
第69回通常総会 実行委員長
佐藤 佳樹
第69回通常総会 実行委員長 佐藤 佳樹と申します。全国パワーアップ交流会は、議案提案を踏まえ、会員生協の実践から理解を深める場となっております。21日午後に実施される議案表決に向けて学び合い、励まし合いましょう。
当交流会は、皆さんの持ち寄りと主体的な参加によってより意義のある時間になります。先ほど行われた「大学生協2030Goals」の時間では、「点検し実践し発信するための下書きをつくりましょう」とお伝えしました。お手元に『参加者のしおり』、議案書、そして『大学生協2030Goals』をご用意ください。これらはウエブページからもご覧いただけます。
それでは『参加者のしおり』10ページをご覧ください。本日15時50分から行われるブース型セッションは、実践事例を持ち寄ることによって学び合い励まし合う場です。さまざまな大学生協・関連団体がエントリーを行っており、ポスターセッションのように取り組みを紹介します。皆さまはリストからブースを3つ選んでいただき参加するという流れとなります。先ほど私も会場を見てきましたが、キラキラ・イキイキとしたポスターが貼られていました。
次に『参加者のしおり』14ページの分科会をご覧ください。これは、「全国の大学生協の活動方針」第1号議案で髙須理事より提案いたしました活動方針について、2025年度の実践事例を通して学び、自大学生協では2026年度に何を目指すのかを考えることによって議案の理解を深める場として設定しております。
分科会は21日朝9時から開催されます。5つの部屋・10の事例が載っておりますが、残念ながら皆さんはタームの都合上2つの部屋にしか参加できません。自大学生協ではあまり考えられていないなと思うことを中心に参加していただければと思います。
3つ目はたすけあいの時間といたしまして、第2号議案を事例からどんな想い・どんな手法で実践しているのかを学ぶ時間としております。名古屋市立大学生協さんにリード報告をいただく予定で質疑の時間もございますので、主体的にご参加いただけることを心より願っております。



























































安達 心都(奈良教育大学生協 学生委員 1回生)
名古屋大学生協のPeaceNow!の持ち帰りの取り組みで、書籍店で平和に関する企画を行った事例が最も印象に残りました。
私もPeaceNow!に参加しましたが、その経験や考えを少し他の人に話しただけで終わってしまい、学生委員会以外の組合員に広く伝える活動ができていませんでした。この経験をどうにか活かせないかと思っていたため、この事例が印象に残りました。
奈良教育大学生協には大規模な書籍店がないため、紹介された取り組みをそのまま実施することは難しいと思います。しかし、PeaceNow!奈良という、大学の敷地内にある戦争関係の場所を使った平和学習の取り組みを、興味を持ってもらえるように宣伝するための参考になりました。
谷垣 晴香(奈良女子大学生協 職員)
私は学生生活110番の提案を担当しているため、今回改めて学生生活110番ブースでお話を聞くことができてよかったです。具体的には、自宅生のサポートや二親等の方のサポートは、まだまだ強く提案する価値があると感じています。例えば、ご自宅のお父さんの車が調子悪いときの修理対応や、兄弟の家の水漏れ修理なども対応してもらえる点が魅力です。
学生委員が頑張ってくれている自転車点検会では、未加入の方へのアプローチが全然できていませんでした。今後は点検会の会場で、「これをきっかけに入ってみませんか」といった提案ができると思うので、学生委員会のみんなと相談してみたいと思います。
崎濱 誠(龍谷大学生協・京都教育大学生協 専務理事)
東北大学生協の総代と考える組合員への生活支援のブースが印象に残っています。
現在、大学生協は物価高の影響を受けて価格改定が続いています。困っている学生の話は自大学でもよく聞くため、どのような学生支援をしているのか関心があり、話を聞きに行きました。
総代活動では、年間を通じて「学生支援をどうするか」をテーマに活動されていました。「どんなことがあれば生活支援になるのか」というテーマで話し合い、単なる値下げだけでなく、具体的な取り組みを実行されていました。例えば、医学部の学生が「生活に潤いが欲しい」という理由で新メニューを開発したり、物価高で野菜が食べられなくなった学生のために野菜ジュースの値下げをみんなで決めて実行したりしていました。
先日、龍谷大学生協の食堂でボディーバランス測定会を実施した際、ある学生が「お金がないから一食しか食べられない。その一食を生協食堂で食べている。夜はカロリーメイトで過ごしている」という衝撃的な話をしてくれました。私を含む生協職員はその話を聞いてショックを受けました。
どのような学生支援ができるのか考えていた時だったため、今日いただいたヒントは非常に参考になりました。組合員と「どんなことができたらいいか」「どんな生活を送りたいか」を話し合い、生協ができることを一緒につくっていくという姿勢が、とても大切だと感じました。
井上 良也(福井大学生協 学生委員 3回生)
新入生向けの取り組みはよく耳にしますが、卒業生向けの取り組みはあまり聞いたことがなかったため、岩手大学生協の「はばたけフェア」など、卒業生支援の事例を聞きに行きました。
自大学生協でも卒業生向けアンケートを実施していると聞いているので、その結果をオンライン説明会で活用したいと考えています。
岩手大学生協では引っ越しに関するアンケートを実施していました。引っ越し自体はよくあることですが、役所での手続きなどは大学入学時には保護者がやってくれることが多いと思います。しかし、社会人になるときは自分でやらなければなりません。そうした実務的なことを教えてもらえる取り組みは、とても良いと思いました。

石崎あみ(新潟県立大学生協 学生委員)
新潟県立大学生協は、第60回学生生活実態調査「ひとことカード認知度」において全国1位の81.4%です。なぜこれほど組合員から認知されているのか、新潟県立大学生協としてどのような取り組みを行っているのかについてお話をいただきました。また、新潟県立大学生協が「想いを形にする」企画を積極的に行い、人と人を繋げることを目指していることが話されました。「生協と組合員がつながるツールとしてひとことカードを使ってみませんか?」「組合員にとって身近な生協づくりを目指しましょう!」と力強く呼びかけられました。





矢田浩司(徳島大学生協 常務理事)/
谷口夕圭吏(徳島大学生協 学生委員)
徳島大学生協は「大学内の広いコミュニティとして、そして仲間が増える場として発展していきたい」という目標を掲げています。総代活動が目指す先は継続的・活発的な状態であり、“ゆるやかなつながりの場”、“参加しやすい場”、“声をかなえる場”である「そ~だのしゃべり場」についての取り組みが話されました。場を作っている学生委員自身も”楽しい!”と感じることができており、そこには「どう主体的に総代を巻き込むか、関わりのきっかけを作ることができるか」について真剣に考え抜いた結果がありました。“総代と一緒に、そして組合員みんなで創り上げるプラットフォーム”を目指していきましょう!という熱いメッセージが伝わってきました。





司会:姫田歩(京都大学生協 専務理事)
これら二つの会員生協の取り組み事例から言えることは、2026年度大学生協活動方針Vision1「つながりのプラットフォームの大学生協」は決して理想的な話に留まるのではなく、日常的に、日々の事業活動の中で実践していくことができるということです。組合員が生協の事業活動を通じて日常的につながりあい、たすけあい、話し合いをしていく中で、そこに大学生協としてできることが見えてくるのではないでしょうか。大学生協という存在が組合員がつながりあうための基盤、まさにプラットフォームになりうるビジョンを見出してくれた、新潟県立大学生協と徳島大学生協の報告でした。

松尾博貴(愛知教育大学生協 専務理事)/
山田朱人(愛知教育大学生協 学生委員)
愛知教育大学生協は学生の学び・挑戦・生活を総合的に支える「成長基盤(プラットフォーム)」となることを目指しています。
教員採用試験・公務員試験に合格した4年生のお祝いをするとともに、4年生の経験談を在校生に伝える企画としてMeet&Greetを毎年実施しています。2025年度は、キャリア支援課と連携をとりキャリア支援課ツアー、キャリア支援課の職員に学生から質問する時間を設けました。大学と連携を強化し、大学だからできること・生協だからできることの相乗効果を発揮しています。
学生の「親しみやすさ」と主体性を重視し、学生が教採やキャリアをジブンゴトとして捉え、行動できるよう、参加しやすい雰囲気と情報提供を工夫していました。





小椋公貴(島根大学生協 職員)
島根大学生協では、組合員に「島根大学に来て良かった!」と思ってもらうことを目指す”島大マジック”を掲げており、卒業生に向けた「退去者の集い」や「お金のセミナー」などの企画を実施しています。入学時のみならず卒業まで大学生活をサポートする大学生協の役割を体現しています。

お金のセミナーは地域生協や企業とも連携しており、大学生協だけではできない、より幅広く専門的な知識を提供する機会を構築しています。
地域と大学の持続的なつながりから、”島大マジック”で大学生をより元気に活発にし、地域社会の活性化にも貢献できています。また、卒業生企画を通じて、主体的に情報を得て判断できる力を社会に巣立つ前に養うことに繋げています。






