大学生協でつながる

2024年03月15日(金) | 《特別TOPICS》 

九州地区(熊本・長崎・APU)合同留学生支援座談会 コロナ禍で縮小傾向にあった留学生と日本人学生との交流イベントが再開! キャンパスからおもてなし=学生委員のコミュ力(りょく)が発動中!

コロナウイルス感染症も収束の方向に向かう中、留学生の数も増えて来ている現状にあります。しかしながら大学内では留学生との交流企画はあまり多くない傾向にあります。
今回は実際に留学生を対象とした企画を行っている、九州ブロック・会員生協の学生委員会(熊本大学生協・長崎大学生協・立命館生協APU CO-OP)に、企画の背景・企画の内容・開催してみての留学生・日本人学生の反応などを伺いました。

2023年度大学別留学生数
熊本大学 <留学生数 約450名・50カ国>
長崎大学 <留学生数 約580名・55カ国>
立命館アジア太平洋大学 <国際学生数 約12,780名・106カ国>
 
(2024年2月29日リモートインタビューにて)
 
【参加者】
髙田 優希さん(熊本大学 文学部コミュニケーション情報学科3年)
樋口 りささん(長崎大学 環境科学部4年)
森本 香澄さん(立命館アジア太平洋大学 国際経営学部3回生)
金子 美冬さん(立命館アジア太平洋大学 国際経営学部3回生)

【聞き手】
全国大学生協連全国学生委員会
加藤 有希(24年度学生委員長/司会・進行)
中丸 雄也(23年度学生委員)
大金 飛鳥さん(24年度関西北陸ブロック学生事務局・副学生委員長 富山県立大学 工学部4年)
 
 

CONTENTS

 
  (以下、敬称を省略させていただきます)
 

1.自己紹介と生協学生委員会に入ったきっかけ


24年度学生委員長
加藤 有希

加藤:全国大学生協連全国学生委員会で学生委員長を務めております、加藤有希と申します。宜しくお願いします。2023年に福山市立大学を卒業して社会人2年目の年になります。以前は広島県の福山市立大学生協で学生委員会として活動をしていました。本日はよろしくお願い致します。

中丸:同じく、2023年度全国大学生協連全国学生委員会の中丸雄也と申します。
東北地方の山形大学出身で、学生委員会として活動していました。
2023年度に九州ブロックを担当していまして、今回インタビューをさせて頂く形になりました。よろしくお願い致します。

大金:2023年度全国大学生協連全国学生委員会関西北陸ブロック学生事務局・副学生委員長を務めております、大金飛鳥と申します。以前は富山県立大学で学生委員会として活動していました。 現在4年生になります。本日はよろしくお願い致します。

加藤:ということで全国学生委員会の皆さんが、今頑張っている事ややりがいを発信することで、全国の学生から元気にしよう!と一昨年度から学生委員会インタビューを実施しています。現在、留学生との交流企画がコロナ禍だったという事もあり少ないと言う現状です。そんな中、実際に留学生を対象に企画を行っている三大学の学生委員会の皆さんにお声がけして、企画の背景や内容など、実際に企画をやってみて、留学生や日本人学生の反応とかをお聞きしていきたいなと思っています。
では、本日参加される皆さん、自己紹介をお願いします。

髙田:髙田優希と申します。熊本大学の文学部コミュニケーション情報学科に在籍していて、3年生になります。
学生委員を始めた理由は、熊本大学に推薦で合格したことがきっかけで、当時の推薦生向けの企画に参加しました。
そのときに出会った先輩がとても優しく、また一緒に班だった男子学生と仲良くなって、今でも学生委員で一緒に活動しています。新入生や留学生、様々な学生に何かきっかけを提供できるようになればと思い学生委員を始めました。以上です。

樋口:長崎大学生協組織部の樋口りさです。環境科学部4年生になります。学生委員会に入ったきっかけは、実は入学前に私が通っていた塾で同期の人と、その塾の体験授業をしたことです。その時に自分たちで企画するという事がとても楽しい!という風に感じたので、大学入学後に自分達で企画をゼロから作り上げる活動を探していたら、ちょうど大学生協で組織部員を募集していたので、学生委員会に入りました。

