大学生協でつながる

 

昨年9月に赴任して以来、一言カードの投稿数は月に1件程度。大喜利大会や上手な絵でお返事するようないわゆる“バズる”投稿はおろか、ご紹介できるような回答もないのが正直なところです。組織部の学生たちがSNSで投稿できる一言カードを立ち上げてくれたり、店舗に設置する用紙のデザインを毎月作り変えてくれるなど、これから組合員と対話を目指して取り組みをスタートしたばかりの熊大生協の一言カードよりうれしかったエピソードを1つご紹介します。

「中学校の頃から愛用しているDr.グリップの中軸が壊れてしまった」との投稿。文具担当の職員がメーカーさんに問い合わせたところ、10年以上前の商品で部品もほとんどなく、修理するよりも買ったほうが安いとの回答。ただ代替品を紹介するのではなく、あくまでこのDr.グリップであることが大事だと思った担当職員は、組合員とメーカーさんの懸け橋になり、なんとか修理してもらえるよう頼み、思い出の品を蘇らせることができました。「ちょっと生協に相談してみよう」と思ってもらえる存在でありたいと改めて思った投稿でした。これからも一言に寄り添っていきたいと思います。