司会:松井康旨(長崎大学生協 専務理事)
2会員生協の事例報告を通してのポイントとして入学から卒業まで継続した大学生活を、多様な主体との協同によって拡げています。また、学生の声・願いを軸にした、学生の主体的な取り組みになっています。大学生協のみならず大学や地域との連携から学生が孤立しない学びのネットワークを構築しています。
そして、事例報告していただいた取り組みは単発イベントにとどまらず、活動と事業の継続と連動で価値を生み出しているといえます。
まさに、大学生協2030GoalsのVision2を体現した2会員生協に報告していただきました。長崎大学生協でも頑張りますので、皆さんも一緒に頑張っていきましょう。

上遠野泰(弘前大学生協 専務理事)/
蠣崎太智(弘前大学生協 学生委員)
弘前大学の学長の言葉「日本一、学生に優しい大学」の実現に向けて、弘前大学生協は学生を中心とした「大学生活の充実」と大学・地域の発展のために取り組んでいます。その取り組みの一環として、今回は弘前大学COI-NEXTの「健康」の取り組みへの弘前大学生協の関わりをご紹介します。
弘前大学・青森県医師会・青森県生協連が取り組む「ヘルスサポーター養成講座」に参加したことで関わりが生まれ、今年は弘前大学生協単独で養成講座を開催するに至りました。
今後、弘前大学生協は、学生のために取り組む弘前大学・地域と連携し、引き続き弘大生のための生協(セーフティネット)であり続けます。そのためにも、学生に必要とされる活動を通して、大学からも、地域からも必要とされる存在であり続けたいです。





岸本竜一(九州大学生協 学生委員)
九州大学生協はJA糸島やフードバンクに加えてこども食堂と連携し、お米や野菜・果物や紙パック飲料、日用品や衣類、生理用品などを配布する企画を実施しています。企画のきっかけは2021年、コロナ禍の影響でアルバイトの募集が減り、困窮している学生にフードパントリーを実施したことでした。その後もJAからの「九大生を応援したい」という厚意で現在まで企画が続いています。
取り組みを通して、学生の食生活を改善してセーフティネットとなることや、地域の団体との関係を深めることができました。
今後は、さらに多くの学生の助けとなれるよう、協力団体との良好な関係を築き、包括的なサポートを続けていきたいです。





司会:齋藤真廣(北海道大学生協 専務理事)
2会員生協ともに大学生が安心して頑張って生活できるように取り組んでいることが話されました。このような取り組みが大学生のセーフティネットとして機能しているといえます。また、ディスカッションの中では自大学生協で食支援などを実施しているという声が聞こえました。それぞれの大学生協では、新歓活動や食支援の活動をしていると思いますが、皆さんはそれを自信を持ってセーフティネットと言えますか。皆学生生活を安心して送ってほしいと思い取り組んでいますからこそ、自信を持てるようにもっと工夫をしていきましょう。本当に困っている相手、届けたい相手に向き合うことが大切です。大学生協がセーフティネットであることを伝えるため、たくさんの人と協力して応援していることを拡げていきましょう。

水口智子(東京大学生協 専務理事)
東京大学生協では2023年~2025年のアクションプランの中で「持続可能な社会実現」を掲げており、その1つの取り組みとして「子ども・若者食堂への協力」を行っています。東京大学生協での子ども・若者食堂は「OIKOS東大」という学生団体とともに取り組んでおり、恒常的に地域の子ども・若者への支援を行っています。社会的に意義のある活動を行うために、東京大学生協とOIKOS東大が対話し、活動を継続しています。持続可能な社会実現のためにも、「組合員に期待される」生協になり、活動を「生協全体の力」とし、社会的課題に取り組むことで「地域貢献」をしていくことの呼びかけがされました。





松本明咲妃・宮本安慈(愛媛大学生協 学生委員)
愛媛大学生協学生委員会は「愛媛大学生協を盛り上げられる組織」として日々活動しており、組合員の声を活動に取り入れることで「組合員主体の愛媛大学生協」をつくっています。様々な価値観に触れ、多様性を尊重する取り組みとして「ちゅ、多推し性」と「愛大EXPO2025」の取り組みの紹介がされました。「ちゅ、多推し性」では様々な人の“推し”を尊重し合う機会となりました。「愛大EXPO2025」では、留学生とともに企画をつくり、世界の多様性に触れる機会となっていました。取り組みを行うにあたって、「楽しさ」→「知る」→「考える」というプロセスを繰り返し、日々の活動を行っていくことの呼びかけがされました。






司会:溝口和裕(愛媛大学生協 専務理事)
2つの会員生協の取り組みを通じて、自大学生協のヒントになったところもあったと思います。私自身も「持続可能な社会の実現のために発信する大学生協」という文章を読み直す中で、2030Goalsの方向性を示す重要な柱になっているかと思います。持続可能ということで言うと、仕組みをつくっていかないといけないし、仕組みをつくっても我々一人一人が入っていかないと続いていかない。「発信する」というのも、生協の原則の「運営」にも絡んでくると思いますし、そうしたことでたくさんの関係性を築けると思います。大学生協の存在価値が問われる中で芯を持って取り組むことが必要であると考えています。この報告を聞いた皆さんが推進のエンジンとなって取り組んでいけたらと思っています。

前口直樹(岐阜大学生協 専務理事)/
郷原仁椰(岐阜大学生協 学生委員)
岐阜大学生協では保健管理センターとの連携を密にとり、互いに共感し協同する関係を作っています。
保健管理センターの先生から「日常的に学生が利用できるようなウェルネスセンターを作りたい」という相談があり、学生・職員共に打ち合わせを重ね、ウェルネスルームの開設を行いました。他にも保健管理センターと学生委員会が協同し、日常的なミーティングはもちろん、様々な企画を行いました。ウェルネスの取り組みにおいて、組合員の福利厚生を支え、学生委員会が積極的に組合員活動を行っている岐阜大学生協は、大学にとって「代替不可能なパートナー」となりうる存在です。





藤井貴浩(大阪公立大学生協 専務理事)
大阪公立大学生協では、大学の新キャンパス設立やその際の「スマートユニバーシティ」構想の中で、大学生協として何が出来るか、課題解決に取り組みました。大学の要請・期待の水準に応えられなければ生協が選択されないという厳しい状況の中で、なぜ大学生協が福利厚生を担うのか、という問いに対して、大学と共に意見を交わし合いながら実績で答える取り組みです。限られたキャンパス与件の中で学生体験(ワクワク)の質を高めるために、学生の生活価値・学びの環境の質向上を考え、連帯の協力やシステムを活かし、理解者を拡げていくことで、「大学から信頼され、必要とされる存在」を実現していきました。






司会:山口知子(早稲田大学生協 専務理事)
大学からの要望が来たときには、大学生協がパートナーとして選ばれ、それに応えるということになります。その前提として日常の店舗運営や組織活動、経営状況を大学に正確に伝えるのが重要だと考えています。そうすることで大学や学生に選ばれる大学生協になると思います。この分科会に参加してくれている大学生協にも大学から頼りになれる大学生協に生まれ変わってもらいたいし、参加と協同の力でよりよい大学づくりに大学生協が貢献できるようになればと思います。

全国大学生協連 理事・コープ共済連 理事
瀬川大輔
皆さんこんにちは。これよりパワーアップ交流会の企画の一環である「たすけあいの時間」を開始いたします。この時間の進行をいたします、全国大学生協連理事、コープ共済連理事を務める瀬川大輔と申します。よろしくお願いいたします。
この時間の流れについてご説明いたします。まず初めに、「たすけあいの時間」についてのご説明をいたします。次にリード報告としまして、名古屋市立大学生協の皆さまにご報告をいただきます。その後、全体での質疑応答の時間をとり、参加者同士の交流の時間をとります。最後に「まとめ」「おわりに」と進行いたします。
「たすけあいの時間」につきましては、昨日の通常総会にて提案されました第2号議案及びたすけあいによって、組合員の健康で安全な生活と学業継続を支えることへの理解を深め、「たすけあい・協同」の要としての共済事業・共済活動への意義を高める、これらを目標とした時間となります。
昨日の通常総会にて、第2号議案では4つの方針が提案されました。今回はその内、活動方針①すべての大学生協が「過去最高」の学生総合共済の加入水準の実現を目指し、当面の目標として全国で「15万人加入」の実現を目指し、活動方針④「たすけあい・協同」の意義・価値を組織全体で学ぶ取り組みを強めることにフォーカスを当てて行います。
2025年度、昨年よりも多くの会員生協が、日常の共済そして健康安全活動や地域生協と連携をした取り組みが旺盛に行われるようになりました。また、第43回全国大学生協共済セミナーは、過去最高の参加者数・参加会員数となり、改めてたすけあい、協同の意義・価値を全国で学びあう、その機会をつくることができました。


このように、2025年度は全国で予防活動の取り組みは前年と比較し増加をいたしました。特に今年は、長期休み明けの学生に給付申請忘れ防止の取り組みとして、おかえりなさいキャンペーンが全国各地で拡がりを見せました。その一方、給付事例学習会や共済ボードの作成など、「たすけあい・協同」の意義・価値を組織全体で学ぶ、組合員に伝え拡げる、そのような取り組みは前年と比較し減少しております。
また、学生総合共済の新規加入者数は2年連続15万人を割ってしまう結果となっております。全国で加入者数が減少することにより、助けられる人が減ってしまうのはもちろんのこと、共済制度の維持発展も難しくなってしまうということにつながっていきます。

