全国大学生協連(学)発 2016/08/29
全国環境活動推進委員会委員長 峰田優一
43会員2ブロック113名、JUON NETWORK 34名、実行委員会・全国環境活動推進委員会・全国大学生協連合会36名 計183名(以下 43会員2ブロック内訳)
北海道大学生協(3) 北見工業大学生協(3) 札幌学院大学生協(1) 東北学院大学生協(2) 東北大学生協(3) 岩手大学生協(3) 弘前大学生協(4) 宮城教育大学生協(3) 東北ブロック(1) 東京工業高等専門学校生協(1) 芝浦工業大学生協(2)宇都宮大学生協(22) 東京経済大学生協(3) 茨城大学生協(2) 埼玉大学生協(1) 中京大学生協(名古屋)(1) 名古屋工業大学生協(1) 富山大学生協(6) 金沢大学生協(1) 龍谷大学生協(2) 滋賀県立大学生協(6) 奈良県立大学生協(1) 京都教育大学生協(1) 奈良女子大学生協(1) 立命館生協(3) 京滋奈良ブロック(1) 関西学院大学生協(6) 甲南女子大学生協(2) 近畿大学生協(1) 阪南大学生協(2) 大阪大学生協(3) 兵庫県立大学生協(2) 広島大学生協(2) 徳島大学生協(1) 高知県公立大学生協(2) 下関市立大学生協(2) 南九州学園生協(1) 長崎県立大学佐世保校生協(2) 琉球大学生協(2) 大分大学生協(1) 九州工業大学生協(1) 佐賀大学生協(1) 長崎大学生協(2) 福岡教育大学生協(1) 福岡女子大学生協(1)
峰田実行委員長(東北大学生協専務理事)の挨拶に始まり、JUON(樹恩)NETWORK生源寺会長、宇都宮大学石田学長(メッセージ代読:宇都宮大学生協 渡邉専務理事)よりご挨拶いただきました。企画局長の大槻より、2日間の学びの流れが説明され、セミナーの幕開けとなりました。
社会で起きている環境問題として、地球温暖化からCOP21、東日本大震災、土壌汚染の問題など、幅広い環境問題の現状について学習しました。提起を聞いて、自分自身は何を考えたか、どう感じたか、について班内で交流をしました。
これらの問題は、環境問題だけにとどまらず経済成長や国同士の関係など、複雑な問題が絡み合っていることに気づき、答えを出すことが重要なのではなく、物事を多角的な視点で見ることの必要性を実感することができました。
環境問題を「他人事」ではなく、「自分事」と捉えようという獲得目標が設定され、一人ひとりの生活を改めて振り返る時間となりました。1日のCO2排出量を計算することで、自分の行動がどれくらい環境負荷を与えているか、数字で見ることができました。一人ひとりが少しでも意識を変えて行動することが始まりであり、そこから多くの組合員を巻き込んで環境活動に取り組むということが、大学生協としての使命であるという提起がありました。
宇都宮大学国際学部准教授 高橋若菜先生より、「足尾銅山鉱毒事件から、持続可能な社会を展望する」と題してご講演いただきました。単なる公害問題にとどまらず、「受益圏」「受苦圏」といった視点から社会の構造を見直すことで、「分かりやすいものだけを見るのではなく、見えにくいものを見ようとすることが大事」というメッセージを参加者一人ひとりが真摯に受け止めました。また、宇都宮大学環境改善学生サポーターECHO 大井太士郎さんより、「学生が環境活動を行う意義」というテーマで、宇都宮大学で行っている取り組みの紹介を交えて全体報告をしていただきました。少人数ながらも、学内、学外、学祭という3つの幅広いフィールドでの活動や、徹底したごみ分別指導を行うなど、サークルを立ち上げた先輩の想いを引き継いで活動を続けることの大切さを発表していただきました。
展示ブースでは、北見工業大学、山形大学生協、埼玉大学生協、大阪教育大学生協、宇都宮大学、東京ブロック学生事務局、福岡女子大学生協、JUON NETWORK、ヨコタ東北、グリーンツーリズムとやまの計10団体からの出展がありました。
ポスターや作成物などを持ち寄り、全国から参加者が集まる場で自大学での取り組みの紹介を行うことができました。展示物を見て感想をポストイットに書き、コメントを掲示できるようディスプレイを工夫しました。「他大学の活動の実物を見ることができて良かった」「自大学の展示物にコメントを頂けてうれしかった。今までアピールする機会を逃していたので、作って本当に良かった」という感想があり、展示ブースに出展した会員と全国からの参加者との学びあいを深めることができました。
①から順に、「リユース」「学園祭」「広報」「小規模」「リリパック」「JUON NETWORK」の6つのテーマに分類した分科会を行いました。
- 分科会1ターム目 -
- 分科会2ターム目 -
それぞれの分科会では、「その活動に込められた想いや背景」に注目して発表を聞き、活発な質疑応答がなされました。発表を聞いて、①発表内容のどの段階のどの部分が大事だと思ったか。②この事例は自大学で活かすことができるかどうかという点について、グループごとに感想交流を行いました。
「自分自身が環境活動を行う原動力となっているものは 何か」「その思いをどのようにして周りに伝えるか」という 点について、セミナー全体の学びを振り返りながら班ごと に交流を行いました。その後、ブロック別に分かれて、自 大学に帰って「自分は〇〇をする!」と、一人ひとりが行 動宣言を行いました。
閉会式では、参加者を代表して2名の学生が行動宣言を行い、熱い想いをみんなに伝えてくれました。最後に、企画局長より2日間のセミナーのまとめと挨拶があり、無事にセミナーを閉会しました。