を入れている間、アルバイトも難しいためこれまでの貯金や、奨学金でやりくりしましたが、これまで支援してくれていた父の偉大さに気づかされました。
みなさんは後悔がないように、両親とよく話す機会を設けてください。私の父は、私の就職先を知らないままです。就職活動について相談できなかったことを未だに少し後悔していたりします。

千葉商科大学 卒業生 (お母様)

突然扶養者を亡くし親も子も途方にくれてしまいます。子供もこのまま学業を続けていいものか迷います。せっかくご縁を頂き入れて頂いた大学です。親として何とか卒業してほしい…私はその思いだけでした。お陰様で皆様の暖かいご支援で無事卒業し就職できたこと心より感謝しています。

大阪市立大学 卒業生

どういうときであっても救済制度は必ずあるので、どうか折れずに進みたい道に進んでください。

大阪市立大学大学院 卒業生

父親を亡くした後、本制度の奨学金や保険金を活用し、当初は予定していなかった半年ほどの語学留学に行きました。そこで培った経験、能力を活かして復学後の研究や就職活動に精を出し、今は社会人として勤めています。それら資金は少しばかり早い父からの最後の贈り物だと捉え、私は自身の将来のため活用することにしました。

中京大学 卒業生 (お母様)

扶養者を亡くす=生活が厳しくなる。その中で学費は本当に困難です。我が家も学生の父親が闘病の上他界。でも継続したいという一念で奨学金や公的な援助や貸付、継続出来るあらゆる方法、手段を探してみてください。まずあなた自身の未来を大切にしてください。卒業する事で得られるものは大きいです。自分と残された家族の為にあきらめないで。

長崎県立大学 卒業生 (お母様)

娘が大学3年の時に、主人が病気で亡くなりました。
奨学金は借りていなかったのですが、大学の事務の方の助言もあり、成績も足りていたので、奨学金を借りる事にしました。
とりあえずは、大学の事務の方に相談する事が一番良いと思います。

長崎大学 卒業生

大変でした

電気通信大学 卒業生

家族を亡くすのは辛いとは思いますが,補助する制度はたくさんあるのでそれを有効活用して頑張ってください

電気通信大学 卒業生

大変かもしれませんが時間が解決してくれることもあります。頼れる人をどんどん頼って、無理せず頑張ってください。

東京学芸大学 卒業生

父を亡くした当初は、金銭面の不安から、このまま大学に居続けてもいいのかと不安になることが何度もありました。ですが、大学生活でしか学べないことがたくさんあります。就職してから、バイトやサークル、ボランティア等大学での経験がとてもとても活かされています。使える支援はすべて利用して、大学生活は悔いなく様々なことにチャレンジして欲しいなと思います。

東京工芸大学 卒業生 (お母様)

卒業はしましょう

東洋大学 卒業生

辛い時期でも1人の悲しい世界に閉じこもらないで、無理をしない程度に、友達と過ごしたり好きなことをしたりする時間を作ることが大切です。

東洋大学 卒業生

気持ちが折れそうになったこともありましたが、奨学制度を通して応援してくださる方々の想いを忘れず、勉学に励むことができました。頑張りすぎず、自分を大切に。

徳島大学 卒業生

奨学金はたくさんあるので、いろいろ応募したら大丈夫です。

奈良県立大学 卒業生

いまは辛く大変な時期かと思いますが、どうか希望を持ち続けてください。

法政大学 卒業生

自分の場合は専攻内容が好きだったので学ぶことを諦めたくありませんでした。そんな中で援助をいただけたのは本当に助かりました。学業や学生生活を諦める前に何か使えそうなものはないか探してみてもいいと思います。

北海道大学 卒業生

扶養者を亡くされた瞬間はとても辛いです。
そのあとは自分が生きていけるか学校に通えるか心配になりますが、周りの人が助けてくれるので、そこまで深刻に考える必要は無いと思います。

名古屋大学 卒業生

扶養者が亡くなったとしても学業の継続を諦めないでほしいと思う。
この奨学金制度を含め、学業を援助してくれる制度はいくらでもあります。扶養者が亡くなるのはショッキングですが、お金の問題は無くならないので、まずは大学の教務に聞くなり、ネットで探すなどしてお金の確保先を冷静に探してほしいと思います。

名古屋大学 卒業生

大学には授業料の免除制度など、支援してくれる制度があります。急な出来事で直ぐに立ち直ることは難しいとは思いますが、少しずつでも前向きに行動を起こすことが大切だと思います。

明治学院大学 卒業生

父が亡くなった時は4年生で就活も終えていましたが、父が体調を崩し働けなかった時、私は就活中でバイトもあまり出来ず、母の収入だけでは金銭的に厳しい時がありました。それだけの理由ではありませんが、万が一母親1人になっても、自分の子供を育てられるくらいの収入を得られる可能性がある職業を選びました。

立命館大学 卒業生

父が急死したため、生活費の工面どころか学費さえも支払っていける手段がなく、途方にくれていたときに、ゼミの教授が学費全面免除(大学独自のもの)を紹介いただき、大学を辞めずに過ごせました。わたしは既に3回生でしたので、アルバイトの時間を増やしたりすることで生活費の工面をしていました。

立命館大学 卒業生

苦しい時期が続くかと思いますが、自分の将来を思い描き、前向きに大学生活を送ってください。

龍谷大学 卒業生

辛いことが多いと思うけど、その先に楽しいことがあると思って頑張っていきましょう。