こんにちは、ペン助です。突然ですが、短歌って意外といろいろなところで読めることを知っていますか? 新聞歌壇、『ダ・ヴィンチ』など雑誌の読者投稿コーナー、ツイッターの短歌bot…… でもやっぱり、短歌と言えば歌集。身近でなくても、特別な魅力を放つ存在です。本棚に歌集、あったら格好良くありませんか? 今回は皆さんを歌集デビューにそそのかすべく、その魅力を覗いてみます。
犬はいつもはつらつとしてよろこびにからだふるはす凄き生きもの
奥村晃作『鴇色の足』(本阿弥書店)
ゆで卵匙にうつ時にわとりの水子の霊がぴよとささやく
杉崎恒夫『パン屋のパンセ』(六花書林)
ゴキブリがきみへと走るぼくからのラブを具現化させた感じに
谷川電話『恋人不死身説』(書肆侃侃房)
「たすけて」は認識されずGoogleは「マツタケ」のWikipediaを映す 木下龍也『きみを嫌いな奴はクズだよ』(書肆侃侃房)
日焼けした記憶を持たない二の腕に鳥型の痣飛べば夏入り ペン助
|
ー 掲・示・板 ー
ペン助のうただよりでは、皆さんからのお手紙をお待ちしています。作った短歌、短歌にまつわる質問、*本サイト記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。