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大学生協PICK UP! 文庫年間ベスト10
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全国の大学生協450店舗の売上げデータより、新刊とロングセラーの文庫の中から、『読書のいずみ』が独自に選書。2022年に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2022年1月〜12月
外山滋比古
『思考の整理学』
ちくま文庫/定価572円(税込) アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。大学生協、超ロング・ベストセラー。
國分功一郎
『暇と退屈の倫理学』
新潮文庫/定価880円(税込)「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。
凪良ゆう
『流浪の月』
創元文芸文庫/定価814円(税込)愛ではない。けれどそばにいたい。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
森見登美彦・上田誠
『四畳半タイムマシンブルース』
角川文庫/定価704円(税込) 水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO! タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界は消滅の危機を迎える。そして、ひそかに想いを寄せる彼女がひた隠しにする秘密……。ヨーロッパ企画の上田誠と森見登美彦、互いの代表作がひとつになった、熱いコラボレーションが実現!
村田沙耶香
『コンビニ人間』
文春文庫/定価660円(税込)36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる
――
。「普通」とは何か? 現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
新海誠
『小説 すずめの戸締まり』
角川文庫/定価748円(税込) 九州の静かな港町で暮らす岩戸鈴芽。ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、扉を探しているという彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
ブレイディみかこ
『ぼくはイエローで
ホワイトで、ちょっとブルー』
新潮文庫/定価693円(税込) 優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
夏目漱石
『こころ』
新潮文庫/定価407円(税込)鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生” と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。
湊かなえ
『母性』
新潮文庫/定価693円(税込)女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも
――
。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。
村上春樹
『女のいない男たち』
文春文庫/定価748円(税込)6人の男たちは何を失い、何を残されたのか? 封印されていた記憶の数々を解くには、今しかない
――
見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。第94回アカデミー賞国際長編映画賞受賞作『ドライブ・マイ・カー』原作。
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