これまで「こんなことを備えておいた方が良い」というページを掲載してきましたが、
具体的にどのようなことを備えればよいのか、「モノ」と「室内」の視点から紹介していきます!
これまでの災害用備蓄は、乾パンやヘッドライトなど普段使わないものを用意する特別な準備と考えられてきました。そのため管理や継続が難しいと諦めてしまう人も中にはいるはず。しかし、日常利用している食料品や生活必需品を少し多めに購入しておく「日常備蓄」なら簡単に備蓄ができます。
<食品>
缶詰などは加熱しなくても食べられます。また、野菜ジュースはミネラルやビタミン不足を補えます。
<生活用品>
大型ポリ袋は、給水袋やトイレの袋としても利用可能です。生活スタイルに合わせて準備をしましょう。
クローゼット、据え付け収納家具に収納するなど、できるだけ生活空間に家具類を多く置かないようにすることが大切です。緊急地震速報を聞いたとき、すぐに物を置いていない空間に避難しましょう。
ドアや避難経路をふさがないように、家具配置のレイアウトを工夫しましょう、部屋の出入り口や廊下には家具類を置かないように、据え付きの戸棚に収納。さらに引き出しの飛び出しに注意し、置く方向を考えておきましょう。
家具類がストーブに転倒・落下・移動すると、火災などの二次災害を引き起こす危険があります。また、発火のおそれがある家具・家電も転倒・落下・移動防止対策が必要です。
家具類のレイアウトを工夫したら、器具による家具類の転倒・落下・移動防止対策を行いましょう。最も確実な方法は、壁にL型金具でネジ止めすることです。ネジ止めが難しい場合は、突っ張り棒とストッパー一式、突っ張り棒と粘着マットを組み合わせると効果が高くなります。
壁面に接して置いていない背の低い家具類の中でも、特にテーブルやイスは移動防止対策が必須です。粘着マット、カーペットの場合は滑り防止マットを設置しましょう。
<リビング・キッチン>
<寝室>
出火を阻止し、延焼を食い止めることが重要です。そのために、住宅用消化器や住宅用火災報知器、漏電遮断機、感震ブレーカーなどの設置をあわせて行うことが効果的とされています。また避難する際にはガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落としましょう。
<電気>
<ガス>
<石油ストーブ>
<そのほか>
災害時には、電気・ガス・水道などのライフラインが止まることがあります。例えば東京都では、電力は7日、上下水道が30日、都市ガスは60日程度での復旧を目標にしています。避難するときは、電気ブレーカーを落とし、ガスはガス栓、水道も水道メーターの元栓を閉めておきましょう。あらかじめ設置場所を確認し、さらに止め方、復旧の方法を覚えておきましょう。
今回載せたもの以外にも、まだまだ事前に備えることができます!
詳しく下記のページも参考に、自分で調べてみましょう。
参考:『東京防災』