森本:はじめまして、立命館アジア太平洋大学の国際経営学部3回生、森本香澄と申します。
学生委員を初めたきっかけは、インスタグラムで見つけたAPU Student Coopが運営している下界生(※1)イベントっていうのがあって、そこにたまたま参加して、このイベントのおかげで下界生の人たちと仲良くなれたのをきっかけに、自分もこういう活動を一緒にやりたいな!というのと、とても先輩が優しかったので、この方たちと一緒に活動したいと言う思いで始めました。よろしくお願いします。

(※1)APUでは学内に住む学生をハウス生、別府市内に住む学生を下界生と呼んでいます。

金子:同じく立命館アジア太平洋大学の国際経営学部3回生 金子美冬です。入った理由は出来たばかりの学生団体だったので、何かやりたい事にいろいろと挑戦できそうだなっていうので入りました。よろしくお願いします。

加藤:自己紹介ありがとうございました。まず、ハウス生とか下界生とか用語があるというのはびっくりしました!
皆さんの学生委員会で取り組みをしている留学生企画ですが、実施した背景とかを聞きたいと思うので、熊本大学生協の髙田さんからお願いします。

 
 

2.留学生企画を実施した背景


文学部
コミュニケーション情報学科3年
髙田 優希さん

髙田:熊本大学生協では、留学生と日本人学生が気軽に交流できるイベントを作りたいということで、“ハローパーティー2023”と言う企画を2023年10月20日に実施しました。
主な内容としては、留学生と日本人学生をシャッフルして班を作り、その中でレクリエーションや懇談会を行いました。開催時期がハロウィンに近いということで、懇談会では、お菓子やジュースを交えて楽しく話せるように工夫しました。
企画を実施した背景ですが、もともとこの企画は留学生向けの熊本大学生協組織部恒例企画となっていることも大きいです。
これまで過去2年間は、コロナ禍の影響でオンライン開催でしたが、昨年はちょうどそういう規制も緩和されて対面で開催できるということになりました。10月に行った理由としてはちょうど10月は熊本に訪れる留学生の方が多い時期だったので、ハロウィンという大きい行事もあわせることで、より楽しめるのではないかな?という事で企画しました。

 
 
加藤:ありがとうございます。長崎大学生協の樋口さんお願いします。
 


環境科学部 4年
樋口 りささん

樋口:私たちは2023年5月27日に食堂の2階を借りて、“"Japanese Cooking Club"(以下:ジャパニーズクッキングクラブ) ”という名前で留学生企画をしました。
内容としては大きく分けて3種類あり、一つ目のアクティビティとして<日本の昔遊び>をテーマに折り紙やあやとりをしました。
二つ目が<生協ツアー>という内容で、組織部員が生協の店舗や書店・食堂を回って、使い方や実はこういうサービスがある!というのを紹介しました。
三つ目は<日本料理作り>で鶏肉の肉じゃがと豆腐そぼろ丼を留学生の人達と一緒に作ってみんなで食べるという内容でした。
この企画を実施した理由は、長崎大学には留学生が結構多いのですが、その人たちからの意見を、実はあまり聞いた事がなかったからです。食堂の取り組みではヴィーガン食を始めていましたが、その理由として留学生の方からの要望もあったと聞きました。
ですので、留学生の声を聞けるようなイベント、日本人学生と留学生が交流できるような企画をしたいということで実施しました。

 

2023.6.29 長崎大学生協組織部のInstagramより

2023.5.16 同Instagramより

日本食を作るのは初めてだと言う留学生も!

 
加藤:ありがとうございます。最後にAPU CO-OPの皆さんからお願いします。
 


国際経営学部 3年
金子 美冬さん

金子:APU CO-OPでは、2023年12月19日から21日の3日間で”お茶フェス”というイベントを開催しました。
目的は日本茶の良さを広めて親しんでもらうという事を目的として、具体的には日本茶と海外のお菓子を食べ比べてもらう!1番いい組み合わせを決める企画や急須でお茶を淹れる体験、あとは目隠しをした状態で日本茶を当てる企画、入り口のところでサンプリングを茶ンプリングとして日本茶を配ったり、さらに茶道部とコラボして、茶道部にもブースを出してもらったり、いろいろな企画をしました。
APUは国際学生が約半数在籍しているので、日本の文化に興味を持ってくれる人が多いのでは?というのが理由で開催しようとなりました。

 

日本茶を知ってもらおうと、クイズや体験など盛りだくさん

 

加藤:ありがとうございます。すごいですね!いろいろなところと一緒にやって、協同しているのがすごくわかりました。
じゃあ、続いて大金さんの方から、質問していただいてもよろしいですか?

