大学生協でつながる

2023年08月01日(火) | お仕事と家庭の両立

お仕事と家庭の両立
東洋大学生協 白山店 田村 大地 店長

現在、もうすぐ5歳になる娘と1歳になったばかりの2児の子育ての真っ最中です。
今回「仕事と家庭の両立」というテーマをいただきましたが、果たして本当に両立できているのか自信がありません。まだまだ試行錯誤中です。

2022年7月の第二子誕生を機におよそ1カ月半の育休を取得しました。長女が生まれた際は里帰り出産だったため、実質新生児と過ごす初めての経験となりました。男性の育休取得は昨今ホットなテーマですが、実際は何するんだろう?と思う方もいらっしゃるかもしれません。私も「空いた時間は在宅ワーク織り交ぜながら」なんて考えていましたが、いざ始まってみるとそんな余裕はありませんでした。昼夜問わない新生児の世話はもちろん、産褥期の妻が動かなくて済むように掃除や洗濯(洗濯物が増える増える)、買い出しに食事の準備。赤ちゃん返り気味の長女へのフォローも欠かせませんでした。あっという間に過ぎた慌ただしい日々でしたが、新しい一員を加えた我が家を形作っていく大切で充実した時間でした。

思い返せば自身の仕事や生き方について見つめなおす機会でもありました。働き方や仕事と家庭の優先順位、今後のキャリアの描き方について立ち止まって考えることができました。ライフステージが変わるタイミングだからこそ、家庭のみならず自身にとっても大切な期間となったと思います。
もちろん、育休取得は周囲の協力なくてはなし得ませんでした。店長不在の中店舗運営を担ってくれた部下やパートさん、専務や同僚の店長たちには感謝してもしきれません。業務をお願いせざるを得ない中で、それまでは自分にしかできない仕事だと思っていたことが、必ずしもそうでないことがわかったことは運営改善を進めていく中で思わぬ効果であったようにも思います。

大学生協の多くの仕事は現業であり、調整無くしては簡単に育休を取得できる状況にはないかもしれません。ですが、私は自身の経験からみんな育休を取得するべきだ、と声を大にして言い切りたいと思います。環境整備や人的な投資も必要となるでしょう。でもそれはわれわれ職員にも大学生協という組織にとっても少なくないリターンを生むのではないでしょうか。迷っている方がいれば是非育休取得をお勧めします。

現在は私も妻も復帰して共働きです。いったん子どものどちらかが体調を崩せばそれが連鎖していき、一週間がかりの看病となることもしばしばです。部下やパートさんの理解と協力もあって何とかやりくりしています。おそらくこれからも自身や家族のライフステージが変わっていくたびに様々苦労していくのでしょうが、仕事も家庭も充実したものとできるようその都度調整しながら楽しく乗り越えていきたいと思います。
 

PROFILE

田村 大地 店長

東洋大学生協 白山店

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