それではここで、実際に現場で活動に励まれ、年間を通した共済活動からたすけあいの輪を拡げられている2名の登壇者にリード報告をしていただきます。お一人目は、名古屋市立大学生協専務理事の中川明日香さん、お二人目は名古屋市立大学2年学生委員長の坂倉陽奈さんです。
報告を聞くにあたっては、学生・職員それぞれ注目視点を設定しております。
学生の皆さんは坂倉さんが「共済は難しい」と感じていた1年生の頃から2年生の今までの間にどのような心情変化があったのか、それによりどのように共済活動を日常的に行っているのかについてご報告をいただきますので、そのポイントに沿いながら、ぜひお話を聞いていただけたらなと思います。
また、職員の皆さまは、中川専務が坂倉さんを含めた学生の活動を普段どのように支えているのかにご注目いただきながらお話を聞いてください。報告終了後の質疑応答の時間で、会場参加の方から質問感想等をご発言いただく予定になっております。
それでは、これより名古屋市立大学生協の皆さまにリード報告をいただきます。それでは、中川専務、坂倉さん、よろしくお願いいたします。

名古屋市立大学生協 専務理事
中川 明日香
名古屋市立大学生協 学生委員長
坂倉 陽奈
坂倉:皆さん、こんにちは。それではたすけあいの時間のリード報告、「わたしたちの共済推進活動 ~想いをひとつに、想いをカタチに」を始めていきます。
まず、自己紹介をします。私は名古屋市立大学生協で学生委員会の委員長をしています。そして共済班に所属しています坂倉陽奈です。GIネームは“もみじ”です。
中川:私は名古屋市立大学生協で専務理事を務めております中川と申します。よろしくお願いいたします。
坂倉:最初に名古屋市立大学について紹介します。名古屋市立大学は学部生が約4,000名、大学院生がおよそ800名います。教員はおよそ800名、職員も3,600名ほどいます。2025年度の入学者数は1,156名で、その内の85%が東海の3県の出身です。
続きまして、キャンパスや学部についてです。名古屋市内に6キャンパス、6附属病院があります。また、学部として医学部、薬学部、経済学部、芸術工学部、総合生命理学部、データサイエンス学部、人文社会学部の7学部があります。

中川:生協の店舗は4キャンパスに7店舗あります。職員は私と正規職員が5名、定時職員が60名という構成です。組合員が現在およそ6,400人ほどおります。
2026年の新学期も始まっておりますが、2025年の新学期の結果報告からさせていただきます。80.3%という目標を立てのですが、25年は80.8%と無事に目標を達成することができました。今日はこの目標達成がどういうふうにしてできたのかということを、日常の活動や新学期の活動をご紹介する中でお話ししていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

初めに、私たち名古屋市立大学生協の想いです。全ての名古屋市立大学生に充実した大学生活を送ってほしい、名古屋市立大学に入ってよかったと思って卒業してほしいというふうに思っており、このことを実現するために、生協職員と学生委員会がそれぞれの役割や強みを生かして協同することにより、より良い事業や活動になると思って、普段の活動をしております。
新学期について目指してきたことは、「新学期活動を通して生協ファンを増やし、協同を拡げる活動をします」ということで、「新入生の不安を小さく、期待を大きく」をスローガンに、毎年学生と生協職員と一丸となって取り組んでおります。


なぜ新学期の加入にこだわるのかというと、大学生活を安心して送ってもらうためには、入学時にきちんと加入してもらうことが大事だと思っているからです。入学してしまうと、どうしても加入のハードルが上がってしまうということと、何か起こってからではお役に立てないということがあるからです。
新しい生活の区切りだからこそ、新入生やその保護者の方とたくさんつながる機会があるこの時期だからこそ、生協職員として名古屋市立大学の先輩として私たちの言葉でしっかり伝えたいと思っていますし、私たちがお伝えすることで、たすけあいの輪に加わらなかった学生を一人でも減らしたいと思っています。
ただ、実はこのように取り組んでいますが、昨年の新学期のスタートの前は少し困った状況でした。学生委員の皆さんは、「新歓企画はやりますが、説明会はやりません」というふうにお話ししていました。ですので私は、学生委員会がやりたいことと生協がやりたいことをマッチングする作業をやってきたかなというふうに思います。
学生の話を聞いていると、「楽しいことがしたい」「学生委員会のことをたくさん知ってもらって仲間を増やしたい」「先輩として新入生をサポートしたい」というお話をしてくれました。お話を聞けば聞くほど、私と学生委員のやりたいことが同じなので、そういうことを受けて「新学期を、みんなの普段の取り組みを新入生に伝える場にしましょう」ということをお伝えして、一緒に説明会をやることになりました。
坂倉:続きまして、私から生協学生委員会について紹介をします。私たちはいつもGIと名乗り、通常班と新学期班に分かれて活動しています。
通常期の活動として、共済班・食堂購買班、広報班、社会的課題班、この4つの班に分かれて活動しています。今は新学期に向けて、生協オリエンテーション、質問箱、新入生の集い、履修相談会、これらの新学期活動についても同時に進行しています。


次に、私たちの活動の想いについて簡潔にまとめてみました。私たちは「年間を通じて様々な分野の提案を楽しい企画で届ける!」というふうにいつも考えながら活動をしています。共済活動についても紹介をします。共済班が中心となって行っています。年間を通じて様々な活動を様々な組合員に届けようといつも考えています。
続きまして、私の体験について紹介をしようと思います。大学生協っていろいろな活動をしているんだと、GIに入って初めて知りました。あとは班を決める時に、健康・安全ってめっちゃ大事なんだと思って、健康安全をしている共済班に入りました。「タヌローかわいい」と思ったのも一つのきっかけになります。この時から私はタヌローファンでした。
一方で、共済についてはよく知らなかったんですよね。タヌローが可愛いって思ったのも先輩が共済ボードにタヌローを描いていたからで、「これは大学生協の共済のキャラクターなんだよ」「共済って保険みたいな、う~ん、何て言うのかな?」と紹介をされて、私も「共済って何?」「たすけあいの制度ってどういうこと?」「なんで学生委員会は保険の紹介をしてるんだろう?」っていうふうに、ちょっと解像度があんまり高くなかったなというのが最初の頃です。
その後、私がGIに入って初めて企画を実施した夏の生協まつりについて紹介させてください。生協まつりというのは、名古屋市立大学生協が年2回開催しているお祭りのことで、学生も職員も一緒になって活動を組合員にお知らせしたり、生協や共済を好きになってもらうための企画を一緒に実施したりしています。

その中で共済班は「共済 夏のスタンプラリー」という企画をしました。ベジチェック・アルコールパッチテスト・共済マイページについてですね。この3つをクリアすると野菜ジュースがもらえるという企画で、280名の組合員の方が参加してくれました。その中で、組合員の実際の声を聞く機会があったのです。
「自分も共済入ってます」「ケガの通院、1日目から対応してもらえるんだ」と実際の声を聞いて、私も共済の良さやたすけあいの輪が今広まったなという実感を持つことができました。そこから私は大学生協共済セミナーや東海地区のセミナーにも参加をして、やっと共済について自分の中に落とし込んで、すごく共済を広めたいと思いました。
組合員のより良い大学生活のために広めるんだとやっと理解をすることができて、「共済めっちゃいいじゃん」「たすけあいの輪をもっと名古屋市立大学で広めていきたいな」と思うようになりました。そしてセミナーの学びをGIに持ち帰って行った企画が『健康フェスタ』です。


健康パワーの握力計を使ったり、スマホの利用時間を調査したり、「朝ご飯食べてますか?」というモーニング調査、共済の推進なども行いました。また、自大学でいろんな共済活動を続けていく中、共済班の中で「共済の魅力を学生委員会活動でどんどんみんなに伝えていこう!」と考えました。
一方で、「チラシとかウェブサイトで広報するだけでは魅力が伝わりづらいよね」「共済の良さってそういう広報ではあまり実感できないんじゃないかな」という意見も上がりました。そして新学期活動に向けて、「自分たちの言葉で共済の魅力を伝えたい」と強く感じるようになりました。
そこで新学期活動が始まっていきます。「新入生に共済を伝える場を持つ」ということがあったので、共済班でどんな活動をしたいかを考えました。「新入生や保護者に学業継続のためにもしもに備える必要があるのだと実感してもらえたら、共済加入につながるんじゃないかな?」と考えました。
そして、私たち学生委員が実際の大学生活の様子やリスク、あとは私たちが感じた共済の魅力を学生目線から伝えることによって「あ、共済は必要かも」って思ってもらえるんじゃないかと考えました。それが、通常期の活動や、新入生や保護者への共済提案につながっていきました。
私たちは対面で新入生や保護者の方に共済をはじめいろいろなものを紹介するという説明会をしていますが、そこで共済や生協加入のブースに主に共済班のメンバーが入って対面で説明をしました。
そんなふうにスタッフとして運営をする中で、「そういうことだったら備える必要があるね」という会話を聞いたりすると新入生の方の役に立てていると実感ができて、すごくうれしい気持ちが大きかったのを今でも覚えています。


