大学生協PICK UP! 新書ベスト10
全国の大学生協450店舗の売上げデータより、新刊とロングセラーの新書の中から、４月に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間：2021年４月
アンデシュ・ハンセン＜久山葉子＝訳＞
『スマホ脳』
新潮新書／定価1,078円（税込） 購入はこちら ＞ スティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存——教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
斎藤幸平
『人新世の「資本論」』
集英社新書／定価1,122円（税込） 購入はこちら ＞ 人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」＝環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。危機解決策のヒントは、晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。
Ｄ・サダヴァ＜中村千春・石崎泰樹＝監訳・翻訳、小松佳代子＝訳＞
『カラー図解アメリカ版
新・大学生物学の教科書 第２巻』
ブルーバックス／定価2,200円（税込）購入はこちら ＞MIT、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書。完全改訂版が11年ぶりに登場。第２巻は、細胞の分裂と機能を司る遺伝子の構造と機能、それを研究する分子遺伝子について説明する。
吉見俊哉
『大学は何処へ 未来への設計』
岩波新書／定価990円（税込）購入はこちら ＞ パンデミックで窮状が白日の下に晒された日本の大学。襲いかかるオンライン化の奔流、不可避の人口減、疲弊する教員、逼迫する資金、低下する国際評価——。存続の危機の根本原因はどこにあるのか。本来の大学を追究し続けてきた著者が、「時間」をキー概念に提案する再生のための戦略とは。
Ｄ・サダヴァ＜中村千春・石崎泰樹＝監訳・翻訳、小松佳代子＝訳＞
『カラー図解アメリカ版
新・大学生物学の教科書 第３巻』
ブルーバックス／定価2,200円（税込）購入はこちら ＞ MIT、ハーバード大学、スタンフォード大学などアメリカの名門大学が採用する「世界基準」の教科書！ 第３巻は、細胞の代謝、遺伝子工学、発生と分化について概説する。
今井むつみ
『英語独習法』
岩波新書／定価968円（税込）購入はこちら ＞ 英語の達人をめざすなら、類義語との違い、構文や文脈、共起語などの知識に支えられた高い語彙力が不可欠だ。記憶や学習のしくみを考えれば、多読や多聴は語彙力向上には向かない。語彙全体をシステムとして考え、日本語と英語の違いを自分で探究するのが合理的な勉強法なのだ。オンラインのコーパスや辞書を利用する実践的方法を紹介。
青木栄一
『文部科学省』
中公新書／定価990円（税込）購入はこちら ＞ 文部科学省は2001年に文部省と科学技術庁が統合し、発足した。教育、学術、科学技術を中心に幅広い分野を担当する一方で「三流官庁」とも揶揄されるその実態とは？ さらに、ゆとり教育の断念、働きすぎの教員たち、大学入試改革の頓挫、学術研究の弱体化など続出する問題に迫る。
山本圭
『現代民主主義』
中公新書／定価946円（税込）購入はこちら ＞ 二〇世紀から現在にいたるまで、多様化していくデモクラシーの潮流を捉える。指導者、競争、市民参加、熟議・闘技、現代思想、ケアなど多様な論点を通して、民主主義の現在地とこれからを展望する。
蟹江憲史
『SDGs（持続可能な開発目標）』
中公新書／定価1,012円（税込）購入はこちら ＞ SDGs（持続可能な開発目標）は国連で採択された「未来のかたち」だ。健康と福祉、産業と技術革新、海の豊かさを守る等、経済・社会・環境にまたがる17の目標を2030年までに達成することを求めている。ポスト・コロナ時代に、企業・自治体、そして我々個人はどう行動すべきか、第一人者がSDGsの本質を解き明かす。
北村一真
『英語の読み方』
中公新書／定価902円（税込）購入はこちら ＞ ネット上で海外発の情報に接する機会が増えた昨今、英語を読む力の重要性はますます高まっている。本書では、ニュース記事や論文、SNS、小説など、幅広いタイプの英文の読み方を指南。論理的な読み解きのセオリーを解説する。
