読んで一言

アンケートから、読者の感動したり影響を受けた本・映画をご紹介
 

『ヒロインズ』
ケイト・ザンブレノ〈西山敦子=訳〉/ C.I.P.Books
本体2,300円+税

 作中に出てくる、「書く女性たち」のことを知りたくなり、彼女たちの本を読み始めています。自分の気持ちや考えを、言葉で表現することで何かが見えてくるのだと信じたいです。
(津田塾大学 小梅)

『贖罪』
イアン・マキューアン〈小山太一=訳〉/新潮文庫
本体840円+税

 それは他愛なき嘘から起こった悲劇だった。過去は変えられない。罪を悔いるなら贖罪するしかない。だが、それはしたいといえば可能になるのか?ミステリーというジャンルではないが、小説全体に仕掛けられたトリックに唸ります。
(北海道大学 らぷらしあん)
 

『家庭教室』
伊東歌詞太郎/角川書店
本体1,300円+税

 忘れかけていた優しさを持ち、自分が登場する子どもたちと同じ年代の時に出会えたら良かったなぁと思う少年が主人公です。私は彼と同年代。今の私にどれだけの優しさが残っているのだろうと思いました。
(日本女子大学 まめまめづくし☆)

『わたしのマトカ』
片桐はいり/幻冬舎文庫
本体457円+税

 映画『かもめ食堂』の撮影を終えた著者が、その後フィンランドを旅する様子をエッセイとして書いています。私は著者の魅力溢れる文体が好きです。クスッと笑える内容であると同時に、読了後はフィンランドへの好奇心をそそられました。
(関西学院大学 みんみん)
 

『仕掛学』
松村真宏/東洋経済新報社
本体1,500円+税

『izumi』159号の特集にもあった「ゲーミフィケーション」の考え方を学べる1冊です。体系立てて「仕掛け」について理解することができ、今までになかった学問だと感じました。読み終わる頃にはあなたも「仕掛け」を作りたくなること間違いなしの本です。
(慶應義塾大学 sprout )

『孤独のチカラ』
齋藤孝/新潮文庫
本体460円+税

 テレビなどで見る齋藤孝さんのイメージからは想像できないような齋藤さんの過去について深く知ることができます。1人で自分と向き合うことの大切さを感じました。
(東京外国語大学 じゃくりーぬ)
 

『十角館の殺人』
綾辻行人/講談社文庫
本体860円+税

 島に集った7人の学生。本土で調査する3人の探偵役。1年前の変死事件が、この10人を巻き込んで新たな惨劇を生み出す……。事件、トリック、真相に一切の容赦なし。衝撃的な一文に、誰もが言葉を失うだろう。
(慶應義塾大学 c.k)

『紙の動物園』
ケン・リュウ〈古沢嘉通=訳〉/ハヤカワ文庫
本体680円+税

 綺麗な言葉を紡ぐ人だと思いました。翻訳でこんなに胸を打たれるなら、原文で読んだらどれだけ心に響くことか……。そわそわしてしまいました。「紙の動物園」と「愛のアルゴリズム」が好きです。
(金沢大学 はる)
 

『少女不十分』
西尾維新/講談社ノベルス
本体840円+税

 私は疲れた時に西尾維新さんの作品を読みたくなる。本書も最近、急に読みたくなり図書館で借りた。西尾維新さんの作品は、受けとめて、受け入れてくれるから好きだ。生きてる実感を与えてくれる。
(奈良女子大学 玉鋼)

『キッチン』
よしもとばなな/角川文庫
本体400円+税

 月が出ている静かな夜に、散歩をしている感覚。夜は、そのままの私を受け入れてくれる。静かな悲しみの中の優しさ、そんな小説です。
(津田塾大学 カワウソの上にサカナ)
 

『羅生門』
芥川龍之介/各社より刊行

 大学の講義で取り上げられた。高校以来だったが、ナラトロジーの手法を講師が解説し、高校生の時とは違う読み方ができた。
(東京学芸大学 auユーザー)

『5』
佐藤正午/角川文庫
本体880円+税

 約600ページとはいえ冒険ものじゃなくて、いわゆる、そう、なんていうか、恋愛もの、と言っていいのかな、強いて言えば。この本は何の前情報もなしに読んでほしい。でもミステリーとも違う。何と言うか、そう、「物語」としか言いようがない、文学?的な。あ、ファンタジーでもないよ。
(法政大学 Ace Tea。)
 

『人間失格』
太宰治/各社より刊行

 大学生になった自分を見つめ直すきっかけとして、この本を読んだ。主人公が思うことに共感したり、こんな人間もいるんやと発見できたところが面白かった。
(滋賀大学 くう)

 映画 
『主戦場』
(2018年 アメリカ合衆国)

 歴史を忘れてしまったり、わざと見ないようにすることの罪を考えさせられました。私たちは歴史から学ばなくてはいけない、そのためにも歴史の犠牲になった人々へ、心からの追悼の意を捧げなくてはならないと思いました。
(東京外国語大学 ぽんたろう)
 

 映画 
『アラジン』
(2019年 アメリカ合衆国)

 実写版「アラジン」では、「ホール・ニュー・ワールド」はもちろんのこと、ヒロインのジャスミンのソロ曲もとてもおすすめです! アクションが多く、次はどうなるのかハラハラしつつも躍動感があり、楽しめました。映画のラストを見ると、もう一度冒頭のシーンを確認したくなります。アニメ版と比較しても楽しいかもしれません。
(宮城学院女子大学 mint )
 
 
※斜体の投稿者名は、ペンネームです。

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