 
 

3.企画準備で工夫したこと


24年度
関西北陸ブロック学生事務局・
副学生委員長
大金 飛鳥さん

大金:ではそれぞれの大学の皆さんにお聞きします。
今言っていただいた企画の準備の方法について工夫した点とかがあれば教えていただきたいなと思います。

 

髙田:準備の工夫としては、主に宣伝の部分で力を入れて頑張りました。他の新入生歓迎企画とかは、限られたメールで行ったり郵送の資料だけですが、留学生向け企画に関しましては、留学生が住んでいる寮にポスターを掲示したり、また留学生が主に勉強する学部棟の方にもポスターを掲載させていただいたり、また、その担当の方にメールを送らせていただき、たくさんの留学生を集められるように情報宣伝の部分では、すごく工夫をしたかな?というふうに考えています。

樋口:私たちは二つあって、一つ目が組織部外の人と連携を取るというところです。食堂の職員さんには材料の調達を協力していただいて、大学の留学支援課というところには留学生全員へメールを送っていただくように、お願いしました。初めての連携でしたがお願い出来て良かったです。
二つ目の工夫が料理の内容です。
料理が鶏肉の肉じゃがと豆腐そぼろ丼でしたが、その点は結構多様な食習慣というところに配慮しました。
肉じゃがに鶏肉を使ったのは、宗教上の理由で、鶏肉がいいという人も、いると思ったので、鶏肉を使い、あとは肉を食べたくないという人もいると思ったので、豆腐そぼろを用意しました。特にその二つが工夫した点です。

 
大金:ありがとうございます。
 


国際経営学部 3年
森本 香澄さん

森本: APU CO-OPでは、広報の準備に時間をかけました。当日配るパンフレットを作成し、ポスターは、カフェテリアやカフェテリアに通じる廊下など、様々な場所にたくさん貼る為、それに併せてメンバーを集め、一緒に貼る準備をしました。
準備期間では、保健所の方や急須の淹れかたを教えてくださった日本茶のインストラクターの方、一緒にイベントを行った茶道部の方と打ち合わせなど外部との連絡も行いました。また、さまざまな企画を準備していたのでメンバーのシフトを組んだり、急須体験での英語対応のメンバーを集めたり、看板作りも時間が空いているメンバーや空きコマの講義が入ってない時間にグループで呼びかけをして作業しました。
当日の工夫として、参加者の方にはお茶を待っていただいている間に「今日のお茶はうれしの茶です」とお茶の紹介をしながら会話し、お渡しする時に展示の誘導をし、飲みながら楽しんで頂けるよう声掛けをしました。
メンバー内でも、グループLINEを利用して一日ごとのイベント企画の対応マニュアルやそれぞれのお茶の淹れ方を共有し、すぐに対応ができるようにしました。

 

チラシも本格的です

 
 
大金:皆さんそれぞれ個性がある企画で、すごく特色あるなあと感じましたが、すべて共通しているものとしては、とても広報に力を入れているというところが、発信力の強さを感じるなと思いました。ありがとうございます。
 
加藤:なんかすごく皆さんいろいろな工夫をしているなという風に僕も思いました。
 
 

4.企画に参加した学生の反応は?


23年度学生委員
中丸 雄也

中丸:それでは実際に企画してみての反応というのを聞いていきたいと思います。
実際に運営側としてどうだったとか、参加者側はどんな反応していた?と言うのを、それぞれお聞きしていきたいと思います。

 

髙田:参加してくれた留学生とか日本人学生からは、レクリエーションが1個、2個と終わっていくにつれて、とても会話が盛り上がっているなあというのが印象的でした。
当企画がちょうどハロウィンでしたので、進行役の2人もマリオとクッパの仮装をしていました。参加者のみんなも「OHH!マリオ」とか「クッパだ!」とか言って、留学生も知っているキャラクターだったので、すごく和気あいあいと楽しんでいるのが印象的だったなと思います。
またお菓子やジュースを用意して懇談会を行ったので、とてもフランクにお互いの文化の話や、生活の話、「熊本大学の特徴ってどんなところなの?」とか気軽に会話していたのが印象的だったなと思います。

 

worldwideなマリオ&クッパ!
 