こんなふうに学生委員会はいろんな活動をしています。学生委員会の活動を職員さんと一緒にすることで、より多くの組合員に伝わると考えています。専務はどんな想いを持って学生委員会の活動を支えてくださっているのでしょうか。
中川:共済の活動だけに限らず、学生委員会は自分たちの大学生活を自分たちの手でより良くしたいとの想いで活動をしています。そういう学生委員会の「名古屋市立大学生の生活をより良くしたい」とか、「先輩から後輩に伝えたい」という学生委員会の想いが、大学や生協を良くすることにつながるというふうに考えておりますので、学生の一番身近な生協職員として、学生委員会がやりたいことが実現可能になるように寄り添いたいなと思っています。想いを形にできるようにバックアップしていきたいなと日頃考えております。
共済班以外にも学生委員会は様々な活動をしているのですけれど、共済の話になるとどうしても「難しそう」とか「共済は職員さんがやるものではないですか?」みたいなことを言われることがあります。しかし、学生委員会活動の目的の「より良い学生生活のためには必要だよね」というお話を、いろいろな機会があるごとにしてきています。その辺りがどういうふうに伝わっているのかなということを坂倉さんの方にも聞いてみたいと思います。
坂倉:そうですね。GIの方でも、専務から共済班の方にいつも企画の度にとか、いろいろと話す機会がある度に、そういうお話を聞いています。
それに最近は特に共済班から学生委員全体に共済の良さやそれを広めたいという想いが伝わっているなと感じることがあります。というのも、先日の夏祭りの時に、いろいろな企画に共済の活動とか健康安全という分野を絡めることができたという体験があったので、そこからもっともっと広まっていくんじゃないかなと考えています。
こんなふうに「学生生活には健康安全がとても大切なのだ」とか「リスクに備えることで安心できる、そのために共済があるのだ」とか「より良い大学生活を送るために共済があるんだと」いうふうに、日々学生委員、特に共済班のみんなで考えています。
そういう実感とか実体験とか、共済があるという安心感を自分たちの言葉で届けたいと考えています。自分たちの言葉で仲間に伝えるとすごくみんなに伝わりやすいですし、いろいろな人に広まると思うので、大きな意味があることだと感じています。
そんな中で専務から共済について、給付件数や加入者数やマイページの登録者数など、こういう何人いたとか何件あったとか、数字についてのお話をよく聞くんですけど、私たちは数字を聞くと、例えば説明会とか自分たちの企画とかでも、自分たちの言葉とか活動がみんなに届いたんだって嬉しくなったり、届いたんだったらもっとこれから頑張ろう、こんなふうに言ったらもっと伝わるかなというふうに活動のモチベーションになったりするんですよね。
専務はどんな想いで私たち学生に数字について教えてくださっているんでしょうか。
中川:数字の話が出ましたけれども、前提として数字の責任は私にあると思っています。この数字は組合員の支持のバロメーターであり、坂倉さんのお話にもあったように、私たちのメッセージや活動がどれだけ伝わったのかを測るものだし、それが一方通行ではたすけあいの輪は拡がらないというふうに考えています。それで、数字にはこだわって取り組んでおります。


私の役割のもう一つに、学生と共済の担当職員と大学をつなぐということがあると思っています。立場上、この学生と担当職員と大学の方がお話しする機会も多いのですが、みんな同じなんですよね。学生委員会は、「より良い大学生活を過ごしたい」との想いで活動しているし、うちの共済の担当の職員も「学生に健康・安全に学生生活を過ごしてほしい」と心から思っていますし、大学の方とお話をしてもやはり「学生に充実した学生生活を送ってほしい」と思っていらっしゃいますので、これらの想いをつないで共通認識にするということが私の役割かなというふうに思います。
それぞれ強みがあります。学生はやはり学生の生活に一番詳しいですし、共済担当職員は窓口で実務を行っておりますので、名古屋市立大学生の加入の状況や給付の実態などに詳しいです。ですので、こういったことをそれぞれにもお伝えするようにして、企画や提案の形にしたいなと思っています。それぞれの役割や強みを生かして最大化することで、より良い学生生活につながっていくんじゃないかなと考えています。
では、最後に坂倉さんに、この後の名古屋市立大学生協の共済活動についてお話しいただきたいと思います。
坂倉:最後に名古屋市立大学生協の共済活動のこれからについて紹介をします。次の3つです。
①共済活動と楽しい企画を一緒にすることで、組合により参加してもらうこと。
②組合員の目線から活動や企画を出発するということ。
③4本柱のバランスを大切にすること。
特に学生委員の活動は予防とかに偏りがちで、報告や加入などはもっともっとできることがたくさんあるのではないかなと思うので、バランスを大切にいろいろな活動をしていきたいと考えています。
学生と職員さん、生協のパートさん、大学の方々、みんなで一緒にいろんな人を巻き込んで、名古屋市立大学オールでさらに共済を広めていきたいというふうに考えています。これで私たちの発表を終わります。ありがとうございました。(拍手)
進行:全国大学生協連 理事・コープ共済連 理事
瀬川大輔
瀬川:名古屋市立大学生協の皆さま、ありがとうございます。実は私、ぜひ伝えてほしいということは事前に打ち合わせしていたのですが、坂倉さんと中川専務とのやりとりについては「普段から店舗で関わっているように、そのままお願いします」とお願いしました。お聞きになった皆さまも、学生と職員との距離感をきっと身近に感じられたのではないでしょうか。日常的に職員と学生がこういうお話をされていて、お互いが共通認識を持ちながらやるべきことをそれぞれの立場で進めているというところが名古屋市立大学生協の強みかなと私自身は感じました。
ここから10分ほど質疑応答の時間をとりたいと思います。皆さまは、名古屋市立大学生協のお二人の報告を聞いてどのように感じられましたでしょうか。質問でも感想でも構いません。この点を深掘ってもうちょっと聞いてみたいなということがありましたら、ぜひお話しいただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
では、ちょっと学生の皆さんに聞きたいなと思います。率直に手を挙げていただきたいと思いますが、正直なところ共済活動はちょっと難しいなと思っている人、いらっしゃいますか。(間)結構いますね。そうしたら挙手されたそちらの方、どうですか。学生の坂倉さんの話を聞いてどのように感じられましたか。

新潟大学生協 齋藤誉生さん
齋藤:新潟大学生協学生委員会の齋藤です。まずは発表ありがとうございました。僕も入学したときは、共済を完璧に分かっていたかというと、自信をもって「はい」とは言いづらかったです。けれども、分かってなかったとしてもその企画の中でやりたいことというのは毎回あるわけで、それが共済につながっていくのだなということは活動を通して何となく日々理解が深まっていったような気がしました。
それは後輩も多分同じだと思います。僕が知っていることを後輩に伝えていけば、後輩はそこから理解を深めていき、さらに下につなげていきます。そのようにして、僕が所属している委員会がいい企画でより組合員の皆さんに還元できたらいいのではないかと思いました。以上です。
瀬川:ありがとうございます。実際やはり学生は皆さんこういうことを考えると思うのですが、「なんで私が共済とか保険とか、そういう話をしないといけないのか」というところ、きっと皆さん誰もが通る道かなというふうに思います。私も最初はそのように感じていたのですけれども、やはり共済についてはそうした詳しい保険保障なども大事な説明ではありますが、でも、それよりやはり「学生自身のたすけあいの仕組みなんだ」というところに共感をして、それがあって私は今ここに立っていたりもします。
坂倉さん、いかがですか。学生としてやはり最初に共済は難しいと感じたと思いますが、そこをどう払拭していかれましたか。

坂倉:そうですね、私も委員長として活動していく中で、いろいろなセミナーに参加したり、専務やパート職員さんからお話を聞いたりして、私自身の理解はすごく深まっていきました。それは、今回の報告を聞いて、皆さん同じように感じたと思うのですけれども、どうしても学生委員会全体に伝えていったり、その想いを組合員全体に伝えたりするには、やはりまず学生委員が皆「共済って大事だよね」と思ってないといけないのですよね。
ですので、私は今感想を述べていただいたように、“想いの引き継ぎ”を伝えていって、こういう活動の中で、「みんながより良い大学生活を送れるように共済を広めたいな」と思ってくれる後輩の子たちが一人でも増えてくれたらいいなと思うし、そういう子が今少しずつ増えているなという印象を受けているので、すごく嬉しく思っています。皆さんの大学生協でもそんな活動が広まっていってくれたらいいなと思います。以上です。
瀬川:ありがとうございます。ということで、ぜひもう少し深めていきたいなと思いますが、皆さま方から聞きたいことある方いらっしゃいませんか。

