苫野先生の推薦図書


『人間的自由の条件――
 ヘーゲルとポストモダン思想』

竹田青嗣
講談社学術文庫/定価1,595円(税込)
購入はこちら >私の人生を180度変えた哲学書です。「自由」とは何か、なぜ「自由」が人間にとって最高の価値なのか。そして「自由」な社会はいかに可能か。膨大な哲学の英知をもとに解き明かした名著です。

『饗宴』
プラトン<中澤務=訳>
光文社古典新訳文庫/定価1,034円(税込)
購入はこちら >古代ギリシアの哲学者、プラトンの最高傑作の1つ。テーマは「エロース(恋)」とは何か。神話的な語り口を残しながらも、本質にせまるとはどういうことかを鮮やかに示して見せた哲学不朽の名著です。
 

『社会契約論』
ジャン=ジャック・ルソー<中山元=訳>
光文社古典新訳文庫/定価1,056円(税込)
購入はこちら >近代民主主義の、いまなお最も原理的な理論書というべき革命的哲学書。民主主義とはいったい何か、その本質が理解できます。拙著『NHK100分de名著 苫野一徳特別授業 社会契約論』で詳細解説しています。

『精神現象学 上・下』

『精神現象学 上・下』
G.W.F.ヘーゲル<熊野純彦=訳>
ちくま学芸文庫/定価)上 1,980円・下 1,870円(税込)購入はこちら >「自由」を求める人間は、いかに成長し、真に「自由」を獲得していくのか。哲学史上最も難解な本の一つですが、べらぼうに面白い。竹田青嗣・西研『超解読!はじめてのヘーゲル『精神現象学』』を片手に読み進めることをおすすめします。
 

『イデーンⅠ-Ⅰ』
エトムント・フッサール<渡辺二郎=訳>
みすず書房/定価7,480円(税込)
購入はこちら >これも私の人生を大きく変えた1冊。認識論の最高峰にして、種々の哲学的問題を解くための原理論。最も難解な哲学書の一つですが、本書を理解せずして、現代の哲学探究は不可能というべきだと考えています。

『マチネの終わりに』

『マチネの終わりに』
平野啓一郎
文春文庫/定価979円(税込)購入はこちら >平野啓一郎は、世界のすべてを言葉で描き出すことができる作家です。人間の心情も、美しい音楽も、作家の想像力が頭に描いた情景すべてを。デビュー作『日蝕』に衝撃を受けて以来、私が最も敬愛する小説家です。
 

『はじめての哲学的思考』

『はじめての哲学的思考』
苫野一徳
ちくまプリマー新書/定価990円(税込)購入はこちら >哲学2500年の英知の数々を、中高生でも読めるくらい噛み砕いてお伝えしています。人生の問題から社会の問題に至るまで、根本から「解く」ための考え方がきっと身に付くと思います。

『愛』

『愛』
苫野一徳
講談社現代新書/定価946円(税込)購入はこちら >私にとって、いまのところ最も重要な哲学書です。「愛」とは何か、そしてそれはいかに可能か。「本質観取」を通して、明らかにし得たのではないかと考えています。
 
P r o f i l e

苫野 一徳先生

苫野 一徳(とまの・いっとく)
略歴
1980年生まれ。兵庫県出身。
哲学者・教育学者。
熊本大学大学院教育学研究科准教授。
早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学大学院教育学研究科修士課程・博士課程修了。博士(教育学)。
経済産業省「産業構造審議会」委員、熊本市教育委員のほか、名古屋市、芦屋市、本巣市など全国の多くの自治体・学校等のアドバイザーを歴任。
■主な著書
『どのような教育が「よい」教育か』(講談社)、『勉強するのは何のため?』(日本評論社)、『教育の力』(講談社現代新書)、『「自由」はいかに可能か』(NHK出版)、『子どもの頃から哲学者』(大和書房)、『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマー新書)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)、『ほんとうの道徳』(トランスビュー)、『愛』(講談社現代新書)、『NHK100分de名著 苫野一徳特別授業 ルソー「社会契約論」』(NHK出版)、『未来のきみを変える読書術』(筑摩書房)、『学問としての教育学』(日本評論社)、『『エミール』を読む』(岩波書店)、『親子で哲学対話』(大和書房)、『伝授!哲学の極意』(河出新書)、『本質観取の教科書』(集英社新書)など。
 

「わが大学の先生と語る」記事一覧


ご意見・ご感想はこちらから

*本サイト記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。

ページの先頭へ