中丸:実は私、熊本大学の方に行っていまして、実際その様子を見ていましたが、とても交流が盛んだったな〜と感じていました。
参加者募集の段階からとても人気で、すぐ枠も埋まってしまったっていう話を聞いていたので、とても需要があるのかな?というのは見ていて感じていました。
熊本大学生協さんは、交流メインだったというふうに思いますが、交流メインにして良かったと思うところってあったりしますか?
 

髙田:終了後にアンケートを行いましたが、8〜9割近くの参加者の留学生が、今から始まる大学新生活に対しての悩みや不安を軽減できたというふうに回答が来ました。交流メインにしたことで、友達作りのきっかけになった事はもちろん、お互いより深い悩みとか生活に関わる不安を軽減できたりしたというふうに思います。

 
中丸:ありがとうございます。とても良いですね。
続いて、長崎大学生協の樋口さんからお願いします。
 

樋口:留学生の反応としては、私たちも企画の終盤になればなる程、盛り上がってきたな〜という雰囲気でした。
後は生協への意見も頂けました。例えばですけど、食堂に辛い調味料を置いて欲しいとか、留学生向けのアルバイト紹介があることを、企画に参加するまで知らなかったっていう声もあったので、英語以外の言語での発信も生協はした方がいいのではないか?とか、留学生が生活する中で感じることも沢山聞くことができたと思っています。

 
中丸:そうですね。ヴィーガンの話も先程ありましたし、店舗に意見をもらえたのは良いですね。なんかこういった所で、ちょっと大変だったな?とか、逆にここまで連携できたから、これだけ良い企画できたな!とか推しポイントあったりしますか?
 

樋口:連携して良かったと思うところは、参加費無料の企画にできたというところです。
どうして参加費無料にできたのかというと、なるべく多くの人に参加して欲しいので、参加のハードルを低くしたいと私たちの思いを生協職員の方に伝えることができたからです。「今回は生協の負担が増えてしまいますが、無料でさせて頂きたいです。」というふうにお願いしたら、承諾していただけました。
実際に参加のハードルも下がり、生協への意見も聞けるという企画になったので良かったと思います。

 

多くの留学生にお申込みいただき、すぐに予約枠が埋まってしまいました。
(2023.6.29 長崎大学生協組織部のInstagramより)
 
中丸:良いですね!
参加してもらうっていうところが、どこの生協でも結構大変かなっていうふうには思っているので、連携して取り組めたというのは良い話だなと思いました。ありがとうございます。
APU CO-OPさんからもお願いします。
 

金子:お茶のサンプリングをパシフィックカフェという、今は使われていない食堂の入り口でしました。3日間違うお茶を配りましたが、「どんなお茶ですか?」「どこで売っていますか?」「自宅でも飲みたいです!」ととてもお茶に興味を持ってくれ、3日間通しで来た留学生の方がいて、反応がとても良かったのが一番印象に残っています。
他にはお茶の種類当てゲームや、急須でお茶を入れる体験。インストラクターさんが近くにいてくださいましたが、参加者の中でとても興味を持ってくれた留学生が、直接話しかけに行って詳しい話を聞いていたのを見て、こんなに興味を持ってくれると思わなかったのでとても嬉しくて印象に残っています。


日本茶のより美味しい飲み方も学べました
 
中丸:その3日間、来てもらえるような環境づくりが出来た事は、とても良いことだと思っています。さっきの大金さんの質問とも重なりますが、外部との関わりとか、内部というかサークルですかね?茶道部との関わりとかあって取り組みされたかなと思いますが、その外部との交流とかで良かったなって、関われて良かったなって思う点とかってあったりしますか?
 

金子:やっぱり企画の進捗状況とかを相談しながらやっていたので、APU CO-OPのほうで話して、茶器の準備とかインストラクターさんの手配とか、あとお茶の準備にはどれくらいの人数を想定していて、必要になる茶器の数とか、そういうところの確認を主に行っていたという感じです。

 
中丸:ありがとうございます。やはり大学生協だけでとか、店舗だけでとか学生委員会だけでとかではできないこともあるかなと思いますが、そういった利点があるという事で良い取り組みだなという風に思います。
 

樋口:ちなみに何人ぐらい参加する予定で、実際何人ぐらい来ましたか?

金子:サンプリングに関しては1日200人を想定していて、余るぐらいの量を準備して、ちょうど3日目で使い切ったので、約600人ちょっと来て頂いた形になります。

樋口:予想は当たっていて、ちょうど無くなったという感じですね?