前橋工科大学生協 井上侑秀さん
井上:前橋工科大学生協2年の井上と申します。少し本題から逸れてしまうかもしれませんが、質問があります。例えば通常班は店舗・食堂であったり共済であったりしますが、新学期になると新学期班に分かれているというお話があったと思います。それは新学期が近づいてきたら、通常班から新学期班に変わるという感じですか。
そのときに通常班で共済班だった人も分配されて、それぞれで共済についてやっていくのでしょうか。参考にさせていただきたいのでお願いします。
坂倉:ありがとうございます。私たちは、通常は共済、食堂・購買、広報、社会的課題の4班で活動していますが、新学期活動が始まる8月ぐらいに希望をとって入りたい班にそれぞれ分かれ、同時並行で活動していくという形になります。例えば入学式の後に、新入生に生協について説明する生協オリエンテーションの場を設けるのですが、そこで生協オリエンテーション班に所属していて、さらに通常班では共済班所属の人が共済の紹介をするというように、少しだけつながりもできていったりします。こんな感じです。
井上:ありがとうございます。参考にさせていただきます。
瀬川:ありがとうございます。こういう組織体制の仕組みも、共済に触れる学生を増やすという役割としてもすごく大事なことかなと感じますし、やはりこういうところから日常活動が新学期につながっていくのかなとも感じています。
では、学生ばかりですので、職員の方いかがでしょうか。学生と本当はもっと一緒に活動したいのだけれど、なかなか伝えるのが難しいなと感じている方はいらっしゃいませんか。それでは長野大学生協の上田専務、いかがでしょうか。

長野大学生協 上田雅晃専務理事
上田:長野大学生協専務 上田と申します。ご報告ありがとうございます。私は専務になってまだ半年ぐらいです。共済に携わるのも前任地を含めて3年ぐらいで、正直なところ、共済ってなかなか実感が湧かない部分が多く、学生に伝えにくい部分だと思います。しかし、少し話は変わりますが、今ふとパソコンを売るより実は難しくないんじゃないかなというふうに思いました。
それはなぜかというと、共済に関しては本当に学生の実体験に基づく部分が多くなってくるからです。この間いろいろと学習会をやらせていただいていますが、その中で実際に給付を受けたという実例はないにしろ、学生の身の回りに危険とか病気とか、そういったリスクがパンフレットなどに記載されています。それは掘り出せばもう当たり前のようにたくさん出てくるので、そういったところから少しずつ学生さんにも理解を深めてもらうと、実は共済は難しくないというか、身近にあるものなのだと理解していただけるものかなと思いました。
ちょっとまだまだうちの大学では学生委員の方で活動はできていないのですが、夏の共済セミナーに参加した学生も非常に意欲があるのは確かなので、学生の組織ももう少し人数を増やしていかないといけないのですけれども、人数を増やして、しっかりと学生委員の活動の一つとして位置づけてやっていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
瀬川:ありがとうございます。中川専務いかがですか。専務になりたてのころとか、ちょっと学生にどう伝えたらいいのかというところとか、そういう葛藤はありましたか。

中川:そうですね。どう伝えたらいいのかというようなことはいつも悩むのですが、一緒に楽しんだらいいかなと思っています。お店や生協の事業を学生委員会の活動と一緒にすることで理解を深めてもらうし、私も学生委員会のことを理解しながらお互いに進めていくというふうな進め方をしているかなと思います。
それを勉強しながら学んでいくのもいいのですが、企画をやる中で、先輩と後輩一緒に混ざり合って、共済のことを勉強しながら企画をつくり上げていく段階で学習をしていってくれているなというふうに感じるので、私は学習はしながらも、そういう企画の取り組みを通して、みんなで学びを深めていきたいなと常日頃から思っております。
瀬川:ありがとうございます。以上で質疑応答の時間の方は終了したいと思います。まだほかにも質問や感想を持ったということもきっとあるかと思いますので、そちらについては感想アンケートの方にぜひお書きいただきますようにお願いいたします。
では改めて、今回ご報告いただきました名古屋市立大学生協のお二人に大きな話をお願いいたします。(拍手)
それでは、今感じた、考えた、そういう想いをぜひ言葉にしていただけたらなと思います。ここまでの報告や質疑応答を聞いて、皆さん自身が大事だと思ったキーワード、また今後自大学でどのようにして共済を拡げていくかの行動宣言などを『参加者のしおり』の17ページに記入をしてください。
記入いただけましたら、お近くにそれぞれ自大学ごとに座られているかと思いますので、隣近所で書いた内容や、どうやって自大学で拡げていくか、取り組んでいくかということをお話しいただけたらなと思います。この時間を12時20分までとりますので、皆さんそれぞれ記入していただいて、お近くで交流をお願いいたします。(間)
はい、それでは時間になりましたので、以上で交流の方を終わりにしたいと思います。皆さまご着席ください。それでは、せっかくなので考えたこと・感じたことを何人かの方にお話しいただけたらなと思います。盛岡大学生協、武田有宇さん、いかがでしょうか。

盛岡大学生協 武田有宇さん
武田:盛岡大学生協の武田と申します。ここまでの発表を聞いて、そして昨日の発表などに関する考えを踏まえて、自分は共済を難しいと考えている人が多いので、やはりたすけあいの輪を広めるという考え方で広めていきたいと思ったのと、学生委員にまずその考えを定着させるのを大切にしていきたいなと考えています。
盛岡大学生協では、学生委員のやる気がある人とない人の差が激しいので、そこからまず変えていきたいなと思ったのと、そのためにまず想いを学生に定着させて、その想いを職員さんに伝えることで職員さんのやる気も上げて、チーム生協で盛岡大学生協として頑張っていきたいなと思いました。以上です。
瀬川:ありがとうございます。組合員に拡げるには、まずは自分たちの組織からというところで、まずは学生委員会の中でしっかりと共感しながら進めていただけたらなと思います。では、もうお一方お願いします。奈良教育大学生協の黒瀬智広さん、お願いいたします。

奈良教育大学生協 黒瀬 智広さん
黒瀬:奈良教育大学生協の黒瀬智広です。まず、「来年度、私たちはこれを頑張ります」を発表したいと思います。「誰も取りこぼさない既存の企画プラスワン」。それではなぜこれを取り上げるのかをお話しします。
奈良教育大学で行っている共済企画の一つに自転車点検会があります。結構ほかの生協さんでもやっていると思いますが、でも自転車点検会というのは自転車を持っている人しか企画に参加できないんじゃないかと思うのです。それ以外の人は、まあやっているけれども「何かやってるわ」でスルーされちゃうんですよね。
そこで既存の企画、自転車点検会にプラスワンということで今ちょっと考えたのは、共済ボードを利用したクイズラリーをやることです。そうすれば、自転車を持っていない人でもこのラリーに参加するために自転車点検会の会場に来てくれたり、そこに参加することで共済に対する知識を高めてもらったりすることができます。誰も取りこぼさなくて、しかも共済を通してたすけあいの輪が拡がっていくのではないかということで、来年度は今まである企画プラスアルファを足すことで盛り上げて、みんなでたすけあいの輪を拡げていきたいなと思います。以上です。
瀬川:ありがとうございます。既存の企画にプラスワンで共済の要素を入れていただくということで、これは皆さんがそれぞれの大学生協でも行えることでもあるかなと思いますので、今行っている、考えている企画にプラスワンで共済要素も入れることにより、皆さんの生協で共通認識を培うために頑張っていただけたらなと思っております。
全国大学生協連 理事・コープ共済連 理事
瀬川 大輔
それでは、ここからまとめを行わせていただきます。昨日もお話がありましたが、学生総合共済は1981年から開始され、最初は総加入者数3万人から始まっていた制度だったのですが、加入者の増加に伴って、これまで11回もの制度改定が行われてきております。
今、このように少ない掛金で手厚い保障を受けることができるのは、これまで加入者によって育てられてきた、そのお陰でもあります。我々も過去の先輩方が育ててきた学生総合共済をこれからも維持発展させていく、そういう使命があると私自身は考えております。


先ほど冒頭で15万人加入が2年連続割れているという話もありましたけれども、全国の会員生協の共済加入目標を総計しますと、15万8,702人となっております。全ての組合員をたすけあいの場に加えるということが究極の目標ではありますが、まずは一つ一つの大学生協自身が掲げた目標人数を達成することで、全国で15万人加入を達成することができるかと思います。ぜひ会員生協の皆さまには目の前の目標達成に向けて、1人でも多くの新入生、保護者、そして組合員に向けて共通の良さを伝え、拡げていっていただけたらなと思います。

「わたしたちの共済」という言葉がございます。共済は加入者同士のたすけあいで成り立ち、声と参加で発展していく制度です。
3年前、大学生協共済連からコープ共済連へ事業譲渡を行った際に、組合員の参加と協同による「私たちの共済」をさらに発展させるために提案されたものがこちらの資料です。大学生協共済の価値と意義を改めて再確認し、4本柱を軸とした取り組みと保障制度を通じて、大学生協共済が組合員の学業継続と健康で安全な大学生活を目指し続けるということを宣言されているものになっております。
既に「大学生協共済」という言葉は使われなくなってきていますが、これからも「わたしたちの共済」としてしっかりと継続、発展をさせていくということが大切になっていきます。
大学生協共済をこれからも発展させるために、これらの4つのサイクルをぜひ回していきたいと考えております。学生の皆さん、特に難しいかなというふうに思いますので、4つのキーワードだけ覚えてもらいたいなというふうに思います。


