大学生協PICK UP! 文庫年間ベスト10

全国の大学生協350店舗の売上データより、新刊とロングセラーの文庫の中から、2018年に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2018年1~12月
 
  • 外山滋比古
    『思考の整理学』
    ちくま文庫/本体520円+税
    アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。大学生協、超ロングベストセラー。
  • 宮下奈都
    『羊と鋼の森』
    文春文庫/本体650円+税
    高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。
  • 吉野源三郎
    『君たちはどう生きるか』
    岩波文庫/本体970円+税
    著者がコペル少年の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。
 
  • 東野圭吾
    『ラプラスの魔女』
    角川文庫/本体760円+税
    遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。検証に赴いた地球化学研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する——。東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ!
  • 住野よる
    『君の膵臓をたべたい』
    双葉文庫/本体667円+税
    偶然、僕が拾った一冊の文庫本。それは、クラスメイトである山内桜良が綴った秘密の日記帳だった。読後、きっとこのタイトルに涙する。
  • 村田沙耶香
    『コンビニ人間』
    文春文庫/本体580円+税
    36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる——。「普通」とは何か? 現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
 
  • 森見登美彦
    『夜は短し歩けよ乙女』
    角川文庫/本体560円+税
    黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。新時代のとびらを開く、恋愛ファンタジーの大傑作。
  • マイケル・J.サンデル<鬼澤忍=訳>
    『これからの「正義」の話をしよう』
    ハヤカワ文庫/本体900円+税
    経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。よりよい社会の姿とは? NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー。
  • 東野圭吾
    『人魚の眠る家』
    幻冬舎文庫/本体730円+税
    答えてください。
    娘を殺したのは私でしょうか─。愛する人を持つすべての人へ。感涙の東野ミステリ、待望の文庫化。
 
  • 住野よる
    『また、同じ夢を見ていた』
    双葉文庫/本体657円+税
    友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女性、一人静かに余生をおくる老女。彼女たちの“幸せ” は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに贈る物語。

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