留学生の日本での生活について

■プロフィール

私は、京都大学工学部地球工学科2回の潘文束です。勉強だけでなく、サークル活動にも取り組んでいます。
生協の学生委員会と留学生委員会、AIESECという国際交流サークルに所属していて、留学生の活動の企画などをしています。
また、現在は後期にアメリカに交換留学に行くために英語の勉強を頑張っています

■日本に来ておどろいたコト

日本人がとても礼儀正しいことに驚きました。たとえば、車が信号がない場所でも歩行者が横断するのを待つことや、公衆場所で大声で話す人がほとんどいないこと、エスカレーターで皆が同じ側に列を並ぶことなどです。
また、人に対してとても親切にしてくれることからも、日本人の優しさを感じています。

私は子供のころ日本のアニメが大好きで、そのころから日本への親近感を持っていました。中学生になって日本語を勉強し始めてから、日本の文学、歴史などについていろいろなことを知り、ますますこの国のことが好きになりました。高校卒業後は日本に留学することを決心し、京都大学に入学しました。

大学生活を始めてから1年半が経ちました。たったの1年半ですが、この間に経験したことや感じたこと、身につけたものは今までの人生で最も大切なものであり、これからの人生に大きな影響を与えてくれるものだと思います。

京都大学は古くて美しく、日本一自由な学風を持つ大学です。京都大学の魅力を知るうちに、今では自分が京都大学の学生であることを自慢に思うほど大好きになり、京都大学での毎日をとても楽しんでいます。

大学生活では、常に新しいことに挑戦していると感じています。一人で生活するのは初めてで、なんでも自分でやらなければならない状況のなかで、生活することの大変さを学ぶことができました。はじめのうちは知らない人ばかりで不安でいっぱいでしたが、毎日新しい人と出会えたことでたくさんの友達を作ることができました。また、学習の面では最先端の科学技術など、今まで知らなかった新しい知識を得ることで視野を広げることができました。

また、勉強だけではなく、サークル活動や国際交流も充実しています。私は京都大学生協の留学生委員会に入っていて、さまざまな学生活動に参加しています。新入留学生の歓迎パーティーを企画したり、英会話講座のチューターをつとめたり、新入生ガイダンスで英語の通訳をしたりと、さまざまなことを経験できました。現在は京都大学生協の推薦で全国留学生委員会の副委員長になっています。これからも留学生活動をよりいっそう頑張りたいと思っています。

■一週間の過ごし方

午前中 午後夕方 深夜
その他食事授業 食事 その他
授業食事授業 食事 その他
その他 授業 食事 その他 食事 その他
授業 食事 その他 授業 食事 その他
授業 その他 食事 バイト 食事 その他
その他 食事 その他 食事 その他
その他 食事 その他 食事 その他
  • 基本的には勉強とサークル活動を中心に、時々アルバイトもしています
  • 奨学金をもらっているので、アルバイトをしなくても生活できますが、社会経験のため週1回ぐらいしています。
  • 「その他」の部分は、勉強、サークル活動、買い物などをしています。お休みの日はサークル活動をすることが多いですが、勉強したり友達と出かけたりもしています。
  • 日本の大学は8,9月と2,3月に長期間授業が休みになるので、帰国したり、旅行をしたりして過ごしています。

■1ヶ月の生活費

収入奨学金¥180,000
アルバイト¥16,000
収入総額 ¥196,000
支出家賃¥40,000
水道光熱費¥10,000
食費¥30,000
娯楽費¥30,000
文房具・雑費¥10,000
貯蓄¥76,000
支出総額¥196,000
  • 奨学金をもらっていますので、両親からの仕送りはほとんどありません。
  • 学費は奨学金から毎月少しずつ貯金して支払っています。
  • 生活費で大きな割合を占めるのは家賃と、食費です。外で食事をするとお金がかかるのはもちろんですが、食材も野菜や果物などは中国よりも高いです。
  • 3つのサークルに入っているので、娯楽費はほとんどサークルの飲み会などで使っています。

日本に来る前は自分で料理をしたことがほとんどなかったので、留学する前に料理の勉強をしました。上手ではありませんが、自分で食べる分はなんとか作れるようになりました。
大学に入学する前、半年間日本語学校に通っていたときは、ほとんど自分で料理を作っていました。
しかし、大学に入ってからは勉強とサークル活動が忙しく、自分で料理をする時間がないため、学内の食堂を利用することが多くなりました。食堂を利用するのが70%くらいで、自炊は20%くらいです。
その他にも、サークルのあとにみんなで学校の外のお店にご飯を食べに行くこともあります。

■間取り

  • 間取り:1R
  • 家賃:月 40,000円
  • 立地:大学正門まで徒歩5分

私は一人で大学近くのアパートで暮らしています。一人暮らしでは、自分だけの空間があり、自分で自由に使える時間がたくさんあります。
例えば、中国の実家にいるときは、毎日朝早く起きなければならなりませんでしたが、今は自分で自分の時間を全部決めることができます。
しかし、洗濯や部屋掃除なども全部自分でやらなければなりません。それに、時々寂しいと思うこともあります。友達を呼んで遊びにきてもらったり、自分も友達の家に泊まったりしています。

大学生協はいつも留学生のパートナー