まず「加わる」です。新入生組合員の加入だけで終わるのでは、実際に共済に加入してよかったと実感をする機会は、給付を受ける機会しかなかなかないかなと思います。ましてや給付対象になるのに自身が共済に加入しているか分からなくて、そもそも給付申請忘れや、助けられる学生も助けることができなくなってしまっては本末転倒かなとも思います。
そのためにも、学生や職員などで大学生協に関わる方がしっかりと自大学生協や全国大学生協共済セミナーなどの連帯の場で「学ぶ」ことを大事にしていただきたい。学んだものをもとに各会員生協で日常的な共済活動を「実践する」ことで、組合員自身の共済への認知、組合員参加が拡がっていくかなというふうに思います。
そして、実際に共済の良さを実感した学生が、共済の良さを、新たに入ってくる新入生や保護者、そして周りにいる組合員に「拡げたい」と思うことがきっと大事になってくると思います。これを最終的に回していくことで、保障制度と組合員自身の共済活動の2本柱である大学生協共済がさらに充実・発展していくというふうに私自身は考えております。
昨日提案されました4つの拡げるところもぜひ意識をしながら、これから共済活動に臨んでいただけたらなと思います。組合員に拡げる、大学に拡げる、社会人に拡げる、そして生協組織の中に拡げていく。これらをぜひ合い言葉にしながら、2026年度の共済推進を頑張っていけたらなと思います。
2025年の10月から11月に実施されました第61回学生生活実態調査によると、組合員の共済認知度が昨年61.4%だったのに対し、今年度は74.6%まで上昇しております。こちらは例年実施している調査方法から一部変更もございますが、今年の全国共済セミナーの参加を基に、確実に各会員生協で共済活動が増加しており、それが組合員の共済認知度へと拡がっているのかなというふうに思っています。


今年は、このように予防活動が全国でさらに拡がりを見せた1年だったかなというふうにも思いますし、全国で拡げられた予防活動というのは、キャンパスで生活をする組合員の現状をもとに取り組まれていると思います。今後はさらに、質疑応答の時間にもありましたように“プラスワン”の要素などもぜひ加えていただきながら、柱も含めることで、より組合員の「もしも」に備えることができる、そんな取り組みへと拡がっていくかなというふうに思っています。
まずは自大学生協の中でしっかりと学習などを行い、共通認識を持った上で、それらを他の新入生や組合員に伝え、拡げていく、そのようなサイクルを回していきたいなと思います。改めて学生総合共済、そして大学生協は「たすけあい」「相互扶助」の組織、そしてそのような制度となっております。この制度をぜひ全国の組合員、そして新たに組合員になる新入生に伝え、拡げていく、それが我々が皆さまと一緒に拡げていきたいこととなっております。
それでは最後に、本日御報告いただきました名古屋市立大学生協のお二人にもまとめのご挨拶をいただけたらと思います。では、坂倉さん、お願いいたします。

坂倉:はい。まず私がこれから頑張りたいなと思っていることは、共済について学生委員にも組合員にもみんなに広めていくというところです。そのためには、身近なリスクを自覚することが大事だと思っています。リスクが身近、つまり大学生活にはいろんなリスクがあると感じることができたら、共済も身近だと思ってもらえるのではないでしょうか。
そんなふうに共済が身近で、共済に入ろうとか保障をちゃんと受けようと思ってもらって、よりよい大学生活を実現してほしいと思っています。共済の輪を楽しく大きく広めていきたいと考えています。
瀬川:ありがとうございます。最後に中川専務よりお願いいたします。
中川:今日はこのような報告の機会をいただきまして、ありがとうございました。今日、皆さんは坂倉さんのお話を聞いて、「すごく熱いな」と思いませんでしたか。こういう熱い想いをほかの学生委員にきちんと伝えていくことを私はしたいなと思っています。きちんと後輩にその想いをつなげていくということも大事だし、そうやって頑張ってくれた学生委員会の取り組みを大学や組合員にきちんとお伝えしていきたいなと思います。そうすることで、私はたすけあいの輪を拡げていきたいなと思いました。
瀬川:ありがとうございます。以上でたすけあいの時間を終了いたします。皆さまありがとうございました。

漆崎 新(左)、仲間 英(右)
全国大学生協連 学生委員 理事
仲間 英/漆崎 新
全国大学生協連2025年度全国学生委員会学生常勤の仲間英と漆崎新です。2人合わせてコンテストブラザーズと申します(笑)。今から時間外企画コンテストの説明をさせていただきます。
まず「ひとことカードコンテスト」について。
「ひとことカード」は「くみこえカード」「くみこえボックス」「ボイスカード」などとも呼ばれ、生協が組合員の要望や感想とどう向き合っているかを表しています。組合員と担当職員との日々の対話を持ち寄っていただいたのがひとことカードコンテストで、今回複数の会員生協からエントリーをいただきました。ポスターやエントリーシートでその様子を見ることができますので、「いいな」と思ったところに投票してください。
投票の締め切りは、明日12月21日の13時までです。皆さんの投票をお待ちしております。
全国パワーアップ交流会の各企画を通して明日の午後、議案の表決に臨んでいただきたいと思います。皆さんの主体的な参加によってこの総会をより意義のあるものにしていきたいと思っております。
コンテスト、活動を見て「すごいな」と思うのももちろん大事ですが、それだけでなく、その活動を自大学生協に持ち帰りどう生かしていくかというところを意識していただければと思います。
「大学生協2030Goals」の時間でも申しましたが、ここからの時間は皆さんの大学生協のGoal、アクションプランを作る下書きの時間にしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【ひとことカードコンテスト結果発表】
「共済活動コンテスト」では、今回は4つの部門のご紹介をさせていただきます。
計4つの部門で、それぞれ1人1部門につき1票を投票するという流れで各部門の大賞を決めます。ポスター及びエントリーシートはこの会場外の掲示板に用意されておりますので、ぜひ照らし合わせてご覧ください。投票の締め切りは、明日12月21日の13時までです。皆さんの投票をお待ちしております。
全国パワーアップ交流会の各企画を通して明日の午後、議案の表決に臨んでいただきたいと思います。皆さんの主体的な参加によってこの総会をより意義のあるものにしていきたいと思っております。
コンテスト、活動を見て「すごいな」と思うのももちろん大事ですが、それだけでなく、その活動を自大学生協に持ち帰りどう生かしていくか、どういうふうに共済活動を拡げていくか、最終的にはどのようにたすけあいの輪を拡げていくかというところを意識していただければと思います。
「大学生協2030Goals」の時間でも申しましたが、ここからの時間は皆さんの大学生協のGoal、アクションプランを作る下書きの時間にしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


【共済活動コンテスト結果発表】

第69回通常総会 実行委員長
佐藤 佳樹
全国パワーアップ交流会は、昨日提案された議案を踏まえ、会員生協の実践から理解を深めました。ブース型セッションでは参加者からの質問が行われ、深堀りがされました。「自大学生協ではこのように実践しているが、あなたの生協ではどのように実践しているのか」という経験や知識から意見交換を行い、学び合いの様子が活発に行われたと見ています。


例えば、とあるブースでは、「新歓活動にて学生同士のつながりはできているが、新入生に大学生協の取り組みを伝えることはあまりうまくできていない気がする」という課題が示されました。また、他のとあるブースでは、「取り組みへの参加が増えない」という課題に対して、聞いている方から「生協側は頑張って知らせているし、組合員も知っているのだけれども、参加のハードルが高くてなかなか参加していない状況がある」「参加のための場所や環境がベストではない可能性があるのではないか」「自大学生協では環境の点検を行って参加しやすくする場所づくりを実施したのだ、あなたもやってみたらどうですか」という旨の意見交換がされていました。
全国学生委員会が運営する「私のBetterWorld」のブースでは、島根大学 松本一郎先生が海外のIYCに関するイベントに参加した報告を持ち寄っていただきまして、出展者の髙須全国学生委員長とともに作り上げるブースが実現されました。


また、全国院生委員会のブースにおいても、教職員や生協職員の関心もかなり高く、院生の生活を調査する方法について意見交換が行われたり、聞いている学部生は院生の活動ぶりについて知ることができたりという声がありました。一つ一つのブースについての話は尽きないのでこれで終わりにしますが、全29のブースに出していただいた皆さま、ありがとうございました。
また、分科会では全10本の事例報告が行われ、皆さんと学び合いました。私も2つの部屋に参加させてもらったのですが、Vision5「大学に頼りにされるパートナーであり続ける大学生協」の部屋では大阪公立大生協の専務理事から、「大学からお願いされたことにも対応しながら、さらにその先を目指すために大学と対話を繰り返した」という旨が発表されました。Vision1「つながりのプラットフォームとしての大学生協」の部屋では、新潟県立大学生協の学生から「組合員には、生協は自分には関係のないものだとは思って欲しくない」という話があり、「一緒にみんなにとって身近な生協づくりをしていきましょう」という呼びかけがされていました。この辺のキーワードが私は印象に残っております。
ディスカッションの中では、例えば「一言カードの場所を変えてみたら、店舗によって回答数が増えたり、または増えなかったりした」という発言がありました。目指すビジョンのために、自大学生協が今やっていること、”〇〇大学生協の当たり前“を点検することが大事なことだと改めて感じた次第です。


