2025年度 日韓大学生協学生交流会を韓国にて実施しました

本交流会の概要
各日程での実施内容
本交流会の概要
①開催趣旨
日本の大学生協連と韓国の大学生協連は、2002年より「日韓交流セミナー」を開催し、学生どうしが、歴史や文化等について交流する機会を設けてきました。コロナ禍となり、両国の交流の機会を充分に持つことができない状態にありました。2023年以降対面での交流を再開させ、今年は日韓両国の学生がお互いの文化や大学生協の活動を交流するとともに今後の日韓の連携をさらに強めるためにできることを検討することを目的として開催をしました。②当日に向けて
2025年6月3日(火) 日本側訪韓メンバーで事前交流会(オンライン)- 本交流会の実施目的や訪韓に当たっての事務連絡、韓国に関する事前の学習を実施しました。
- 事前に韓国の歴史や文化を学び、当日に向けたイメージを持つことができました。
③当日の動き
| 日程 | 2025年6月28日(土)~7月2日(水) |
|---|---|
| 参加者数 | 【日本側】学生8名、職員2名 【韓国側】学生11名、職員1名、通訳4名 |
主な行程―
| 6月28日(土) |
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|---|---|
| 6月29日(日) |
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| 6月30日(月) |
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| 7月1日(火) |
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| 7月2日(水) |
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各日程での実施内容
6/28(土)高麗博物館の見学(日本での学習)
- 渡韓前の学習として新大久保にある「高麗博物館」を訪問しました。
- 高麗博物館でボランティアをされている方や韓国からの留学生の方のお話を伺いながら、朝鮮半島と日本のつながりの歴史や現在の在日コリアンの人々の境遇などを学びました。
- 高麗博物館については以下のURLからもご確認いただけます。
高麗博物館
6/29(日)韓国放送通信大学校の生協施設見学と交流

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写真2
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- 韓国放送通信大学(写真1)に訪問し、生協が運営するカフェ(写真2)を見学しました。
- 注文はタッチパネル(写真3)で行えるようになっており、アプリでの注文も可能になっているとのことです。
- 韓国側の学生も含めたアイスブレイクと韓国の大学生活についての紹介を受けました(写真4.5.6)。韓国における大学の講義の様子や通学事情、部活・サークルについて紹介がありました。
6/30(月)景福宮見学・ドゥレ生協訪問・崇実 大学校の生協施設見学と交流・漢江公園

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写真8
写真9
- 景福宮(写真1)を訪問しました。韓国の歴史的建造物を見学するとともに、文化を学ぶ機会としました。
- 昼食を兼ねて韓国の地域生協であるドゥレ生協連合会を訪問しました(写真2)。国産農産物をはじめとした有機農業の発展を目指している生協ということで、組合員の生活を支えているというお話を伺いました。
- 午後は
崇実 大学を訪問(写真3)し、その生協店舗を見学すること、講義室を借りて日本の大学生活の共有や日韓の大学生協についての交流することを行いました。 - 夜は、参加者間の交流も兼ねて漢江公園を訪問しました。
7/1(火)慶熙 大学校の生協施設見学と交流・韓国文化探訪

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写真9
慶熙 大学(写真1)を訪問しました。食堂利用(写真2,3)をしたほか、店舗見学なども行いました。- 写真4は店舗の中でも特に大学独自の商品を販売している店舗であり、大学と契約したうえで生協店舗でのみ独自の商品を売り出しているとのことでした。
- 現状試験段階ではあるものの、
慶熙 大学の生協でのみ食券等の購入を顔認証で連携させたクレジットカードから引き落とす形で実施できるシステムを導入しています(写真5)。 - これまでの見学を基に、感じたことを共有するグループワークを行いました。国を超えても、組合員である学生の生活をより良くしようという想いは変らないということを確認できました。
- グループワーク終了後、グループ別でソウルを中心とした探訪しました。
- ソウルの探訪では、各グループで韓国料理を試したり、
仁寺洞 などの観光地を訪問したり、韓国の文化に触れたりなど、自由に異国の環境を楽しみました。(写真7,8,9)
7/2(水)仁川 大学校の生協施設見学と交流

