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大学生協PICK UP! 新書ベスト10
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◆全国の大学生協450店舗の売上げデータより、新刊とロングセラーの新書の中から『読書のいずみ』が独自に集計。4月に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2024年4月
今井むつみ
『言語の本質』
中央公論新社/定価1,056円(税込)
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日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。
今野真二
『日本語と漢字』
岩波書店/定価1,034円(税込)
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古代の中国から伝わった漢字は、日本語の内部に深く入りこんだ。はなしことばを視覚化することを超え、漢字は日本語そのものに影響を与えつづけてきた。『万葉集』から近代まで、漢字に光をあてて歴史をたどろう。漢字がつくるさまざまなかたちを楽しみながら、文字化の選択肢が複数ある、魅力的なことばを再発見する。
加藤雅俊
『スタートアップとは何か』
岩波書店/定価1,232円(税込)
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イノベーションや雇用創出といった経済活性化への期待も寄せられるスタートアップ(創業間もない企業)。アカデミックな知見に基づきその実態を見定め、不確実性とリスクを負担し勝者になる可能性のある「挑戦者」への適切な支援を考える。新しい事業に取り組む「挑戦者」に対する社会の態度がいま問われている。
三宅香帆
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
集英社/定価1,100円(税込)
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「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
木下是雄
『理科系の作文技術』
中央公論新社/定価924円(税込)
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物理学者の著者が、理科系の研究者・技術者・学生のために、論文・レポート・説明書・仕事の手紙の書き方、学会講演のコツを具体的にコーチする。文のうまさに主眼を置いた従来の文章読本とは一線を画し、ひたすら「明快・簡潔な表現」を追求。文系の人にも支持されている不朽の文章入門。
阪井裕一郎
『結婚の社会学』
筑摩書房/定価1,100円(税込)
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「ふつうの結婚」なんてない。結婚の歴史を近代から振り返り、事実婚、パートナーシップなど、従来のモデルではとらえきれない家族のかたちを概観する。
小熊英二
『基礎からわかる論文の書き方』
講談社/定価1,320円(税込)
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学問の「型」を理解すれば、勉強はもっと楽しくなる。社会人にも役立つ、大学の双方向授業をもとにした「論文入門」の決定版! 「この型式に沿って書かないと、評価されません。」学生の興味・関心を的確に導く。圧倒的な筆力を持つ社会学者・小熊英二による論文作法。
山本文彦
『神聖ローマ帝国』
中央公論新社/定価1,100円(税込)
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オットー一世の皇帝戴冠(962年)を起源とする神聖ローマ帝国は、ドイツを中心に周辺へと領域を広げた。ハプスブルク家が皇帝位をほぼ独占し十六世紀に最盛期を迎えるが、宗教改革、三十年戦争といった混乱を経て1806年に帝国は消滅した。弱体に見える国家が850 年も存続したのはなぜか。捉えにくい「大国」の実像に迫る。
麻田雅文
『日ソ戦争』
中央公論新社/定価1,078円(税込)
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日ソ戦争は、1945年8月8日から9月上旬にかけて、第二次世界大戦末期の全面戦争である。満洲、朝鮮半島、南樺太、千島列島で行われ、200万人以上の兵力が参加した。玉音放送後に戦闘が始まる地域もあり、ソ連の中立条約破棄や非人道的な戦闘があった。新史料に基づき、米国の参戦要請から終戦までを描く。
神野直彦
『財政と民主主義』
岩波書店/定価1,100円(税込)
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新自由主義の浸透によって格差や貧困、環境破壊が拡大し、人間の生きる場が崩されている。あらゆる決定を市場と為政者に委ねてよいのか。いまこそ人びとの共同意思決定のもと財政を有効に機能させ、危機を克服しなければならない。日本の経済と民主主義のありようを根源から問い直し、人間らしく生きられる社会を構想する。
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