10本の事例報告のためにそれぞれの会員生協の皆さまと打ち合わせを進めてきましたが、最初はビジョンを達成しているという実感がある会員生協はあまり多くはなかったという印象を受けていました。そのため、「報告は本当に私でいいのでしょうか?」と多くの方々から言われたのですが、打ち合わせを行っていく中で、報告者の皆さまも自分たちの取り組みを点検し、皆さまに報告をいただくというところまで進めてくることができました。これこそが最初にお話しました「点検・実践・発信」のファーストステップだと思っております。
また、つい先ほど行われました「たすけあいの時間」では、学生が自分たちの言葉で共済の魅力を伝えたいという想いからつくり出した取り組み等々、実践の想いについて話されました。「共済は難しいのか」という問いは議論百出だと思うのですが、学生委員が共済は難しいと思っていたら、組合員も難しいと思うのではないでしょうか。
実際の学生はどう思っているのか、組合員がどう思っているのか、これも点検の一つだと思っています。挙手もいただき、主体的な参加をありがとうございました。
パワーアップ交流会で度々お話ししている“学び合い”ということに関してですが、私は“学び合い”とはただ話を聞いて終わることではないと思っていますし、相手の話にうなずいて「なるほど」と終わることだけでもないと思っています。学び合いというのは、相手の考えや経験を深く掘り下げて、なぜそう感じたのか、自分ならどうするのかということを考えて、自分たちの実体験なども元に意見を交わし、場合によってはアドバイスまで行う、ということだと思っています。
一方通行ではなくて、お互いが影響し合い、対話を通して視点が拡がり、行動が変わっていく。その結果、お互いに以前より少し良くなっているという状態。こんなことが素敵だと思います。それこそが、私たちが日頃から行う学び合いであり、連帯、大学生協のアイデンティティーそのものだと思っています。

今年のこの場で新しいコネクションが生まれ、2026年度の活動のきっかけが生まれた方々も多いのではないでしょうか。これは、今年の総会を開催するにあたり発行している『総会NEWS』第3号で、昨年の総会参加者にコメントをお願いしたものの一部になっています。学び、励ましあったことを整理し、何か一つでもちょっとしたことでもいいので実践していけたらと思います。そして発信をしていきましょう。
2030年にあなたの大学生協は、組合員や大学、あるいは社会から見てどんな存在になっていたいですか? どんな価値のある組織と思われていたいですか? そのために、2026年に皆さんはどんなことをゴール・アクションプランとして実践しますか。各大学生協で話し合い、決めるための下書きはこのパワーアップ交流会の中でつくれたでしょうか。この後は昼休憩を挟み、発言通告用紙を提出された方からの全体発言や理事会からのまとめがあります。議案の表決に向けて、本総会の議案書を改めて確認していただき、皆さんが共感し強めたいと思う点についてこの後確認を行ってください。
最後に、ホールの外の紹介を改めてさせてください。祝電やメッセージ、ICA会長の1分半のメッセージなどもずっと流しております。一部にはなりますが、全国で行われた学び合いや励まし合いの場、その様子も掲示しております。
また、『キャンパスで働く』ということで各地区の採用ポスターが貼られておりますので、特に学生の皆さまで、大学生協で働きたいと思う方々はご覧いただければと思っています。
そして、「ひとことカードコンテスト」「共済活動コンテスト」も掲示されております。投票は皆さまお済みでしょうか。13時までになっていますので、どうぞご参加ください。これで全国パワーアップ交流会3つの企画を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。


2025年度全国学生委員会常勤メンバーより

瀬川大輔
大学1年生の4月、コロナ禍の中で右も左もわからない私が、生協学生委員会のX(当時Twitter)アカウントに「生協学生委員会の説明会に参加したい」という連絡を入れた時から、私の大学生協ライフが始まりました。当時は、「連帯」の“れ”の字もわからず、コロナ禍で活動規模が落ちてしまい、1年生の時に取り組むことができたことは、オープンキャンパスのキャンパスツアースタッフ・購買の商品POP作成・おにぎり総選挙・新入生歓迎会(オールアラウンド北星)のみでした。
学生委員会の活動への可能性や、取り組み成果を感じられなかった私は、学生委員会を辞めようと思っていましたが、ある日「連帯」に出会いました。2年生の夏に行われた北海道ブロックの「サマーセミナー2021」に参加をして、他大学生協の学生委員と繋がれ、さまざまな取り組みを知ることができ、そこで初めて私は「連帯」の魅力を感じました。それ以降の連帯企画でも、他大学生協の学生委員と繋がっては、新しい知見を得て自大学生協の活動に反映していきました。特に一番大きかったのは、自大学生協に共済部局を復活させたことです。北星学園生協の近くにある札幌学院大学生協の学生委員と合同部会を実施し、『共済だより(月に1回発行する給付事例や予防を呼びかけた通信のようなもの)』を作成していることを知り、「組合員に自身の健康安全について考えてもらいたい!」ということで自大学生協で取り組みました。その後も3年生の時に全国連帯に初めて参加するようになり、大学生協のコミュニティの広さ、活動規模の大きさ、可能性を実感し、今日に至ります。
「連帯」への参加がなければ、大学生協のことを正しく理解していなく、自分たちの活動規模の狭さを感じていたことでしょう。連帯の力によって、充実した大学生協での活動をすることができ、今の私がいます。そんな機会を創ってくれた大学生協コミュニティに感謝しています!

浦田行紘
大学生協で活動を始めてから気がつけば5年が過ぎ、時の流れの速さを実感しています。私が大学生協と初めて出会ったのは、大学入学が決まった後の大学生活説明会でした。そこでは生協の取り組みだけでなく、大学生活で何が待っているのか、授業でどのようなことを学ぶのかといった全体像が語られ、自分のこれからの学生生活を具体的に思い描くことができました。何より、その説明をしていた先輩方の姿がとても格好良く、強い憧れを抱いたことが、生協学生委員会に入るきっかけとなりました。
奈良教育大学生協学生委員会での活動は非常に充実しており、新入生と一緒に履修を考える企画や自転車の無料点検会など、多様な取り組みを通じて「大学生の生活を支えている」という実感を強く持つことができました。このときに抱いた思いは、今でも鮮明に心に残っています。
その後は縁に恵まれ、所属大学の枠を越えて他大学の生協や学生委員の方々と活動する機会も得ました。大学生協を取り巻く厳しい環境の中で、多くの人と力を合わせて活動する過程では、考え方の違いや悩みに直面することもありましたが、それら全てが結果的には自分自身の成長につながる貴重な経験であったと感じています。
私にとって大学生協とは、それ自体が目的なのではなく、組合員である大学生の生活を支えるための手段です。学生が抱える解決の難しい願いや困り事を、皆で集まって乗り越えていく、そのための組織こそが大学生協であり、この魅力は何にも代えがたいものです。こうした組織で活動してきた5年間の経験を、これからも大切にしていきたいと思います。

佐藤佳樹
大学受験に合わせて生協管理物件を内見した際、新入生サポートセンターで3年生の先輩アドバイザーが親身に案内してくれました。経験を交えた丁寧な説明が、今でも記憶に残っています。これが、私が初めて大学生協を知った瞬間でした。
私の入学年は、コロナの影響で入学式がありませんでした。しかし、オンラインで新歓イベントを実施していた学生委員会の姿が印象的でした。イベント後も学内の生活サポートや活動紹介を続ける先輩たちを見て、様々なことにチャレンジしたいと思っていた私は、大学1年生の4月、まずこのオレンジ色のジャンパーを着た集団に入ってみようと決めました。これが、大学生活の、そして私の人生のターニングポイントになったと思っています。
先輩や後輩、他大学の学生、専務理事をはじめとする多くの生協職員など、たくさんの方々と関わることができました。これは大学生活の宝物であり、これからも財産です。
大学生協をフィールドとした活動を通じて、協同組合について考え、社会的課題に関心を寄せ、組織運営やブランディング・広報についても学びました。多岐にわたる挑戦ができる学びの場であったことは間違いありません。
大学生活では他にも多くの挑戦や経験を重ねてきました。しかし、安心して日々を送ることができたのは、生活を総合的にサポートしてくださった大学生協のサービスと職員の皆さんのおかげです。大学生協に、そしてそのサービスを支えてくださっている職員の皆さんに、心から感謝しています。

志村颯太
思い返すと、自分自身の人生の中で一番充実した時間を過ごせたと感じるのが大学生協です。常に自分の身近にあり続け、自分の中では当たり前のものとなっていました。
私は新入生歓迎企画で輝いていた先輩に憧れて生協学生委員会に入りました。最初は右も左も分からず、様々な人に迷惑をかけてしまいましたが、それでも嫌な顔一つせず、一生懸命に向き合ってくれる環境があったからこそ、私は大学生協で活動を続けてこられたのだと思います。
大学生協に関わっていなければ、今の自分は絶対にありませんし、私の充実した大学生活はなかったのではないかと感じています。学生委員会の先輩、同期、後輩と一緒に過ごした日々は、私にとって自分自身の成長にもつながった有意義な時間でした。今でもゆるやかに大学の学生委員会の仲間とつながりがあるのが、自分自身の大学生活が非常に充実したものである何よりの証拠だと思います。しかし、すべてが楽しかったわけではなく、むしろ悩むことの方が多かった記憶があります。時には学生委員会の活動に嫌気がさして辞めたいとさえ思ったこともあります。それでも、頼もしい先輩や一緒にいて楽しい同期、かわいい後輩に囲まれて過ごせたことはとても幸せだったと感じています。
今、大学生協は非常に厳しい状況にあります。それでも、誰一人諦めることなく、自分たちの可能性を信じ続けている”大学生協”が私は大好きです。自分たちの可能性を信じるからこそ真剣になれます。真剣になるからこそ生まれる新しい実践があります。それを絶えずつないできている大学生協の歴史があります。そんな大好きな”大学生協”に関わることができて、私は本当に幸せです!
ありがとう、大学生協!