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写真3
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- 仁川大学(写真1)を訪問しました。生協店舗では大学のキャラクターを利用したオリジナルグッズの販売があったほか、デザイン学科の学生と生協が協力して商品づくり(写真2)を行い、学生に成功体験を与える機会を作り出しているとのことです。
- クレジットカードを用いることで入店ができる無人店舗もあり(写真3)、そのシステムにより店員が常駐しなくとも24時間営業を行うことが可能となっているとのことでした。
- 食堂を利用しました(写真4,5)。韓国の大学生協食堂では、定食で決まったメニューが提供されるシステムが主に採用されています。
本交流会を通しての感想
当日、日本側から参加した学生の感想です。
髙須啓太(全国学生委員)
今回、韓国の大学生協の訪問および韓国の学生との交流を通じて、韓国の大学生の生活や福利厚生の対する考え方について学ぶ、貴重な機会となりました。実際に韓国の学生が利用している大学生協の食堂を体験することで、価格帯や提供されているメニューの内容などから、韓国の学生の生協利用を具体的にイメージすることができました。
大学というフィールドにおいて、自分たちの生活を自分たちでよくするためにどんなことができるのか、大学コミュニティの一員である学生同士が知恵を絞りながら取り組んでいる姿は日本と韓国の大学生協に共通する点であり、大変心強く感じました。
また、私は韓国語が話せないので、韓国の学生とは翻訳アプリと英語を中心としたコミュニケーションをしていましたが、韓国の学生の皆さんがとても親しみをもって温かく迎えてくださり、言語の壁があっても充実した交流することができました。国境を越えても、同世代の仲間が同じ「協同組合」、「大学生協」で主体的に活動をしているというのは勇気と刺激をもらえました。
今後も今回のような日韓の大学生協の交流を大切にしながら、お互いの「よりよい生活」の実現に向けてともに頑張っていきたいと強く感じています。

浦田行紘(全国学生委員)
大学生のよりよい生活を目指すという大学生協の理念は、国を跨いでも変わらない大切なものなのだということを改めて認識することができました。韓国の大学生協を学ぶ中で、食堂のメニューや購買店の品揃えなども「大学生のニーズに応える」ということを非常に重視して提供しているということを知り、日本と韓国に大学生協の歴史の違いこそあれ、根底に抱えている想いは同じなのだということを実感しました。
また、韓国の学生の皆さんと仲良くなることができたということも非常に良い経験であったと思っています。4日間、学びあう時間だけでなく、一緒に食事をしたり、たくさん会話をしたりすることを通して、日頃韓国の大学生がどのような生活を送っているのか、どのようなことを学んでいるのかなど様々な交流をすることができました。国の違いこそあれ、大学という場で学んでいることに変わりはありません。だからこそ、韓国の方に共感できることも多々ありました。両国の大学生協の交流が今後も続いてほしいと、切に願っています。

鳥居和(全国学生委員・東京ブロック)
【活発な組合員を増やすための工夫】
韓国の学校別学生委員会の紹介を聞く中で、いくつか大切にしている点が分かりました。その中で特に、組合員同士が繋がるコミュニティを重要としていることを感じました。「組合員になることで体験出来ることが増えるから加入しよう。」というきっかけがあり、それが大学生協を知ることや魅力の実感に繋がったら、それは意味を持った取り組みだと言えます。韓国の大学生協の核心的価値のひとつとして、「学内構成員全員の自発的な参加と運営」があります。学生委員会の中で、ただ何となく取り組みを実施したい、楽しいことがしたいというのではなく、活発な組合員が増えることを目的として取り組みを実施するのは大切なことです。
【組合員が学び続けるために】
3日間、韓国の学生と交流する中で感じたのは大学で学ぶことの重要性です。韓国の大学進学率は非常に高く、勉強熱心であることは何となく知っていましたが現地での会話を通して改めて実感することができました。ほとんどの学生が大学へ進学する一方、返済型の奨学金を借りる学生も多い中で、学び続けるために、生活基盤を整えることを重要視していると感じます。
学ぶために通う大学に、大学生協があることで安心して学びを継続することができるというのは、組合員として強くメリットを実感する部分だと思います。
【3日間を通して】
言語や文化の違いの壁を越えて想いや理想を語り合うことができるのは、対話の理想的な姿のひとつだと感じました。「よりよい」を目指している仲間と繋がる場として今後も交流が続いていけばと思います。
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