大学生協PICK UP!新書年間ベスト10

全国の大学生協350店舗の売上データより、新刊とロングセラーの新書の中から、4月に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2018年4月
 
  • 中澤渉
    『日本の公教育』
    中公新書/本体880円+税
    教育無償化、学力低下、待機児童など、近年の教育の論点は多岐にわたる。そもそも公教育とは何のためにあるのか。本書は、学校とそれを取り巻く環境を歴史的背景や統計などのエビデンスを通して、論じる。
  • 鎌田浩毅
    『理科系の読書術』
    中公新書/本体820円+税
    本を読むのが苦行です—著者の勤務する京都大学でも、そう告白する学生が少なくない。本書は、読書が苦手な人でも仕事や勉強を効率よく進めるヒントが満載。文系の人にもおすすめの、理科系の合理的な読書術を伝授する。
  • 竹村彰通
    『データサイエンス入門』
    岩波新書/本体760円+税
    ビッグデータの時代、さまざまな分野の研究がデータ駆動型に変わってきている。データの処理・分析に必要な情報学(コンピュータ科学)と統計学の基本知識をおさえ、データから新たな価値を引き出すスキルの学び方を紹介する。
 
  • 伊達聖伸
    『ライシテから読む現代フランス』
    岩波新書/本体840円+税
    フランスはいま政治と宗教、共生と分断のはざまで揺れている。国内第二の宗教であるイスラームとの関係をめぐり大統領選挙の主要争点ともなったライシテとは何か。「ライックな共和国」は何を擁護しうるのか。現代の難題を考える。
  • 森博嗣
    『読書の価値』
    NHK出版新書/本体820円+税
    なんでも検索できる時代こそ、本を読む意味がある──。より深く、より広く、より自由に。
    人気作家が初めて明かす読書の極意。誰も言わない「読み方」を教えよう。
  • 小林和幸
    『明治史講義【テーマ篇】』
    ちくま新書/本体1,000円+税
    信頼できる研究を積み重ねる実証史家の知を結集。20のテーマで明治史研究の論点を整理し、変革と跳躍の時代を最新研究で描き直す。新しい近代史入門の決定版。
 
  • 水島治郎
    『ポピュリズムとは何か』
    中公新書/本体820円+税
    イギリスのEU離脱、反イスラムなど排外主義の広がり、トランプ米大統領誕生……世界で猛威を振るうポピュリズム。西欧から南北アメリカ、日本まで席巻する現状を分析し、その本質に迫る。
  • 木村光彦
    『日本統治下の朝鮮』
    中公新書/本体800円+税
    1910年から1945年まで、帝国日本の植民地となった朝鮮。その統治は、政治的には弾圧、経済的には搾取・貧困化という言葉で語られてきた。本書は、論点を経済に絞り、実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描く。
  • 筒井清忠
    『明治史講義【人物篇】』
    ちくま新書/本体1,100円+税
    西郷・大久保から乃木希典まで明治史のキーパーソン22人を、気鋭の専門研究者が最新の知見を元に分析。実証に基づく、信頼できる人物評伝集の決定版。
 
  • 兵藤裕己
    『後醍醐天皇』
    岩波新書/本体840円+税
    「賢才」か、「物狂」か。『太平記』においても評価の二分する後醍醐天皇とは、果たして何者だったのか? 後醍醐が問うた「天皇」のあり方とは? 近代にまで至る、後世への大きな影響も視野に読み解く。

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