仲間英
思えば初めて大学生協に触れたのは3月末のオンラインでの合格者説明会でした。当時後期入学で時間もない中でとりあえず参加してみようとした合格者説明会、そして4月に行われた新入生交流会から大学生協を認識し、関わるようになりました。その後、なんとなく高校から生徒会をやっていて、人のためになることをするのが好きだったからという理由で学生委員会に入り、大学生協について学んでいくと、まさに自分の人のためになりたいという想いと大学生協の想いが合致しており、そこから大学生協への魅力を感じるようになりました。
振り返れば、大学生協に関わり続けて大変な時期もありましたが、それでもやはり大学生協に関わる全てが私の中では新鮮で楽しく、間違いなく人生の中でも色濃い思い出だったと思います。大学生協でたくさん学び、たくさん成長させてもらいました。学生委員会の仲間たちとたくさん考え、たくさん行動し、時には喧嘩をし、学食ではたくさんご飯を食べ、購買ではたくさん買い物や手続きをし、生協職員さんとはたくさん話し、たくさん遊び・・・目を閉じれば大学生協で積み重ねてきた思い出が瞼の裏に浮かびます。
これまで大学に入学して現在までの約5年間、大学生協は常に身近にありました。それは、食堂や購買などのお店や、大学生協を通じてできた知人、そして何より“想い”が常に私の中にありました。私は来年から大学生協を離れますが、この5年間の経験や想いは、今後も忘れることもなく私の中で生き続けると思います。
このフィールドで培ったたくさんの経験や想いを元に、これからの社会でも羽ばたいていけるように。そして大学生協のこれからの未来が明るいものになることを願って、私のメッセージとさせていただきます。
ありがとう、大好きな大学生協。

小谷晃輝
今、5年前の自分では想像できなかった景色が周りに拡がっています。そして、5年前の自分では想像できなかった自分自身もこの場にいます。この経験も成長も、入学した大学に大学生協が在り、生協学生委員会に入ることを選択したからこそあるものです。
思えば、学生委員会に入ることを選んだのも、学生事務局や学生常勤という任を受けることを決めたのも、いずれも周囲の人の影響が大きかったように感じます。学生委員に入った理由こそ、同じ学部の先輩が多いからという安直なものでしたが、そのまま活動を続けられて結果的に委員長を務めるまでに至ったのは、先輩方や後輩たちの人柄があったからです。また、あの時「健康の森」を復活させないかと声をかけてくださった職員さんがいたからこそ、主として健康と安全分野に携わることになったのだと思います。さらに、このようなターニングポイントにおける関わりに限らず、日々の活動の中で新たな視点や考え方などを与えていただいた方々も数え切れません。
協同組合は共通の願いの下に人々が集った組織です。すなわち、大学生協で働く/活動する人は、共通の理念をベースに日々の取り組みを行っています。そんな環境は私にとってとても心地よいものでした。同じ目的に向かう中で、意見が異なることも多々ありましたが、共感できる部分も必ずあり、対話をすることで着実に前進するということも実感として学びました。あらためて、貴重な学びや経験の選択肢をくれた大学生協に最大限の「ありがとう」を伝えさせていただきます。

藤島凜香
私にとって大学生協は、大学生活を支える基盤であると同時に、学びと成長そのものを体現する存在です。教科書や食堂、共済といった日常的なサポートにとどまらず、学生一人ひとりの声に耳を傾け、より良い生活と平和の実現に向けてともにつくろうとする姿勢は、私の大学生活に大きな影響を与えてきました。
入学当初は、その存在を当然のものとして受け取っていましたが、組合員として、また学生委員会として関わる中で、多くの人の想いと行動の積み重ねによって成り立っていることを実感しました。
大学生協は、学生の声と生活を起点に考え、自らの手で自らの生活をより良くし続けています。この過程に主体的に関わることで、物事をジブンゴトとして受け止めることを身に着けるとともに、自らの意見に責任を持つ姿勢を学びました。全国の学生や職員の知見に触れ、議論を深める経験は、未来の大学生協をジブンタチが形づくっているという確かな実感を与えてくれました。
活動を通して、順調な場面だけでなく、試行錯誤や困難に直面することもありました。しかし大学生協は挑戦の過程そのものを尊重し、学生の成長を長期的な視点で支えてくれる存在でした。多様な人との出会い、実践的な経験、そして挑戦の積み重ねを通じて、私は自身の価値観を見つめなおし、目指すべき姿に近づくことができたと感じています。
過去、現在、未来に真摯に向き合い続ける大学生協に出会えて良かったです。ここで得た学びと成長を糧に、今後も社会に貢献していきたいと思います。

漆崎新
私の大学生協との出会いは、勿論入学時でしたが、実のところ、最初は組合員ではありませんでした。オンラインの説明を聞いた合格発表直後の私は「別に入らなくても良いかな」と思ってしまったのです。私一人で説明を聞いたのが原因だと思います。しかし、生協電子マネーカードで生協を利用している友人を見て、「生協に入りたい!」と想い、入学後すぐに加入しました。1年次は総代として大学生協に関わったのが本当に楽しい思い出でした。あの”ゆるやかなつながりの場”が好きでしたし、「自分たちの生活で困っていることはない?」と総代交流会の場で聞いてくださった当時の学生委員会の先輩たちがいらっしゃいましたが、あの場がなかったらきっと自分は、自分の生活を振り返る機会が無かっただろうなと思っています。そのため私は、大学生協が組合員の生活を組合員の手でよりよくしようとしている姿が本当に大好きです。
また、大学生協は人と人のつながりの大切さ、対話の大切さを学びました。腹を割って話してみること、話をしてみて相手が考えていることをくみ取ること、その過程で妥協点を見いだせた時の嬉しさは非常に大きいです。生協の学生委員会で得たこの経験は本当にかけがえのない宝物です。今までお世話になった学生委員の仲間、私が総代だったころに交流の場を作ってくださった当時の学生委員の先輩方、支援してくださった生協の職員の皆さま、活動を理解してくれた両親に本当に感謝いたします。これからもどんな組織も“人”が重要だと思いますので、「人と人とのつながり」、「対話」を大切にしていこうと思います。大学生協、ありがとうございました!
昨年開催しました全国大学生協連 第68回通常総会はこちらからご覧頂けます。
髙須啓太
2020年、新型コロナウイルスの到来と同時に岐阜大学に入学し、入学式、新歓イベント、対面の授業など、何もかもの機会を奪われ、大きな喪失感、不安感とともにスタートした私の大学生活に「自分たちの大学生活は自分たちで良くすることができるんだ!」という強い希望をくれた存在が大学生協でした。
未曾有の事態の中、大学生協の職員さんや学生委員会の先輩方が諦めずに私たち新入生に真剣に向き合い、少しでも不安を減らせるようにSNSでの情報発信や質問対応、zoomの接続テスト会など、試行錯誤してくれたことは心の支えになり、今でも本当に感謝しています。そのように自分たちも苦しい中でも後輩を想って行動してくれた先輩への憧れや次の新入生には安心して大学生活をスタートできるようになってほしいという想いで学生委員会に入ることにしました。学生委員会の活動では「このコロナ禍の逆境に負けないぞ!」「大学をもっと元気にしたい!」という同じ想いをもった多くの仲間とつながり、協同をし、たくさんもがきながらも、実際に自分の生活が少しずつですが良くなっていくことを実感できた4年間でした。
コロナ禍という環境のせいで何もできないと思っていた自分に、さまざまな挑戦のチャンスをくれたのが大学生協です。コロナ禍以前の大学生活を知っている大人からは「不幸だったね」とか「可哀想だったね」と言われることもありましたが、私はこの大学生活の4年間、さまざまな素敵な人と出会い、たくさん学び、成長することができたかけがえのない時間だったと胸を張って言うことができます。自分と自分の周りの人と願いを共有し、手を取り合うことでちょっと生活が良くなったと実感できる。大学生協はそのような素敵な協同体験ができる、つながりのプラットフォームであり続けてほしいと願っています。私の大学生活に希望と挑戦の場を与えてくれた大学生協に心から「ありがとう」と伝えたいです。