金子:そうですね。サンプリングは多かったけど、他の企画でお茶当てゲームとか急須体験とか予約制にした企画は思っていたより少なくて、ちょっと当日困りましたね。意外と予想よりは少なかった印象です。

 
加藤:ちなみに僕も学生委員会時代にかき氷を出店しようとなった時、学生委員が使うかき氷器だったら、あの粗いシャリシャリなものしかできませんが、友達にふわふわにできるかき氷器を貸してもらったら、評判良くてめちゃめちゃみんな買いに来てくれたっていう事がありました。自分たち以外の人と、協力することによって、もっともっと楽しい事とか、レベルアップした事ができるというのはとても良い事だったなというふうに、今僕も思い出しました。ありがとうございます。
 
 

5.今後の留学生との取り組みや関わりについて

加藤:という事で三大学の皆さんにお話を聞いていたら、とても時間が早く過ぎていきました。
最後にはなりますが、今後、“留学生との取り組み”“留学生の皆さんとの関わり”について、やってみたい事を聞いてみたいと思っております。
 

髙田:今後、熊本大学生協では一度きりの企画開催になってしまうと、その時だけでしか関わりができないので、留学生と気軽に関われるイベントというのを定期的に開催できたらいいなと思っています。
僕たちは時間にすると3時間の企画を行いましたが、3時間だと長いという意見や金曜日に行ったので、夕方授業が終わってから来る学生さんにとっては、ちょっと終わりが夜遅い時間帯になってしまったかなと。今後は明るい時間帯に短い時間で様々な企画を行いたいと思っています。
また班ごとに交流を行ったので、班内での友人、友好関係とかは深まったと思いますが、いろんな人と関わることができないと感じたので、もっと全体で交流できるように工夫をしたいと思っています。
外国人の学生さんからの話を聞くことは多かったですが、日本の文化や生活様式などの情報を伝えることがあまりできなかったというふうに感じていますので、今回、他大学さんで行っている茶道の企画や、折り紙、日本の昔の手遊びとか、そういうのをレクリエーションに取り入れたらいいのかなというふうに思いました。

 
加藤:ありがとうございます。では続いて、長崎大学生協の樋口さんお願いします。
 

樋口:私達はいただいた要望の実現と、ジャパニーズクッキンクラブに参加してくれた方と、外国語訳の案内を作ったりしてみたいなと思っています。

 
加藤:以前、私は全国留学生委員会の担当をしていました。その時、地震があった直後だったので、緊急地震速報とか、空港での案内とかも英語版が無かったり、あと分かりにくかったりするので、案内板とか是非やっていただけるとすごく留学生の皆さんは助かるかなと思います。
最後にAPU CO-OPの皆さんからお願いします。
 

森本:今度、国際生(留学生)とやっていきたい企画としては、フィードバックでいただいた企画ですが“世界のお茶飲み比べ”です。
今回は日本のお茶と世界のお菓子で企画したので、次は世界のお茶飲み比べも企画して欲しいという意見を頂きました。他に日本のお菓子作り体験を一緒に作るとかすると、更に日本について興味を持っていただけるのかなっていうのがあります。あと国際生が生協に加入する一つの理由としては100円朝食があるからというのがあります。
その100円朝食を利用して、国際生と国内生が交流できれば良いなと思っています。
他にこれまで私たちがやってきた企画としては、シールで手軽にできる投票です。シールは国際生の方もすごくやってくださる方が多いと感じたので、それを簡単に組合活動とかに採用して、もっと利用価値のある大学生協になっていきたいと思いました。

 
加藤:留学生との取り組み、例えば意思の疎通が難しかったりする事もあると思いますけど、それをつながりの中で自分たちニーズに気づいて、例えばシールで投票してみようとかっていうふうに簡単な形でニーズを聞いていくとか、価値を実現していくっていうのは、本当に素晴らしいと思いました。
今後はコロナウイルス感染症も5類に引き下がりましたので、留学もこちらから行く機会も向こうから来る機会も増えてくると思います。留学生に対する需要とか留学生が困っている事とかも、つながりの中で解消していくっていうのは、大学生協のとても重要な役割だと思うので、皆さんこれからも様々な取り組み、つながり作りの取り組みを通じて、悩みも解決していけると良いかなというふうに思います。
本日は本当にありがとうございました。
 

髙田樋口森本金子:ありがとうございました。

※現在すべてのイベントは終了しています。

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