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2024年03月01日(金) | 《特別TOPICS》 

大阪大学 リアルな大学生活を疑似体験!ボードゲーム「DAIGAKU」を開発

全国大学生協連にて長期密着取材を開始します!

大阪大学大学院人間科学研究科 萩原広道(助教)、同大学文学部 青木海さん(1年生)、工学部 倉谷聡さん(1年生)、中島規希さん(1年生)、西村知晃さん(1年生)のプロジェクトチームは、リアルな大学生活を疑似体験するボードゲーム「DAIGAKU」を開発しました。現代の大学生が抱く不安や悩みを共有・解消する「楽しい教育ツール」としてこのゲームを改良し、さらに製品化・配布するため、2月14日(水)9時より、READYFOR(レディフォー)にてクラウドファンディングを開始しました。

萩原広道先生は学生時代、京都大学生協の学生委員会や院生委員会に所属していました。また、大学院生のころには、京都大学生協X-Academyと協力して、新入生に対してさまざまな学問領域の先生・先輩・仲間・書籍と出会う場を提供する活動をおこなってきました。
このようなご縁もあり、全国大学生協連としてボードゲーム「DAIGAKU」開発に密着取材を開始します。
 

ボードゲーム「DAIGAKU」とは

リアルな大学生活を疑似体験!ボードゲーム「DAIGAKU」の開発へ
 
 

ルールと遊び方

 

 
 

自ら人生をデザインする力を!
リアルな大学生活を疑似体験するボードゲーム「DAIGAKU」を開発して、学生の将来への不安を解消する教育ツールとして活用したい!

大阪大学大学院人間科学研究科 助教
萩原 広道

 


学生を取り巻く状況は、年々変化し続けています。情報が溢れるこの社会で、何を学び、将来は何をしたいのか?学生たちは日々自分自身と向き合いながら、将来への道を模索しています。特に学部新入生は、選択のジレンマに陥ったり、将来どんなイベントが起こるか予測できなかったりするため、漠然と不安を抱えていることが多いです。

 現代の学生たちが抱える不安や悩みを共有し、これらに対処する「しなやかな力」を一緒に身につけていきたい……!ボードゲーム「DAIGAKU~いばら色のキャンパスライフ~」は、そういう願いを込めて開発されています。

 ゲームとして楽しく大学生活を擬似体験できる「DAIGAKU」を通じて、現役または未来の大学生が自らの手で具体的に自分の将来を思い描くことを支援できるのではないか。このゲームで遊んでもらうことが、ひいては大学をより社会に開かれた身近なものにし、日本の大学をもっと元気にすることに貢献できるのではないか。(かつて学生だった) 大学教員と現役学部1年生とが手を取り合って、こうした議論を重ねながら「DAIGAKU」の開発は進められています。

「近い将来の生活を具体的に想像し、自分の人生を自分でデザインする力を培うことで、将来への不安を解消する “楽しい” 教育ツールを作る」ことを目指しています。

 

はじまりは友人たちと作った、ひとつのゲームだった。

 
2023年度前期に、私は「学問への扉」という1年生向けの少人数ゼミの授業を担当しました。このなかで学生と一緒に開発に取り組んだのが「大学生活を疑似体験するボードゲーム」です。このボードゲームは、もともと私が大学院生だった2017年頃、当時の仲間と一緒に開発した「『大学問題』共有ゲーム」がベースになっています。
 

現代の大学生活を “自分ごと” として体験するゲームを通して、かつて大学生だった人、いま現に大学生の人、大学生を体験したことがない人等が、立場や世代を超えて現代の大学に対する解像度を上げながら対話できるようなプラットフォームを作ることが当時の目標でした。しかし、開発を進めていくなかで、このゲームが現役大学生や大学進学を考えている高校生にとって有益な進路教育・キャリア教育のツールにもなるかもしれないという可能性を見出しました。

続きはこちらをご覧いただき、開発にご協力いただく皆様のご支援をお待ちしております。
リアルな大学生活を疑似体験!ボードゲーム「DAIGAKU」の開発へ
【ご支援のお願い】リアルな大学生活を疑似体験!ボードゲーム「DAIGAKU」の製品化へ
 
 
萩原 広道
大阪大学大学院人間科学研究科 助教

学生から教員になり、正直私の学生観も凝り固まってきています…。でも、このゲームをプレイする中で、今と当時の学生の共通点や差異を理解しやすくなったと感じます。全国の大学教職員の皆さんにもこの感覚を味わってほしいです!
 

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