
——午前6時をまわりました。すっかり夜が明けてしまいましたが、いかがおすごしですか。みなさまに文章で声をお届けするパーソナリティ、ハンドメイド部部長です。ごきげんよう。
紙上ラジオ番組「今日もひとりの手仕事日和」、第14回目の放送でございます。今回のテーマは「システム手帖」。使いやすいように自分で色々カスタムできるところが楽しいですよ。それでは今回も、それとなくはじめてまいりましょう。
システム手帖をあいしてる
システム手帖は、自分で中身をアレンジできるところがなにより楽しいです。極端に言えば「バインダーに挟まるものならなんでも挟める」ので、あれこれぽんぽんと放りこみたくなってしまうことも。
白紙のリフィルを挟んでおけば暇なときにお絵かきができますし、罫線の入ったリフィルに「シャンプー」「シャープペンの芯」とメモしておけば買い忘れの心配もなくなります。クリアポケットタイプのリフィルを使えば、切手やシールのような細かいものだって入れられるのです。とれてしまったボタンや捨てられないハギレなどもOKです。
もしかしたら、子どもの頃の『たからもの箱』のようなものなのかもしれません。すきなものをなんでもかんでも入れて、たまに取り出してにこにこ眺める。それに似た楽しさが、あるような気がします。
リフィルを自作する
Wordで作りました。印刷して手帖にセット
システム手帖用のリフィルは予定表にチェックリストに……と様々な種類のものが販売されていますが、自作することも可能です。無地のリフィルがあれば簡単にできるので、ひとつ作ってみましょうか。
●用意するもの
・手帖に合うサイズの無地のリフィル
・プリンター
・パソコン
パソコンでデザインしたものをリフィルに印刷すれば、はい完成! 特別なソフトがなくても、Wordなどで簡単に作ることができます。もちろん手描きも良いです。
スケジュール帖以外の使い方も
システム手帖は、スケジュール帖以外の使い方もできます。たとえば、無地や罫線の入ったリフィルだけを入れておけばメモ帖やネタ帖に、リフィルに切り抜きなどをペタペタ貼りつければスクラップブックになります。今回作ったようなリフィルを挟んで、専用の読書ノートにしても素敵です。ちなみにわたしはシステム手帖を予定管理には使っておらず、重要なことをメモしたり重要ではないことを綴ったりするために使用しています。
「スケジュール帖」という役割に囚われず、自由に使えるところがシステム手帖の愉快さのひとつ。おもしろい使い方をご存じの方がいたら、わたしにもこっそり教えてください。
——そろそろお別れの時間が近づいてまいりました。第14回「今日もひとりの手仕事日和」、いかがでしたでしょうか。すこしでもお楽しみいただけたのであれば嬉しいです。
当番組では、リスナーのみなさまからのおたよりを募集しております。ハンドメイドに関することならなんでも大歓迎です。『izumi』宛てにお送りください。心よりお待ちしております。
それでは、今日も明日も明後日も、素敵な手仕事日和になりますように!
P r o f i l e
門脇みなみ(かどわき・みなみ)
いずみ卒業生。手帖は機能性よりもデザイン重視で選んでしまいます。
スマートなフォンがあれば予定管理もメモもできるこの時代に、アナログな手帖を持つのは、ちょっと贅沢な感じがしてわくわくしますね。