大学生協PICK UP! 文庫年間ベスト10

全国の大学生協450店舗の売上げデータより、新刊とロングセラーの文庫の中から『読書のいずみ』が独自に選書。2021年に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2021年1月〜12月
 
  • 瀬尾まいこ
    『そして、バトンは渡された』
    文春文庫/定価814円(税込)購入はこちら > 幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれて育っていく。大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。

     
  • 外山滋比古
    『思考の整理学』
    ちくま文庫/定価572円(税込)購入はこちら >アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。大学生協、超ロングベストセラー。

     
  • ブレイディみかこ
    『ぼくはイエローでホワイトで、
    ちょっとブルー』

    新潮文庫/定価693円(税込)購入はこちら >優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
     
 
  • 辻村深月
    『かがみの孤城 上・下』
    ポプラ文庫/定価(各)858円(税込)購入はこちら > 居場所のない彼らが集められた理由。全てが明らかになる時、驚きと大きな感動に包まれる。本屋大賞受賞、堂々8冠のベストセラー。

     
  • マイケル・サンデル<鬼澤忍=訳>
    『これからの「正義」の話をしよう』
    ハヤカワ文庫/定価990円(税込)購入はこちら >経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。よりよい社会の姿とは? NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー。

     
  • 村田沙耶香
    『コンビニ人間』
    文春文庫/定価660円(税込) 購入はこちら >36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる─。「普通」とは何か? 現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
     
 
  • 東野圭吾
    『沈黙のパレード』
    文春文庫/定価891円(税込)購入はこちら > 静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。逮捕されたのは、23年前の少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺された──容疑者は女性を愛した普通の人々。彼らの“沈黙”に、天才物理学者・湯川が挑む!

     
  • ジャレド・ダイアモンド<倉骨彰=訳>
    『銃・病原菌・鉄 上巻』
    草思社文庫/定価990円(税込)購入はこちら >なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。

     
  • レイ・ブラッドベリ<伊藤典夫=訳>
    『華氏451度』
    ハヤカワ文庫/定価946円(税込)購入はこちら >華氏451度──この温度で書物の紙は引火し、そして燃える。451と刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で隠匿されていた書物を焼き尽くす男たち。モンターグも自らの仕事に誇りを持つ、そうした昇火士(ファイアマン)のひとりだった。だがある晩、風変わりな少女とであってから、彼の人生は劇的に変わってゆく……。
     
 
  • 森見登美彦
    『夜は短し歩けよ乙女』
    角川文庫/定価616円(税込)購入はこちら >黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。新時代のとびらを開く、恋愛ファンタジーの大傑作。
     

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