大学生協でつながる

2023年05月01日(月) | お仕事と家庭の両立

お仕事と家庭の両立
京都大学生協 本部理事会室 吉岡 充代子 氏

2015年に京都大学生協へ入協、2019年9月に娘を出産、2020年9月から復職しています。現在は家族3人京都市内で暮らしています。
仕事と育児を両立するうえで、ひしひしと感じていることをお伝えします。

 

働き方を変える、は自分を変えるチャンス


(右)京都大学生協 食堂部門統括兼中央食堂店長
阿部大地さん

保育園のお迎えだけでなく、呼び出し、急なお休みなどで平日に休まないといけないことが多くあります。
保育園が休園になり、1週間近く出勤できないこともありました。

当然、産前と同じように定時を超えて仕事をすることや、〆切前日(もしくは当日)に作業することもその日に出勤できる約束ができないのでリスキーです。そうなると、作業の組み立てや1日の過ごし方を変えざるを得ません。
私はとりあえず〆切を手帳に書き、2日前には提出できるように努力しています。(繁忙期は全然だめ、、)

働き方も変わることに加え、抱えられる業務量も変わるだろうと思います。
仕事を持ち帰ることはなるべく避けたい、けど与えられている時間はこれまでより限られている(時短中は特に)。そうなると作業分担に励まないといけません。
これも誰かがやってくれるわけではなく、自ら周りにお声がけして手放すしかありません。
私は誰かに何かをお願いしたり、「困っています!」と言うのが苦手です。(今も)
でも復職後はそんなこと言っていると自分が限界を迎えるので、本当に困ったら相談するようにしています。直属の上司は、自分も忙しいのにいつも助けていただいていて感謝しています。
働き方を変えようとすると、自分の行動、言動も変わってきます。人を動かす、というのはキャリアアップするうえで大切な能力だと思います。私もまだまだですが、もがきながら頑張っています。


 

申し訳ないと思いすぎないこと


 

特に時短中(私は3歳の誕生日まで)、それも新学期はひっちゃかめっちゃかの中、自分だけ先に帰ることにとても抵抗があり、毎日申し訳ないと自己嫌悪。仕事に行く時より帰りの方がずーんとしていました。
でも、恐らくですが、周りの職員はそこまでマイナス感情はないと思います。
むしろ、娘の様子を気にかけてくれたり、「写真見せて!」と言ってくれたり。ほんとありがたいです。
娘はとんでもなく可愛いので(そりゃあ腹立つこともあるけど、)いつも自慢させてもらっています(笑)
そんな声かけをしてもらうと、申し訳ないばっかりでは何も生まれないなと感じるようになりました。申し訳ないという気持ちは持ちながらも、普段の業務で返せるように頑張ろうと思うようにしています。


多様な生き方が広がっているので、今の後輩職員たちにみんな結婚して、子育てをしながら働いて欲しい!とは思いませんが、そう願うなら、仕事を理由に諦めないでほしいなと思います。
私も今は支えてもらってばかりですが、いつかは支える側になりたいし、娘がいてくれることで、頑張れていることも多くあります。子どもとの時間や保育園のママ友との時間はいい気分転換になっていることも事実です。

職場には人生の先輩、子育ての先輩がたくさんいます。遠慮なく悩みを共有して乗り越えていけるよう、一緒に頑張りましょう!

 

PROFILE

吉岡 充代子

京都大学生協 本部理事会室

戻る